やっと「御所車御膳」をいただきました。

上洛してきましたよ。
今回は「御所」を訪れてきました。
参内・昇殿はしませんでした。
時期的にも、スケジュール的にも予定していませんでしたからね。

因みに、単に「御所」というのは、いわゆる〝京都御所〟のことを指しています。
単に「神宮」というのが正式名称で、一般的には〝伊勢神宮〟って呼ばれているのと同じことです。
現在の京都御所の建造物は、江戸時代後期のものと謂われております。
桓武天皇(山部親王)の平安京内裏は別の場所で、もっと大規模でしたがね。
「河越御所」は桓武天皇・嵯峨天皇を主君と仰いでおりますので(笑)。

それは扨措き、「京都御苑」を通過してきました。

昔と違って、当日の参内(現在は参観といいます)受付となっていますのでね。
参観希望者が多うございましたよ。
まぁ、外国人の多いこと。
この光景、孝明天皇が叡覧したら・・・(笑)。

さて、「京都御苑」内の「中立売休憩所」へ直行しました。
ここで、早めの昼食をとるためでした。

京都御苑 中立売休憩所
レストラン 檜垣茶寮
 〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3
 Tel:075-223-2550
 Fax:075-223-2555

「レストラン檜垣茶寮」様を目指したのは

 「御所車御膳」 ¥1,800(税込)
を食するためでした。
これまで在京時、昼飯時に「御所」内に居ることはありませんでした。
だって朝から夕方まで各所を巡っていましたからね。

今回は、時間の制約がある中で調整をしながら11:30頃を目途として「レストラン檜垣茶寮」様に到着しました。
自画自賛ですが(笑)、見事なスケジュール調整術っ!

「御所車御膳」の構成は、
 ・御所車1段目:本日の京のおばんざい
 ・御所車2段目:主菜(以下の一品のいずれか)
          季節の魚料理
          蒸し京地鶏の黒七味風味
          和牛すきやき重 米麹糖蜜仕立て
          旬の京野菜天ぷら
ですが、今回の主菜は「和牛すきやき重 米麹糖蜜仕立て」でした。

牛車を象った器の御膳で牛肉とは、何たる残酷な・・・ということは置いといて美味でございましたよ。
入洛・在京時に、曜日を替えて複数回訪れれば4種類の主菜を堪能できることでしょう。
「御所車御膳」以外にも素敵な献立がございますのでね、「レストラン檜垣茶寮」様を訪れる楽しみは広がります。

「お番菜」(おかず)は、この様なものでした。

小さいですが、鴨肉や京野菜を楽しむことができました。
柿を象った餅が、甘く美味しゅうございましたよ。
少量であることが、古(いにしえ)の公家たちの食生活を彷彿させるのです。

吸い物は、この様な感じです。

内側が金色で彩られた椀。
同じ様な椀、探してみようかと思っちゃいました。

蓋を除いて、「御所車御膳」の全貌を撮影しました。

〝腹いっぱい〟になる訳ではありませんが、「京都御所」の近くで、雅な雰囲気に包まれながら食すという遊びは堪りませんでした(笑)。

全て、おいしゅういただきましたよ。
「京湯葉丼」を追加で頼もうとしたのですが、価格上昇していたので中止となりました。

皆様も〝優雅な昼食〟を京都御苑「レストラン檜垣茶寮」でお楽しみくださいな。
大混雑しますがね(笑)。

2024年11月02日