活動の覚書(ブログ)一覧

東大寺戒壇院モデル「多聞天」は仏塔と宝棒を手にしています。

 仏像エンターテイメイント部門「多聞天(イSム「掌」合計50セット数量限定生産/ナイトグロウ仕様)」を掲載しました。

2021(令和3)年7月に受注生産・発売された、イSム掌の「ナイトグロウ仕様」四天王のうち、北を守護する多聞天のお話です。暗闇で光を発するため、蓄光塗料を身にまとっているので〝白っぽい〟姿をしています。闇の中で妖しく光るナイトグロウを存分に楽しもうとしたのですが、通常電灯の光のもとではイスム様公式HPの如き鮮やかなエメラルド・グリーンの画像を撮影することができませんでした。肉眼ではついついニヤけてしまう程に綺麗な翡翠(ひすい)色の姿を確認できるのですけれどね。公式HPの様な画像を撮るためには、もっと強い光を当てて消灯しなければならないのでしょう。何だかんだ言いながらもナイトグロウを楽しんでいます。蓄光塗料には各種の色がありますが、他の色でのナイトグロウ仕様を発売されるとキリがありません。ホント、もうナイトグロウは終わりにしてくださいね。

2021年10月17日

東大寺戒壇院モデル「増長天」は三叉戟(三つ叉の槍)を手にしています。

 仏像エンターテイメイント部門「増長天(イSム「掌」合計50セット数量限定生産/ナイトグロウ仕様)」を掲載しました。

2021(令和3)年7月に受注生産・発売された、イSム掌の「ナイトグロウ仕様」四天王のうち、南を守護する増長天のお話です。暗闇で光を発するため、蓄光塗料を身にまとっているので〝白っぽい〟姿をしています。全体像を踏まえて〝小顔〟化したことにより、増長天の表情が独得になっています。観察も3体目になると、前の2体を比較の対象として共通点・相違点が見えてきます。今回のナイトグロウ仕様の四天王に関しては一切、図録・書籍などで調べたりせず、見たままの印象を文章化しています。別ヴァージョンの四天王を取り扱う際には、しっかりと専門家の見解・指摘を踏まえて観察しますね。

2021年10月16日

東大寺戒壇院モデル「広目天」は巻物と筆を手にしています。

 仏像エンターテイメイント部門「広目天(イSム「掌」合計50セット数量限定生産/ナイトグロウ仕様)」を掲載しました。

2021(令和3)年7月に受注生産・発売された、イSム掌の「ナイトグロウ仕様」四天王のうち、西を守護する広目天のお話です。暗闇で光を発するため、蓄光塗料を身にまとっているので〝白っぽい〟姿をしています。先に観た時国天と比較すると、甲冑の形態に違いを見出すことができます。武器(直刀)を持つ時国天と、筆記具(巻物・筆)を持つ広目天ですから、像の性格による違いですよね。また邪鬼の踏み方ですが、時国天は〝踏み躙っている〟拷問状態でしたが、広目天に踏まれている邪鬼は抵抗することを諦め(もしくは抵抗できない)観念しているかの様な表情です。四天王の武装・持物と邪鬼の踏み方にどの様な意味があるのか。当御所に居る四天王はナイトグロウ仕様だけではないので、別の四天王シリーズの際に比較してみようと考えております。

2021年10月15日

東大寺戒壇院モデル「時国天」は直刀を手にしています。

 仏像エンターテイメイント部門「持国天(イSム「掌」合計50セット数量限定生産/ナイトグロウ仕様)」を掲載しました。

2021(令和3)年7月に受注生産・発売された、イSム掌の「ナイトグロウ仕様」四天王のうち、東を守護する時国天のお話です。暗闇で光を発するため、蓄光塗料を身にまとっているので〝白っぽい〟姿をしています。通常彩色の上に蓄光塗料を重ねているのだといいます。この蓄光塗料のザラザラ質感が、また味わいがあると感じました。あと、これは掌・四天王(リアル仏像・四天王)にも共通するのですが、邪鬼の踏み方がえげつない。まさに拷問そのものです。本物の東大寺戒壇院・時国天は顔が丸く膨よかですが、イSム掌の時国天は面長・頬と顎がスリムにデフォルメされているので、とてもカッコいいですよ。

2021年10月14日

新たな試み「Night Glow」は、なかなか楽しいです。

 仏像エンターテイメイント部門「四天王(イSム「掌」合計50セット数量限定生産/ナイトグロウ仕様)」を掲載しました。

「十二神将」と共に人気の「四天王」の第3弾は「通常仕様」と「ナイトグロウ仕様」の2種、合計50セット限定という縛りがある発売でした。後日改めて触れますが、「通常仕様」は従来の四天王よりも赤味(オレンジ色)の強い彩色でした。「ナイトグロウ仕様」は蓄光塗料で仕上げた、素敵な初めてのチャレンジでした。悩みに悩んだ末、暗闇の中でエメラルド・グリーンに妖しく光る四天王を迎えることにしました。通常照明の光をためて撮影したのですが、イSム様公式HPの様な鮮やかな緑にはなりませんでした。でも肉眼では翡翠(ひすい)色の四天王が光を発していました。因みにイSム様、もう「ナイトグロウ」は終わりにしてくださいねっ。

