ともかく「裳」(も)の模様に注目ですっ。

 仏像エンターテイメント部門「烏倶婆誐童子(イSム「掌」300体限定 廃盤)」を掲載しました。

あぁ、連休が終わってしまいましたね。職場の管理職が愚策を振り翳して強要してくるので心のゆとりがありません。「ゆとり」の重要性がわからない者が何を言っても成果などあがる訳が無いのです。そう、〝遊んで〟いないと心がやさぐれてしまいます。さて、今回は童子とは言いながら表情からは子どもっぽさが感じられない、イスム様が昨年(2021年)に発売され、在庫は完売してしまった「烏倶婆誐童子」(うぐばがどうじ)のお話です。高野山金剛峯寺(こうやさんこんごうぶじ)が所蔵する八大童子ですが、イスム様のTanaCOCOROシリーズでは3体目の製作・販売でした。身体に纏っている各種の衣類ですが、特に下半身に巻かれている裳(も)の模様と形にご注目ください。緻密にここまで再現できていると、「仏像フィギュア」と括るレベルではないと感じてしまいます。本編記事の最後に、既に発売された八大童子のうち3体を並べました。矜羯羅童子の記事でも触れましたが、8体揃った時のバランスを考えていただきたいものです。・・・それはさて置き、『聖無動尊一字出生八大童子祕要法品』に烏倶婆誐童子は「戴五股冠、現暴悪相身如金色、右手執縛日曪、左手作拳印」と説かれています。この中で「身如金色」という表現があるのですが、高野山八大童子の烏倶婆誐童子の身体は茶褐色、イスム様「烏倶婆誐童子」も本物準拠になっています。そこで100体限定で「金色」の烏倶婆誐童子を製作・発売してみては如何でしょうかね?StandardサイズのLimitedは価格的にヘビー級ですからね。TanaCOCOROサイズのLimited版という新たな可能性って楽しいと思いません?

2022年05月08日