2021.8.17 掌・吉祥天、細密現存仕様は未だ連れ帰ることができますよ。
仏像エンターテイメイント部門「吉祥天(イSム「掌」 細密現存仕様 200体数量限定)」を掲載しました。
前日に続き、連れ帰った掌・吉祥天の細密現存仕様のお話です。同時に2パターン(復元極彩色/細密現存仕様)を発売するということは、2種類を同時進行で制作することになりますし大変なことと存じます。いつもは像の出来具合を称賛する内容で記事をまとめることが多いのですが、・・・今回の吉祥天は2種共に同箇所の塗りが「雑」であったことを指摘することになってしまいました。TanaCOCOROサイズであっても素晴らしい造形と塗りが施されているのですが、目立たない場所の同箇所で複数の「はみだし」等が目に付くのは、もはや該当箇所の彩色担当者の問題ではないでしょうか?商品化の決定から発売までの期間に余裕を持たせるか、彩色担当の方の技術および意識向上に力点を入れられるか・・・。余計なことかもしれませんが、今後も末永くインテリア仏像を楽しんでいきたいので苦言を呈してしまいました。この文章を読まれた皆様には誤解をしないでいただきたいです。本編にも述べている様に2種類の吉祥天はどちらも美しく、そして素晴らしい商品でしたよ。モデルを所蔵している京都・浄瑠璃寺をまた訪れたくなる魅力を有した像だと感じています。