夏の高野山登拝時、初めて金剛三昧院に参詣したこともあり、雪景色の金剛三昧院を楽しもうと足を運んで参りました。
金剛峯寺の前で、高野山大学の手前の道を進んでいくと

この表示があります。
ここを右折すると

緩やかな坂道を上っていきます。

緩やかですが、歩き疲れていると地味に堪える上り坂です。
〝空気が変わる〟・・・訳ではありませんが、間もなく金剛三昧院なんだというのが解ります。

この突き当たり、右手側に

重要文化財に指定されている表門があります。
見えませんがね、上部に重要文化財の鐘が収められているいるそうです。
「昆張尊」(びちょうそん)の額が掲げられています。
「毘張尊」は、高野山を救った伝説の天狗のことを指しています。
今回は年末の参詣でしたが、受付を済まそうとしたら「拝観受付」は無人で、手書きの「無料」表示が貼ってありました。
建物内に立ち入ることができない状態でした。
この状態の帰還が何時までかは判りません。

国宝の多宝塔、雪化粧をしていましたよ。
こちらは後ほど、近寄ることとして、

「毘張杉」(びちょうすぎ)の異称を持つ「六本杉」です。
伝説の天狗「毘張尊」が降り立ったそうですよ。

立ち位置を変えて「六本杉」を観ています。
「毘張尊」は何処に降り立ったのだろうと思い、観察しましたが・・・判りませんでした。

「六本杉」は、注連縄が張られ、紙垂が差し込まれています。
樹齢が約500年と言われています。
6本それぞれが功徳を有しているそうですよ。

凄く気になるので、見上げて観察したのですよ。
この上に降り立つの・・・難しいでしょう・・・。
「河越御所」は天狗と仲が良いのですが、天狗を感じ取ることができませんでした。
天狗について調べて/学んで、「毘張尊」にアクセスしよう思います(笑)。
さぁ、国宝の多宝塔に近付いていきます。

靫が残っている高野山を登拝する機会は、今後あるか創造できませぬ。
そうした意味では、雪化粧している金剛三昧院の多宝塔を楽しむことは、とても貴重な経験でした。
画像では曇天に見えますが、この日の高野山は晴天だったのです。

日陰になっていますが、靫を纏った多宝塔です。
高野山で現存最古の建造物なのだそうです。
これまで何度、靫を纏ったことでしょうねっ。

「六本杉」に向かう階段の途中から、多宝塔を観ています。
多宝塔って、どっから観ても美しいですなぁ。

多宝塔の正面から見上げています。
屋根に積もった雪の照り返しでしょうか、二層の木組みが光って見えます。
さて、本尊が安置されている本堂に向かいましょう。





ガラス戸から堂内を除くのですが、残念ながら本尊・愛染明王のお姿がはっきりと見えません。
運慶作と伝わる、源頼朝等身大の念持仏なのだそうです。
株式会社MORITA様のイSムTanaCOCORO「愛染明王」で全貌は把握していますが、本物の姿をしっかりと肉眼で捉えたかったのにぃ。
まぁ、ネット上で本物の画像は閲覧が可能ですがね。

こちらはイメージですが、外から堂内を覗き込んでもシルエットさえ判りませんでした。
こりゃ、金剛三昧院の宿坊に泊まるしかありませんな。
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