此方の改造に関しては「武装商店」様HPで2008年8/31に紹介されています。
武装商店様企画品「八咫烏」は2006年5/27紹介で初登場となりました。刀身は幅広樋入りの小烏丸刀身(切先諸刃造)です。各所金具は燻し銀、鞘金具は責金が柏葉となっています。鞘塗は黒石目、鍔は鬼喰出鍔を装着しています。
改造をお願いした「八咫烏」は、左側の下緒が黄色、目貫が鳳凰になった物です(画像は「武装商店」様HPより)。
先に紹介した「黒鴉」と同時に、柄巻・目貫の変更をお願いしました。
名称の「八咫烏」に因み、目貫はすぐに鳳凰図に決定しました。
初めての改造依頼でしたので、目貫と柄巻を革巻に変更することしかできませんでした。
現在であるならば彼処も此処も・・・と原型を留めない程の改造をしてしまうかも知れませんが〝最初の改造〟を施した想い出の二振となっています。
燻し銀となっている各金具が、それぞれの箇所で渋く重い輝きを放ち、厳つさが主張されています。刀身は黒鴉と同じく二本樋の入った幅広の小烏丸です。
鞘を払えば同じ刀身ですが、鞘に収めていると似ているものの細部は異なっています。これを同じ物と見るか、それとも個性を認識して別物と判断するかは感性によるでしょう。
当家では明確な別物と認識して楽しんでおります。
改造した柄周辺です。黒牛本革の柄巻にしてもらいました。
「八咫烏」の名称に因み、金色の鳳凰図を選択しました。柄頭・鍔・鞘金具が燻し銀で独特の輝きを放っているのに対し、金色の鳳凰が華やかな輝きを持っています。
鞘側から見た鬼喰出鍔と柄成りの様子です。
鬼喰出鍔のゴツゴツ感が、姿形が似ている黒鴉との区別ができるポイントです。
購入してから刀掛けに放置していたため、燻し銀金具が少々黒っぽく変色しています。本来はもっと明るく輝いていました。これも味わいと受け止めています。
鞘の責金は柏葉で、石突金物と同じく味わいのあるアクセントになっています。
上段が八咫烏、下段が黒鴉の抜き身です。姉妹品というだけあって、細部に違いはありますが一見、同じように見えます。ある程度の制限はありますが、居合刀は拵えや刃文の組み合わせで、この様な遊びを満喫することができます。
当サイト内のすべてのコンテンツについて、その全部または一部を許可なく複製・転載・商業利用することを禁じます。
All contents copyright (C)2020-2024 KAWAGOE Imperial Palace Entertainment Institute / allrights reserved