2021年10月13日

方広寺鐘楼の天井画から、迦陵頻伽の繋りです。

 仏像エンターテイメイント部門「迦陵頻伽 笛/笙(イSム「掌」)」を掲載しました。

先の更新で京都方広寺の鐘楼の天井画で楽しそうな迦陵頻伽(かりょうびんが)のお話をしました。その流れで、イSム様が発売されている「迦陵頻伽 笛/笙」が〝自分たちを記事にしてくれ〟というので、2体のお話をすることにしました。東京国立博物館所蔵の文殊菩薩騎獅像の光背に備わっている迦陵頻伽を、イSム様が独立させて製品化した物です。彩色がデフォルメされていますが、それが美しい姿になっています。残念ながら2020(令和2)年12月に在庫限りで販売終了となってしまうアナウンスが発表されています。未だ在庫はある様ですので、笛を吹く童子・笙を吹く童子を迎えたいと思われた方は、是非とも在庫のあるうちに迎えにいかれるのがよろしいかと存じます。

2021年10月12日

豊臣家の栄枯盛衰をたどる‐京都東山編‐。

 探訪エンターテイメイント部門「山城国豊国神社‐方広寺・耳塚を含む‐(京都府)」を掲載しました。

緊急事態宣言等は解除されましたが、現実的に彼方此方に遊びに行くことができません。以前まとめて途中だった記事をアップしています。2020年末に行った駆足初詣の時に訪れた京都国立博物館のあと、そのまま〝繋がっている〟豊国神社・方広寺等に足を延ばしました。何度も訪れているのですが、この時に印象深かったのが方広寺鐘楼の天井画でした。伏見城化粧室の天井画を移したものといいます。退色・剥落はあるものの「迦陵頻伽」(かりょうびんが)たちが笛を吹いたり鼓を鳴らしたりととても楽しそうにしているのですよ。政争と災害によって不運に見舞われた方広寺と、滅亡へと追い込まれてしまった豊臣氏の悲哀を和らげるかの様に。

2021年10月06日

龍(ドラゴン)に逢えませんでした。龍穴にも行けませんでした。

 探訪エンターテイメイント部門「大和国室生龍穴神社(奈良県)」を掲載しました。

先の更新と同様に、2019(平成31)年春に訪れた大和国室生龍穴神社(むろうりゅうけつじんじゃ)のお話です。公共交通機関を利用しての移動でしたので、参拝時間に限りがありました。画像の様に入口から覗き見しただけでビンビンに伝わる「神気」。とは言いながらも瑞祥を見たり感じたりした訳ではありません。でも本殿に向かう途中で境内中でも雰囲気が変わった様に感じました。また、龍穴神社の奥宮に参拝したいと考えていたのですが、次回の楽しみとなってしまいました。現時点(2021年)では、奥宮への道が危険であるということで通行止めとなっているようです。通行止め解除が龍(ドラゴン)からの参拝O.K.の合図ということで、今はその時を待っています。

2021年10月05日

初拝観で、五尊像の勢揃い状態を拝むのは最後になってしまいました。

 探訪エンターテイメイント部門「大和国室生寺(奈良県)」を掲載しました。

特別彩色でしたが室生寺モデル十一面観音の話をしたので、今回は2019(平成31)年春に訪れた大和国室生寺(むろうじ)のお話をしましょう。寺宝の維持・管理のため、室生寺様は2020(令和2)年に寶物殿を開館されました。金堂内須弥壇では十一面観音立像〈国宝〉・文殊菩薩立像〈重要文化財〉・釈迦如来立像〈国宝〉・薬師如来立像〈重要文化財〉と十二神将〈重要文化財〉が勢揃いした壮観な眺めを堪能することができていたのですが、2019(平成31)年春を最後にこの形態の拝観が終了してしまいました。知らずに参詣し、奇しくも金堂内〝最後の拝観〟をすることができました。あの〝活きている〟かの様な十一面観音からいただいた縁(えにし)と受け止め、喜んでいました。龍を封印したという宝瓶(ほうひん)を載せる五重塔、息切れしながら登った奥之院と魅力満載の「女人高野」室生寺。状況が安定したら再び奥之院は勿論、寶物殿の十一面観音にも挨拶しに訪れようと考えております。

