こちらの記事は今夏、葉月のうちで大和国を訪れた際のものとなります。
前回は室生寺から徒歩で向かいましたのでね、精神的に弱っていた参拝でした。
ですからこの時は車で室生龍穴神社に向かい、心身共に余力を残していました。
室生寺にも立ち寄りましたが、奥之院までの登拝は控えました。だって室生龍穴神社の先の「吉祥龍穴」への登拝を予定していましたからね。
写真は撮っていませんが、室生龍穴神社に到着したところ、入口前に既に10台程が駐車していました、致し方ありませんのでね、ギリギリな場所に駐車して境内に立ち入ろうとしたのですが、混雑していることも予想できたので手前の「神木」周辺に注目してみました。
こんなに立派な「神木」が御座しますの。
こちらの「神木」の周辺を巡回してみました。ちょいと距離をとって見てみると、
無理矢理かも知れませんが、ドラゴンが巻き付いている感じが・・・。
寄って見ると・・・ありゃ、判らん様になってしまいましたよ。
この「神木」の周辺は開けているので観察すると、
この様な表示がありました。
確認はしていませんがGoogleマップでは、ここから奥宮(吉祥龍穴)に行けると判断できるみたいですね。確かに室生龍穴神社・社殿の奥に向かって行くので〝奥宮に行ける〟と思っちゃう人が居る様です。でも〝道なき道を行く〟ことで怪我をしたり、最悪遭難という危険性もあります。
表示の中にしっかりと「県道を左折」と案内がありますので、この案内通りに向かうのがよろしいのですよ。
川の流れを遡って奥宮(吉祥龍穴)を目指そうとするのでしょうが、ここから登っていくと危険ということもあるでしょうが、明らかに「神域を侵す」ことになりそうです。
チラリと赤味が見えますが、これが室生龍穴神社・社殿ですのでね。〝立入禁止〟に踏み入るかたちになりますよ。
「神域を侵す」ことは当然ですが利益も何もありませんよ。〝近道〟と考える方も居るのでしょうが、止めましょうね。
こうして、境内から参拝客の数が減ることを期待したのですが、まったく停まった車の数は変わらず。〝今回はこの状況で〟の参拝だと心境を整え、境内へと向かいます。
道路を渡って、鳥居の正面から見ています。
入口階段にちょっと掛かる様に外車が停まっています。先入観なのでしょうが・・・ねぇ。
視点をあげて、
車や人影が映らぬ様にしてみました。
チラリと映ってはいますが、室生龍穴神社の雰囲気は伝わってくる画像にはなりました。
2本の神木が〝天然の鳥居〟の様になっています。
幾星霜を経た、神気を纏っている鳥居です。
新しければ、綺麗であれば良いものではありません。
こうして苔が生し、所々が変色し、色々と付着していますが、素晴らしい鳥居ですよ。
善き佇まいですなぁ。
手水所に居るドラゴンです。
「龍」を祀っていますからね、どうしても湿気多めになってしまいますが、金属製であるにもかかわらず生々しさがあります。先の参拝客が顔に水をかけたのでしょうかね。とても暑かった日でしたから。
境内をウロウロし、タイミングを見計らいます。
社務所が開いているのは極めてレアなのだそうです。
神事・祭礼の時には開いているのでしょうが、駐車場がありませんので混雑しそうですな。
タイミングが合わないので、徘徊は続きます。
でも、徘徊していたことで
「連理の杉」のところにピン・ポイントで〝天照大神の恵み〟が差し込んでいます。
偶然とは言え、こんなに見事に光が差し込むことってあります?
コレ、ライトの光じゃなく自然光なのですよ。位置もピッタリと真ん中にきています。
ほらっ、画像加工ではないのです。
100%ではありませんが天照大神は頼み事・願い事を聞き入れてくれますからね。
この時は「大和国に遊びに行くので、晴天をお願いします。」でしたが、余りにも強い日照りで弱ってしまい、「こんなに強い陽射しでなくて良いのです。もうちょと弱くしてください。」と頼んで曇りにしていただいたのです(大和国法隆寺でお願いし、山城国浄瑠璃寺で曇りでした)。
人がいっぱい居た拝殿周辺ではなく、この「連理の杉」で〝この光景〟を目の当たりにしたのでご機嫌な気分になりましたよ。
「連理の杉」の〝連なっている〟ところと注連縄です。
この「連理の杉」の前に立っている間(そんなに長くない)、ずっと天照大神からの陽射しが当たっていました。善哉善哉。
拝殿前に控えて居る狛犬(阿・吽)です。
画像を小さくしてしまいましたが、迫力のある表情をしています。
拝殿は開いていました。
善女龍王をイメージした衣装を纏った女性が私服の若者たちを拝殿に迎え入れ、儀式みたいなことをしていました。祈禱なのでしょうかね?
観光客の皆さんが野次馬的に見学していましたよ。
悪気は無いのですよ。他人の願い事に余り興味が無いのでズンズン本殿の方へ向かいました。
観光客が居ない訳ではありません。
お互いに言葉は交わさずとも、誰かが下がったら次の人が階段を上がり写真撮影をして下がる、また誰かが上がる・・・ということが静々と繰り返されます。
この画像には写っていませんが、監視カメラがこちらを見ていました。
不届きな族が禁足地に立ち入っているのでしょう。本殿の近くで祈願すると願いが叶うとでも思っているのでしょう。神仏は〝距離〟をそれ程〝気にしていません〟のでね。逆に禁足地を侵した事で〝逆鱗に触れる〟可能性が高まります。気を付けねばなりませぬ。
室生龍穴神社の境内は〝水っぽい〟ですからね。
苔むした狛犬も、これまた風流な姿でしたよ。
柵を乗り越えずに、可能な範囲で本殿の様子を撮影しました。
こちら、大和国春日大社「若宮社」造替の古社殿を譲り受けて移築されたものといいます。
春日大社による大和国内の社寺統制策の遺産ですね。善き神威を湛えています。
移動可能な範囲で室生龍穴神社・本殿の姿を愛でています。
なかなか奥行きのある、参道・社殿となっています。
この後、徒歩にて奥宮(吉祥龍穴)に向かいました。
それは、また別の更新で紹介致しますね。
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