2020.4.22 十二神将のリーダー。
仏像エンターテイメイント部門「宮毘羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。
イSム十二神将のうち新薬師寺では「宮毘羅」(くびら)、国指定名だと「招杜羅」(しょうとら)とされる、イSム宮毘羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約164㎝、干支では「亥」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は黄色で、真言は「オン クビラ ソワカ」です。
宮毘羅は水神、釈迦が『無量寿経』『法華経』を説いたとされるインドの霊鷲山(りょうじゅせん)の鬼神(神霊の意)、そして薬師如来十二神将の筆頭だそうです。
日本では神仏習合の思想のうち、平安時代に浸透した仏教側の視点「本地垂迹」(ほんじすいじゃく)では、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)と習合して「金毘羅」(こんぴら)として海上の守護神としても信仰されています。