2021年10月03日

ポリストーン製なのに驚愕の〝布の透け感〟。

 仏像エンターテイメイント部門「十一面観音立像 2021 Limited(イSム Standard 期間限定 完全受注生産)」を掲載しました。

気付いたら神無月が始まってしまいました。新暦・旧暦という問題がありますので油断すること無く、約2箇月にわたる〝神の留守番〟状態を闘い抜く所存にございます。さて、今回はイスム様「Limited」シリーズの2021年版、大和国室生寺モデルの十一面観音をベースにした篁千礼氏による特別極彩色ヴァージョンのお話です。Limited版としては従来のものの中で最多の注文数が寄せられたということで、当家がこの十一面観音を迎えたのは葉月末でした。この十一面観音は着衣を「本朱に金を浮かせる」という彩色技術により〝布の軽やかさ・柔らかさ・透け感〟が見事に表現されています。瓔珞を始めとする金箔を施した装身具も、後補ですが光背の華やかな唐草文様等も相俟って〝無敵の観音像〟として仕上げられております。通常版は未だ購入していないのですが、いずれ迎えたら比較してみますね。

2021年10月01日

サクッとしたホワイト・チョコレートですが甘くないのです。

陸奥国から土産が届きましたよっと。
「サクッとかもめの玉子」です。

外箱はこんな感じ。

 

岩手県には「さいとう製菓株式会社」様の銘菓「かもめの玉子」がありますが、まったくの別物にございます。こちらも美味なのです。

 

岩手県雫石町(しずくいしちょう)の有限会社「ファーム菅久」様で生産された米からつくった米粉を使用しており、〝サクッ〟とするパフにホワイト・チョコレートを染み込ませているそうです。

 

蓋を開けると、こんな感じです。

 

箱から出すと、1パックに6個入っています。ひとつひとつが個別包装されています。
ですから1箱に12個が潜んでいるのです。

 

個別包装を開けると、この様な姿の玉子風の菓子が1個ずつ入っています。
一口サイズで、サクサクとした食感、ホワイト・チョコレートを染み込ませているということですが〝ほぼ甘くない〟のです。
サクサクの食感で甘くないため〝止まらない〟ので、開けた5個はあっという間に消費されてしまいましたとさ。

知り合いにも下賜しましたが、喜んでいましたよ。
是非、ご賞味あれっ。

2021年09月28日

ポリストーン製なのに脅威の〝木目表現〟。

 仏像エンターテイメイント部門「十一面観音~蓮華~(イSム Standard 法華寺モデル 廃盤)」を掲載しました。

2013(平成25)年7月に発売されつつも2015(平成27)年7月に生産終了が決定し、在庫が無くなって販売が終了となった大和国法華寺(ほっけじ)モデルの「十一面観音~蓮華~」のお話です。しかしながら、2021(令和3)年に再生産決定のアナウンスがなされました。詳細については後日の発表ということです。生産終了・廃盤/限定販売となった仏像の再販には原則「反対」なのですが、再販されればほぼ購入しています。再販の方が生産コストを抑えたり販売利益が見込めるということは理解できますが、再販よりも「新製品開発」に力点をおいていただきたいものです。さて、大和国法華寺は奈良時代に総国分尼寺として位置付けられた尼寺でしたが、度重なる火災・戦乱等によって伽藍が損なわれ、それでも豊臣秀吉側室・淀殿(よどどの)の意を受けた片桐且元(かたぎりかつもと)によって再建されたものが現在に伝わっています。法華寺十一面観音に関する信憑性の高い記録は中世・近世になってからのもので、造像以降の古い時代の状況は諸説あって定まっていない状態です。それはさきておき、法華寺モデル十一面観音(~蓮華~)の最大の特徴は「木目表現」です。本物は木目を活かした「檀像風」(だんぞうふう)ですが経年によるくすみ・汚れで凝視しないと木目は見えにくくなっています。イSム蓮華では、檀像風の木目表現が緻密・繊細に再現されています。本編をご覧になって、驚愕・絶句してくださいまし。

2021年09月26日

乾闥婆は「切なさ」を感じさせる表情をしています。

 仏像エンターテイメイント部門「乾闥婆(イSム「掌」 イSム10周年特別商品 限定200セット)」を掲載しました。

八部衆のうち、獅子冠(ししかん)を被(かぶ)った「乾闥婆」(けんだつば)のお話です。よく〝獅子冠〟と説明されていますが、よく観察してみると獅子の頭を象った「兜」ですね。横山光輝氏の名著『三国志』(漫画)に登場する武将たちが、動物(猛獣)の顔を象った兜を被っている描写を思い出しました。まさに、この乾闥婆の如く、動物(猛獣)が口を開けて、そこから顔だけが出ている様な構造の兜です。五部浄のところでも触れましたが、模様・彩色のデフォルメが視線を像の表情に集中させてくれます。
香を食し、楽器で音色を奏でる音楽神でありながら、獅子の兜には凶暴な怪獣を退治した武将神の雄々しさが仮託されています。少年なのにねっ。

