薬師寺に参詣する前、休ヶ岡八幡宮に参拝するのが作法だそうです。

 探訪エンターテイメント部門「大和国休ヶ岡八幡宮(奈良県)」を掲載しました。

駆足初詣で大和国薬師寺を目指していた時、参道の途中で薬師寺鎮守「休ヶ岡八幡宮」(やすがおかはちまんぐう)に立ち寄りました。休ヶ岡八幡宮の存在は知っていましたが、訪問対象とは考えておらず、偶然の産物ともいうべき参拝となりました。八幡三神像を拝観した訳でもなく、朱印をいただいた訳でもありません。奈良時代に生み出された「神仏習合」(しんぶつしゅうごう)という考え方に則って、寺院境内に設けられた神社を鎮守(ちんじゅ)といいます。薬師寺の諸仏を八幡神が守護しているのです。本来は中央の社殿に国宝の指定を受けている八幡三神が安置されていたのですが、現在は奈良国立博物館に寄託されているそうです。それでも静寂ながらも凜とした雰囲気が素敵でしたよ。手を合わせただけですが、心が穏やかになりました。

2022年01月24日