山城国浄瑠璃寺(京都府) その弐

2021(令和3)年末の駆足初詣で、岩船寺を後にして立ち寄ったのが浄瑠璃寺でした。
浄瑠璃寺を訪れたのはこれで3度目。前回は前年(2020)末で、2年連続の年末参詣です。前回(2020年末)の駐車場利用は我々を含め3組だけでしたが、今回(2021年末)は多かった様です。

 

バス用駐車場の利用はありませんでしたよ。

初めての参詣はバスだったので、ここから境内に向かっていったのですね。

 

駐車場から境内に向かうと、この様な案内表示があります。
門前の土産物屋「わらじや」様で、〝味のある吉祥天像〟を購入したいと考えていたのですが、年末は休業しているみたいですね。前回も閉まっていましたから。

左手の筵が立て掛けられているのが「わらじや」様。
次は季節を変え、〝味のある吉祥天像〟を連れ帰りますよ。

 

参道の右手側に建つ「名勝 史跡 浄瑠璃寺境内」の碑。

左手側には梵字が彫られた碑。
てっぺんが崩れていますね。歴史を感じる部分です。

遙か向こう側に山門が見えています。
季節が違えば、この風景もかなり印象が変わる様ですよ。

右手に鮮やかに赤い「南天」たちが。
「南天」は中国では「南天燭」(なんてんしょく)と呼ばれ、真っ赤な実を付けること、そして「なんてん」が〝難を転ずる〟と考えられて古くからの縁起物として扱われるようになり、厄除け・魔除けの植物として栽培されているのだそうです。
確かに、頻繁に寺社を巡る様になると、彼方此方で南天を見かけることが多いことに気付かされます。

いよいよ本格的な参道に入ります。

右手側には、先ほどよりも年季が入った「名勝 史跡 浄瑠璃寺境内」の碑が。

前回の参詣でも撮影していますが、植物の状態に微妙な違いが見受けられます。

ちょいとばかり目線を変えて、参道を見ています。
次の参詣では、どんな姿の参道を目にするのでしょうか、とても楽しみです。

左手に見える山並みが綺麗ですね。因みに上から見ると、浄瑠璃寺の境内はこんな感じ。

岩船寺から山道の坂を下って、浄瑠璃寺の駐車場に入りました。
ホント、森の中を彷徨っている気持ちでした。正直、迷子になってしまった感じ。
よくもまぁ、この場所を切り拓いて・・・建てましたなぁ。

山門の様子です。
前回と異なるのは、山門の柱の根元に葉牡丹(はぼたん)が据えられていることでした。

画像では判り辛いのですが、良き天候に恵まれて陽射しが程良い状態でした。

浄瑠璃寺
〒619-1135
京都府木津川市加茂町西小札場40

地蔵の横っちょに葉牡丹。
江戸時代から栽培されている古典園芸植物のひとつなのだそうですよ。

鐘楼の様子です。

 

1年ぶりだね、三重塔っ。

 

宝池(ほうち)の反対側から、国宝・三重塔の全体像を撮りました。
華奢でありながらも優美な姿ですな。

 

勿論、ググッと接近しても三重塔の姿を撮影しましたよ。
近くで下から見上げると、三重塔の印象もだいぶ変わりますね。

 

初層の前には薬壺型(やっこがた)の特別限定「金紙薬宝印」の案内が設置されていました。

 

コロナ禍の影響により、授与期間が1年延長されています。

 

開扉(公開)はされていませんが、三重塔の初層内には重要文化財に指定されている秘仏「薬師如来」が安置されているのですよ。

こちらは2021(令和3)年12月22日にイSム様より発売された浄瑠璃寺モデル「薬師如来坐像」(限定100体)の画像です。現・浄瑠璃寺〝東の本尊〟がモデルで、台座の古美感(ふるびかん)が見事です。
本物は、現在三重塔に安置されていますが、浄瑠璃寺草創時の本尊と考えられています。

 

今回は、国宝・三重塔をしっかりと大きめの画像で掲載しています。
迫力を感じていただけましたでしょうか。

 

「此岸」(しがん)の三重塔から「彼岸」(ひがん)の本堂を見ています。ここから、本堂へと向かって移動していきます。

三重塔の階段を降りながら、〝此岸・彼岸の境界〟である宝池越しに本堂の姿を見ています。日が差しています。これがまた、いい雰囲気なのですよ。

宝池を左回りで、本堂に向かって行きます。
三重塔の階段の途中から、本堂を見ています。ほんのちょっと位置を変えただけで、本堂の表情が違っていくのですよ。これもまた楽しい。

立ち位置がどうだったかは失念してしまいましたが、先ほどの画像とは違う構図になっています。

発掘成果に基づいて州浜や中島が復元されているのだそうです。
初めて浄瑠璃寺を訪れた時、あまり記憶が定かではありませんが、池周辺の整備(復元)はされてなかった様です。
阿弥陀如来がおわします西方浄土を臨んでいます。

通路をまわり込み、木の幹・枝の合間から本堂を見ています。
宝池に本堂の屋根と青空が映っていますね。

中島の朱色に塗られた祠、宝池に反射した青空、本堂の背後にある木々の緑。
一見地味ですが、色合いは華やかな画像です。

 

あと、もうちょいで本堂の横っちょ・・・の手前です。
平安時代の上級貴族は邸宅・寝殿(しんでん)の前に造られた池に船を浮かべて遊んでいたようです。各地の浄土式庭園では船遊びの様子がイメージできる様、船を浮かべている演出がなされていますが、雨ざらしのために・・・結果、沈んでしまいます。
大丈夫、山城国浄瑠璃寺に限ったことではありません。浄土式庭園では、よく見る光景なのです。