2021年09月23日

五部浄は「不安」を感じさせる表情をしています。

 仏像エンターテイメイント部門「五部浄(イSム「掌」 イSム10周年特別商品 限定200セット)」を掲載しました。

連続投稿をする気はありませんでしたが、結果的に連続投稿になっています。他の7体に合わせたサイズで、頭部と胸部のみの「五部浄」が存在感を強めにアピールしています。本物に準じて遠くを凝視する目付きが見事に再現されています。これができているのであれば、沙羯羅の目付きも本物準拠で愛らしくできたであろうに・・・。模様・彩色はデフォルメされていますが程良き塩梅で、像の表情に集中することができます。先に訪れていた東京国立博物館で「五部浄の右腕」を撮影していました。頭部と右腕が別々のところが所蔵するという「運命」、この後はどうなることでしょう。

因みに、昨日の記事に入れておけば良かったのですが、図録『阿修羅展』(2009)に掲載されている「沙羯羅」横からの接写画像を見ると、頭頂部で頭を擡(もた)げている蛇がとびっきりの〝笑顔〟なんです。図録をお持ちの方、確認してニンマリしてくださいな。

2021年09月21日

沙羯羅は「あどけなさ」を感じさせる表情をしています。

 仏像エンターテイメイント部門「八部衆 沙羯羅(イSム「掌」 イSム10周年特別商品 限定200セット)」を掲載しました。

八部衆。発売を楽しみにしながら、そして発売日に合わせて迎えに行ったのに、こうして個別像ごとの記事をまとめるまで数ヶ月も掛かってしまいましたよ。セット物(仏)なので、まとめて記事をアップしようと思ってはいたのですが、阿修羅以外の7名については情報が少なく、図録・書籍などを複数組み合わせながら、または取り寄せながら文章をまとめています。興福寺モデルの八部衆シリーズ、スタートを切りましたが、連続投稿は期待しないでくださいねっ。紹介順は「異形(いぎょう)さ」の低さで進めていきます。沙羯羅像は像自身の異形ではなく、身に着けている物(沙羯羅は蛇を這わせる)が異形ということになります。八部衆中でその容姿から最も幼いと考えられており、最も〝愛らしい顔〟をしているイメージがあったのですが・・・。色々な意味で、仏像の模造は難しいのだということを実感しました。

2021年09月20日

陣羽織はお洒落の競い合いであるとともに、心中の願望が見え隠れしちゃいます。

こちらは中世後期から近世の武将たちが戦場において着用した「陣羽織」(じんばおり)の一例です。東京国立博物館・本館の5室・6室における「武士の装い‐平安~江戸‐」の展示でひときわ目立っていた

陣羽織 「白練緯地種子影文字経文模様」
(しろねりじしゅじかげもじきょうもんもよう)

です。

残念ながら、2021(令和3)年8月22日でこの展示は終了してしまいました。
また何時か展示されることでしょう。

陣羽織は、鎧を脱いだ際に鎧下着の上に着用したところから始まったと考えられています。
織田信長が中央の政治に関わっていくチョイ前の天文・永禄期(1532~1570)頃には戦場で着用する羽織類が存在していたことが記録によって確認されています。

戦場において武将たちが着用しますが、生地・形状に工夫を施したり背中に家紋や好みの意匠、更には信仰を表現する文言等を示し、陣中および戦場での自己の存在アピールをする機能もありました。当世具足を着用するようになると変わり兜や鎧の脅しとともに色合いや模様等で遠目からでも誰かが判ってしまいますので、優勢な戦闘状況や勝ち戦の場合は活躍している場面をたくさんの人びとに印象付けることができますが、劣勢や負け戦の時には目立つ分〝狙われる〟目印となってしまいます。危険を回避するために脱ぎ捨てたりすると、敵に拾われれば首級を獲られたのと同様の屈辱となってしまいます。

〝死と隣り合わせ〟である戦場において「護身」の期待・祈願を込めて神仏名や経文等を入れる場合もあります。
冒頭にあげた「摩利支尊天」(まりしそんてん)は、武将たちに好まれた仏の名です。
摩利支天(まりしてん)は仏教守護神・天部の一尊で、陽炎(かげろう)を神格化したものです。〝実体が無い〟陽炎は捕らえることは不可能であるだけでなく、焼けない・濡れない・傷付かないという危険な状況に身を投じる武将たちの心の支えとされたのです。甲冑の意匠に採用されることもありますし、胸中に小像を入れたり、旗印に用いるなど摩利支天信仰は武将たちに受容された信仰のひとつでした。

写真を撮りそこねていますが、前方には「愛染明王」と「不動明王」の種子(しゅじ:仏教用語)が施され、内側には経文が書写されています。
死を覚悟する反面、無事なる帰還を期すという、矛盾した願望が見え隠れしていますね。

「文化遺産オンライン」(https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/514708)
で閲覧できる画像(白練緯地種子影文字経文模様)では、前面・背面2種の様子を見ることができます。ただ、こちらを見ると損傷が著しいので、東京国立博物館で展示されている陣羽織は模造品であると考えられます。

