「武装商店」様HPの2011年8/13紹介、問屋企画品「平清盛拵 小烏丸太刀(太刀鍔)」を見て、凸塗りを用いた特注を考えました。
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いつも赤系統で特注することが多いので、この時は青梨子地で用いられる青色を指定しました。ちなみに武装商店様は同時に赤色の試作をされています(2012年12/22紹介の試作品「試/薩摩七拾五 赤潤凸塗」)。
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仕上がりが此方です。
![<img src=”小烏丸.jpg” alt=”小烏丸”/>](img/image113.jpg)
![<img src=”小烏丸.jpg” alt=”小烏丸”/>](img/image114.jpg)
刀緒は赤色と古代紫色の2種類があり、納品時に店頭で選択できるとのことでした。現物を見た時のひらめきで古代紫色を装着してもらいました。
美術刀用の猿手に金鍍金があったということで太刀金具全てが金色になりました。銀色を指定していたと思いますが、格好良くまとまっていたので善しです。
![<img src=”小烏丸.jpg” alt=”小烏丸”/>](img/image115.jpg)
柄下地はプラ鮫で、目貫はありません。中央部分の柄巻が特殊なもの(絡み巻き)になっています。特注時にあまり意識していませんでしたが、気付き辛い何気な新仕様はWolcomeです。鞘に装着された金色の柏葉・太刀鐺は青凸塗と絶妙に調和がとれています。
![<img src=”小烏丸.jpg” alt=”小烏丸”/>](img/image117.jpg)
![<img src=”小烏丸.jpg” alt=”小烏丸”/>](img/image116.jpg)
小烏丸刀身ということで、通常よりも両刃部分を長めに指定し、両刃部分を全体の3分の2にしてもらいました。
美術刀の小烏丸刀身・両刃部分の比較ができるよう、説明を付したものを御覧下さい。下段が一般的な「3分の1」両刃です。中段が今回の特注「3分の2」両刃です。上段は以前紹介した「3分の3」両刃です。標準はだいたい全体の3分の1程度が両刃になるのですが、特注時に指定をすれば「おおよそ希望通り」にしてもらえます。ここで厳密さを要求してはなりません。「だいたい」で依頼するのが良いのです。
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美術刀・小烏丸刀身の両刃指定特注時のご参考にしていただければ幸いに存じます。
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