あともうちょいで西方浄土ですよ。さっきまで居た東方浄土が暗くなってますがな。

 

はい、西方浄土のエリアに到達しましたよ。

反対側にある受付で拝観料を納めると、本堂後方の外縁(廊下)を進み、手前右側に見える障子戸を開けて本堂の中に入ります。

立ち入ることはできませんが、本堂表側(外縁)を歩いてみたいですなぁ。

障子戸は閉まっていますが、板扉は開けられています。
これで本堂内部に自然光が入っていくのです。西方浄土にも光が差してきましたよ。

 

前回も目が合った獅子の飾り瓦。拡大して撮影しましたよ。

角度を変えて獅子の表情を見ています。青空を背景としたコミカルな顔をした獅子の姿。

更に角度を変えて見ています。太陽に向かってガオーッ。

 

本堂正面の中央に「向拝」(こうはい)がありますが、こちらは江戸時代末期に取り付けられたのだそうです。
蟇股(かえるまた)に梵字が彫られていますな。今回、初めて気付きました。

虹梁(こうりょう)に彫刻が施されているっ。

反対側にも彫りがあります。何かしらのストーリーが表現されているのでしょうな。

 

西方浄土(本堂)を向かって右手から見ています。
なかなか横長な建物でございます。

強めの日が差してきました。
受付を済ませ、いよいよ本堂内に向かいます。

 

受付を済ませると、履き物を脱いで、本堂後方の外縁(廊下)を進んで堂内入口に向かいます。

外縁の右手側(本堂後方)には、様々な草木が生い茂っています。
季節を変えて訪れれば、これもまた鮮やかな顔を見せてくれるのでしょうな。

外縁(廊下)を歩み進んで、角っこで振り返ってみました。
浄瑠璃寺本堂の後ろ側って、こんな感じになっているのです。

方向転換して、堂内入口に向かいます。
向こう側に宝池が見えています。

 

本堂内は写真撮影禁止となっていますので、受付時にいただくパンフレットより、九体阿弥陀仏が並ぶ壮観な写真を引用させていただきました。

中尊・阿弥陀如来坐像が修理からお帰りになり、中央にドーンとおわします。
・・・でも今度は小さい阿弥陀如来2体が修理・修復の旅に出ておられました。
この2体、修理・修復が完了した後に奈良と東京で展覧会出展の予定が入っているそうです。そのため、浄瑠璃寺本堂に九体阿弥陀仏が勢揃いするのは2024(令和6)年の予定といいます。それまで何度も参詣しますよ。

本堂の入口は、この画像の左手側になります。
それほど広くない通路を画像の手前側まで進むようになっています。
一番手前の阿弥陀さんの前あたりからグッズ売り場が設置されています。
この画像の目線の背中がグッズ販売の会計所になっています。
あまり目立たないので、多くの観光客の皆様はお気づきにならないでしょうが、一番右端の阿弥陀さんの横の台に括られたメモ用紙が置かれています。これは一口1000円からの修繕費用の寄進申し込み用紙です。一口寄進するごとに「中尊・阿弥陀如来」もしくはこのパンフレットにある斜めから見た「九体阿弥陀如来」の大きい写真をいただくことができます。2種類の写真が欲しい場合は二口の寄進をすれば良いことになります。
山城国浄瑠璃寺は大切な寺院と認識しておりますので、前回も今回も複数口の寄進をしてきました。グッズの会計に加えての寄進に、おばちゃん(お寺の方)が「本当に有り難うございます」と、御丁寧に感謝のお言葉をくださいました。こちらも「いえいえ、こちらこそ有り難うございました」と応えています。横で見ている一般観光客からすれば〝なんのこっちゃ?〟という場面だったでしょう。見た感じ、寄進するような容姿をしておりませんのでねっ。これからも浄瑠璃寺を参詣したら複数口の寄進を続けていきますよ。

 

本堂を出てから、宝池を愛でてみました。

日が差してきたところ、池の中島を撮りました。
向こう側から石橋の様子を撮るのを失念しました。また次回の参詣で撮りますよ。

中島を、角度を変えて撮りました。

東方浄土から出っ張っている復元州浜の様子です。

 

西方浄土(本堂)から東方浄土(三重塔)を見ています。
三重塔が木陰で見え難いですな。ということで、ちょっと左側に移動します。

おっ、三重塔の姿がしっかり見えてきました。日も差してきました。寄進した結果でしょうかね。

 

西方浄土の灯籠から、三重塔を覗いてみました。
しまった、東方浄土の灯籠から本堂を覗くことをしないで帰還してしまいました。
これもまた次回の参詣で撮影しますよ。

 

浄瑠璃寺を後にしようとすると、天照大神の恵みが強く差し込んできました。
浄瑠璃寺境内ですから大日如来の恵みとした方がよろしいのでしょうかね。
天候に恵まれて、とても気持ちの良い参詣となりました。

 

 

今回、売店で購入したグッズは「手づくり土鈴」です。

前回の土鈴よりも、ちょっと大きめの物です。
箱から中身を取り出すと・・・

・・・鬼瓦土鈴(おにがわらどれい)です。
目がギロッとして、牙もむいています。おっかない表情ですよ。

眉間に「十字羯磨」(じゅうじかつま)が表現されています。

見た感じ、厳ついですな。

背面には「浄瑠璃寺」の文字が彫り込まれています。

 

右が前回(2020年末)に購入した「宝珠土鈴」、左が今回(2021年末)に購入した「鬼瓦土鈴」です。
次回は何を購入しようか(絵葉書は除く)、楽しみです。

 

 

 

 

 

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