東京国立博物館で展示されている文化財はたくさんありますが、何かひとつに注目して調べてみるのも、楽しき娯楽のうちです。

2021年09月17日

後奈良天皇から貰った瓜実剣。

 模造刀エンターテイメント部門「特注 瓜実剣 黒漆塗合口拵」を掲載しました。

コロナ禍の影響で「関ヶ原合戦祭り」が中止になっていましたね。旧暦の日にちでいくと本日だったのに・・・。参加はしませんよ、だって怪我しちゃうから。
さて、今回は長尾景虎(いわゆる上杉謙信)が初めての上洛で、後奈良天皇から貰った「瓜実剣」(うりざねけん)をイメージした特注のお話です。居合刀ではない・・・困ったので単なる「特注」としました。東京国立博物館が刊行した図録『特別展 日本のかたな 鉄のわざと武のこころ』(1997)を参照しながら特注を考えていた時、武装商店・店主様から「職方と〝上杉の瓜実剣〟をつくろうという話があるんですけど、興味あります?」と特注心(とくちゅうごころ)を刺激する魅惑の提案を頂戴しました。当時は正直ピンとはきていなかったのですが、写真をご提示いただきお願いしちゃいました。とっても小振りなのですが、通常の居合刀が2・3振買えるくらいです。最近は〝変わった〟(「面白い」という意)特注は難しい状況らしいですから、同じ物を特注でお願いしても「できない」と言われてしまうでしょう。残念な時代の真っ直中ですな。

2021年09月15日

東博「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」、終わっちゃいましたね。

もう一度拝観したいと考えていたのですが、前日の業務が遅くまで掛かってしまうヘヴィーなものだったので昼過ぎまでダウンしていました。

 

東京国立博物館での特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」は、聖林寺十一面観音立像が奈良県から初めて出るということで注目されていました。
かつては大和国大神神社(おおみわじんじゃ)の境内にあった大御輪寺(だいごりんじ)に鎮座していた
 国宝 聖林寺十一面観音立像
 国宝 法隆寺地蔵菩薩立像
    正暦寺月光菩薩立像
    正暦寺日光菩薩像
が、明治政府が発した1868(明治元)年の神仏分離令によりそれぞれ別の場所(寺院)に引き離されてしまいました。
今回の「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」展は、153年の時を超えて〝同じ展示室〟(本館・特別5室)に離ればなれになった諸像を一堂に会させて「かつての大御輪寺の堂内の空間を再現することを意図した」ものだそうです。さすが東博、粋な計らいをなされます(大絶賛!!)。
過去の政治によって別々の途を辿ることになった諸像が〝再会を喜んでいる〟かは不明ですが、像と記録の組み合わせによって諸像の邂逅を演出し、そして楽しむことができるのは知的な娯楽の醍醐味です。
グッズ販売は今後も続くということなので、近いうちに東博を訪れて在庫があれば購入したいと思います。
本物と同じく、平成館1階にたたずんでいた模刻・十一面観音立像とも楽しく遊ばせていただきました。

 

 

2020年末に実施した駆足初詣の際、いろいろと見て回り夕方になってしまったのですが〝せっかく近くまで来たから〟というので、暗くなってしまったにもかかわらず大神神社に立ち寄りました(・・・聖林寺ではないのです)。せっかくなので、その時の画像を見ながら、想い出を愛でましょうかね。

車を停めて、三輪山を見ると、その上に満月が浮かんでいました。何と風流なことでしょう。

 

看板に従って直進しました。

 

駆け足で拝殿に向かいます。
画像では明るく見えていますが、実際はだいぶ暗くなっていました。
薄らとですが三輪山の上に月がみえています。

 

初詣に備えて、入口には門松が配備されていました。
明るく見える画像ですが、実際はだいぶ暗かったのです。

 

時間的に参拝客は、ほぼ皆無でした。こんな感じです。

 

この階段をそこそこ急ぎで上がり、

 

拝殿前に到着っ。
社務所も閉まっていて、朱印をもらうこともできませんでした。
暗くなってからの参拝は行わないので、単に写真撮影をして現地の雰囲気を楽しんだのみでした。
それでも日常生活圏とは異なる場所でしたので、夕刻の大神神社というのはレアな体験でした。

 

帰り際、駐車場から大鳥居を見た画像です。
こちらもレアな光景でした。

 

聖林寺に十一面観音立像が帰還したら、今度は大和国聖林寺の新しい収蔵庫に納まっている姿を拝観しに行こうと思います。
また、いずれの日か、早朝もしくは夕刻の大神神社を堪能したいと考えています。

2021年09月12日

とっても久し振りだった「武装商店」様の訪問です。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 姫鶴一文字(小柄・笄無し)」を掲載しました。

居合刀がまとまって入荷したということで、この夏、超・久し振りに「武装商店」様へ行ってきましたよ。魅力的な居合刀が幾つもありましたが、今回は岐阜県関市製の匠工房シリーズ「姫鶴一文字」を購入してきました。小柄(こづか)・笄(こうがい)が無いので、比較的安価な居合刀です。しかも鐔(つば)と切羽(せっぱ)をともなわない格好良い上杉拵(うえすぎこしらえ)です。真ん中が絞り込まれている立鼓柄(りゅうごつか)が手に馴染み、軽量合金なので取り扱い易いです。軽量なので女性であっても格好良く扱うことができるでしょう。通販の店・HPによっては「居合いでも使用可」などと謳っていますが、鐔が無いので間違いなく居合いに不向きです。今回の姫鶴購入を機に、途絶していた「色替え姫鶴」特注計画を再始動しようかと考える様になりました。

2021年09月04日

龍馬(りょうま)はね、直柔(なおなり)っていうんだ、ホントはね。

 お土産エンターテイメイント部門「龍馬ビール」を掲載しました。

気が付いたら「夜長月」(よながづき)になってしまいましたね。夏休みが終わってしまい、心がやさぐれています。

さて、心境はさておき、知り合いに分け与えるため、取り寄せましたよお。
普段、ビールを飲まないんですけれどね。

 

外箱の様子は、こんな感じです。

 

「ドイツ麦芽100%ノンアルコール」だそうです。
ノンアルコールでも「まさにビールを飲むが如し」だそうです。

 

缶のデザインがチラ見えしています。

 

箱から〝解放〟しましたよっ。

 

缶のデザインは、こんなんです。・・・んっ?

 

ノンアルコールだからって、
「運転中に」    国家権力に疑われちゃう。
「仕事中に」    つまらない管理職にからまれちゃう。
「休肝日に」    普段、ビールを飲まないから別に。
まったく「安心」ではないって。世の中って〝洒落っ気を解さない〟ものでござるゆえ。
場所・状況を鑑みて、楽しみましょう。

 

せっかくなので〝遊び〟で、

〝せんたくいたす〟ジョッキも並べてみる。
冷やしていませんし、知り合いに授けるための土産なので・・・飲みませんよ。

 

別に、我慢ではないので。だってホントに普段、ビールを飲みませんので。
なかなか集まることが憚られる状況なので、これで遊ぶのはちょいと先になりそうです。

2021年09月03日

〝時間の経過〟と〝歴史の重み〟を彩色で表現する「神業」です。

 仏像エンターテイメイント部門「毘沙門天 (M-ARTS リアル仏像 茨木Ver.限定品)」を掲載しました。

ちょいと前になりますが、かっての株式会社MORITA様・旧本社ショールームを訪れた経験をお持ちの方とお話する機会がありました。〝パワーのある仏像がゴロゴロしていた〟などという話で超盛り上がりました。そうした奇縁に導かれ、飾り棚で埃を被っていた茨木彰氏が特別に彩色を施された限定品のお話をすることとしました。詳細は失念してしまいましたが、通常版の3体分ぐらいの価格だったと思います。しかしながら現在の特別彩色・限定品の価格と比較すれば、だいぶ〝お手頃価格〟で入手できたものです。画像をタップして本編で「同じ物は二度と造れない」という芸術品をお楽しみください。

2021年08月28日

東京国立博物館の常設展に居る〝木彫りの猿〟。

 

高村光雲(たかむらこううん)による「老猿」(ろうえん)です。
この像は、1893(明治26)年のシカゴ万国博覧会に「老猿」の名で出品されました。
材質は年月を経て茶褐色となった栃(とち)の大木を用い、知り合いから生きた猿を借りてきて観察した上で制作されたのだそうです。
大鷲と戦って殺気立った姿を表現しているのだといいます。
東京国立博物館・本館18室に、10月31日まで居るそうです。〝いつも居る〟印象だったので余り意識していなかったのですよ。
売店に行くと縮小版の木彫「老猿」が販売されています(価格は4万円超でしたか?)。
特にこだわりがある訳ではありませんが、玄関に居ると楽しいですね。いつか連れて帰ります。

2021年08月26日

東京国立博物館・平成館1階ラウンジで模刻「十一面観音立像」をじっくりと観察してきました。

東京国立博物館に2度目の特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」拝観に行ってきました。初回は観覧客が多かったこともあり、本物の十一面観音立像を近くからじっくりと鑑賞することができませんでした。ということで予約を入れて開場と同時に本物を愛でようとした・・・のですが、やはり人気の仏像でしかも本物ということですから、人集りができてしまいました。・・・もう、致し方ありません。

垂れ幕、変わらずのデザインです。
梁が大理石というのが洒落ていますね。今まで何度も訪れているのですが、気にしていませんでした。

さて、少々モヤモヤした心持ちで本物の鑑賞を終えた訳です。
売店も素通り、何も購入しませんでした。
そのまま帰る訳にもいかず(別件の用があった為)、だからといって特別展「聖徳太子と法隆寺」をまた観る気にもならず(こちらの方が長い行列ができていました)。

ということで、平成館1階ラウンジで孤独にポツンと立っていた模刻「十一面観音立像」のところに行ってきたのですよ。特別展・聖徳太子の入場待ちの人びとは係員の指示で行列をつくっており、模刻の周辺に人はほぼ皆無の状態でした。

 

もっと近づきます。

ほぼ独占状態で、模刻をじーっくりと観察しました。勿論、本物を観て脳内に残像を残していましたので、比較しながらの観察です。

180度、まわり込んで模刻の姿を撮影しました。
特別展・聖徳太子の列に並んでいた人びとには共感してもらえないでしょうが、とっても楽しかったのです。

 

以前も触れましたが、この像は東京藝術大学大学院美術研究科の朱若麟氏によって模刻制作されたもので、材料・構造技法を検証するため、可能な限り実物に近い技法で模刻研究されたものだそうです。この像の左手側に説明板が設置されていますので、ご興味をお持ちの方はご参照ください。

 

 

これまた以前、イスム様「十一面観音立像」(聖林寺モデル)の新旧比較や新版購入におけるオーディションで持ち運び可能サイズを観察したお話をアップしました。
結論としては職人さんが「手作業で一体一体塗っている」ということで、個体差が生じる=像それぞれに「個性が備わる」という認識で楽しめることが判りました。
本物サイズで、本物を強く意識して模造されています。迫力がありますよね(解ってくださる方がいらっしゃれば嬉しいです)。

 

シルエットが本物と(見た目は)ほぼ同じですよ。

 

本物は絶対に〝天照大神の恵み〟(陽射し)を直にあてることはしませんが、模刻ということでとても明るい環境で楽しむことができます。

 

顔面の金箔のヒビ割れなど、こんなにハッキリと肉眼で確認できます。

 

せっかく下から見上げているので、胸元から顔を観てみました。
金箔の剥がれ具合やヒビ割れ状況が丁寧に表現されています。

 

頭上の〝小さい顔たち〟の表情も、見上げる視点ではありますが、これまた肉眼で楽しむことができます。

 

 

〝後ろから〟だって抜かりはありません。恐るべし「模刻」っ。

 

両手の動きを入れた画像です。これまた迫力のある画になっていますね。

 

左手に持っている花瓶。

 

 

 

 

 

 

 

今度は左手。

 

本物は、薬指に損傷が確認できましたね。

 

下半身に見える〝柔らかな動きを見せる布〟の様子です。

〝天照大神の恵み〟(陽射し)が入ってきて、神々しく見えます。

 

本物は、多方向からスポットライトを浴びているので、金箔が剥がれた黒い箇所も金箔の残痕や下地の漆に含まれる粒子(カ?)でキラキラしているところが幾つもありました。

 

本物だと、腕から垂れている天衣は細かくしかも連続してヒビ割れが生じています。
模刻ですと、そのヒビ割れは最小限にされていますね。

 

最後に足元の様子です。

 

うお、蓮華台なのでブツブツまで再現されているっ。

光背を差し込む「枘穴」(ほぞあな)も、しっかりと再現されているっ。

 

 

模刻と侮ることなかれっ。
販売されている公式図録『国宝聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ』に掲載されている本物の写真と見比べて楽しんでみてください。

まずいっ、原寸大の模刻が欲しくなってきたーっ。

2021年08月23日

これで〝京に行って帰って来た感じ〟を実感します。

 お土産エンターテイメイント部門「生茶の菓&夏限定・涼茶の菓」(京都府)を掲載しました。

〝京に行く用事〟など幾らでも生み出せるのに、今夏は断念せざるを得ませぬ。
親族に抹茶の菓子を贈る機会がありましたので、折角ということで取り寄せてしまいました。
以前、知り合いからの献上品として、通常の「茶の菓」のお話をしました。
今回は、先ず夏限定の「涼茶の菓」を紹介致しましょう。

 

この綺麗な淡い抹茶色の包装を解きますと、

 

箱はこの様な感じです。

 

ふたを開けると、

 

中から個別包装を取り出して

こうなります。

 

 

次、「生茶の菓」いきましょう。

実際に〝濃い抹茶味〟なので、包装紙も濃い抹茶Ver.ですな。

 

包装を解くと、お洒落な箱が登場します。

 

ふたを開けると、お洒落な説明書があり、

 

説明書を除けると、

丁寧にひとつひとつが包装されています。

 

2種類の中身は、こんな感じです。

「涼茶の菓」は、お濃茶ラングドシャ(クッキー部分)にホワイト・チョコレートを練り込んだものになっています。通常版はホワイト・チョコレートをラングドシャで挟んでいます。気になる方は〝夏のうち〟に両方購入されて比較なさるがよろしいかと存じます。いずれも美味であります。
「生茶の菓」は、冷やして食する濃い抹茶の生チョコレートです。冷凍してもガチガチに凍るわけではありませんので、これまたお洒落で美味な和菓子でございます。

 

「京のほんまもん」を届ける、マールブランシュ オンラインショップ」
(https://www.malebranche-shop.jp/)
に掲載されている写真をご覧になれば、求めずにはいられなくなりますよ。

2021年08月22日

東京国立博物館の常設展で模造「赤絲威鎧」と戯れてきました。

東京国立博物館に2度目の特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」拝観に行ってきましたが、その話は別の機会として、今回は常設展(本館13室)に居る模造「赤絲威鎧」(あかいとおどしのよろい)のお話です。

モデルは武蔵国・御嶽神社(みたけじんじゃ)が所蔵する、畠山重忠(はたけやましげただ)によって奉納されたと伝わる国宝「赤絲威鎧(兜・大袖付)」です。ほぼ全ての部分品が揃い平安時代後期の大鎧の姿を伝える名品です。
現在、本館13室で展示されているのは、1937(昭和12)年に小野田光彦氏が制作した模造で、制作時・往時を偲ばせる鮮やかな糸と金具、革所(かわどころ)、漆塗部分が見事に復元されています。

 

まずは「星兜」(ほしかぶと)です。
〝星〟とは頭部を護る「鉢」(はち)の板金を繋ぎ合わせる鋲(びょう)のことで、板金の繋ぎ目にこの星が並び打たれていることから星兜と呼ばれるようになったそうです。
こちらは「鍬形」(くわがた)の無い兜になっています。

額を護る「眉庇」(まびさし)の上に、金色の「篠垂」(しのだれ)が据えられています、
左右に拡がる「吹返」(ふきかえし)は正面に「画韋」(絵韋とも:えがわ)を貼り、左右から飛んでくる矢の攻撃を防ぐ役割を果たしていました。

星兜を、斜め上から観てみます。
この状態でいると、顔面や首・胸元に矢が飛んできた時に無防備となってしまいます。
ですから戦場では、この姿勢で飛んでくる矢を見るようなことにはならないよう気をつけねばなりません。
星兜の頭頂部に金色の金具が据えられています。幾つもの金具の集合体(八幡座と総称されます)で、これは「頂辺」(てへん)の穴と呼ばれ、髻(もとどり)を出す穴でした。蒸れを解消する役割もあります。

側頭部から後頭部を護る「𩊱」(しころ)は、鉢の下縁を一周する「腰巻板」(こしまきいた)から下げていく部位で、まるで傘の様に拡がっている小札(こざね)を重ね繋いだ部分です。赤糸で威された4段が顔の横で大きく反り返り、正面に画韋を這っています。が吹返です。
𩊱の再下段が「菱縫板」(ひしぬいのいた)といい、首と背中の境目を護る機能を有しています。

鉢の左右に赤い紐が出ている箇所があります。これは「兜の緒」(かぶとのお)で、兜の内側から顎に二重に掛けて結び固定します。

星兜の後ろを斜め上から観ています。
頭頂部に「頂辺」の穴が見えます。なかなか大きな穴で、ここに流れ矢が入ったら・・・と考えれば、これは致命的な弱点でもあります。
八幡座のすぐ下に「総角付鐶」(あげまきつけのかん)という金色の金具があり、ここに赤い房付の「総角」(あげまき)が下げられています。
原則〝敵に背を見せない〟のが武士(もののふ)の心意気ですが、この状態では流れ矢が飛んできても後頭部・首の付根に刺さることは、まずありません。

水平方向からの矢は、余程運が悪くなければ通さないはずです。
下から見上げると隙間がある様に見えますが、大鎧を着用するような大将格は、背後を警護する部下が複数居ますので、この角度からの攻撃を受けることは非常事態を除けばありません。
また、この画像に見えていますが、大袖(おおそで)が前方に垂れてしまわぬ様に鎧の背中にある総角に左右それぞれ2箇所ずつ結ばれています。
鎧を着用すると左右に腕が出ます。その上に大袖が掛かります。後方で総角に結ばれていることで後方の隙間が狭まることになるのです。

 

胸部に注目してみましょう。

左胸にあるのが3段構成の「栴檀板」(せんだんのいた)。
右胸にあるのが1枚構成の鉄板「鳩尾板」(きゅうびのいた)。
胸から腹に掛けて画韋が貼られている部分が「弦走韋」(つるばしりがわ)といいます。
弓で矢を射る際、
 ・開いてしまう脇と胸を防御する。
 ・栴檀板は弓射や太刀を振る際に妨げとならぬ様に屈伸する構造。
 ・弓を引き易い(弦・矢が引っ掛からぬ)ように、鳩尾板が小さめになっている。
 ・胸や腹の小札上に弦走韋を貼り、弓の弦や放った矢、腕が引っ掛からぬようにする。
という機能を有していました。
しかしながら、矢を放った後の弓の弦は身体の外側をまわるので、弦走韋は鎧の形状維持を補強する役割があったと考えられています。
因みに大鎧を着用すると、想像以上に胸の前で弓を引かねばならなくなります。
現在のアーチェリーの様に弦を胴体に付けることができず、兜の吹返もあるので顔に近付けることもできません。
大鎧を着用するならば相当難儀な態勢で、弓射・騎射をせねばならんのです。

中央が胴体を護る正面の様子、左が左の大袖、右が右の大袖の様子です。
大袖は平安時代後期~鎌倉時代前期あたりまで6段が多く見られました。縦長の四角形をとっており、飛んでくる矢を防ぐ盾としての機能に重点が置かれています。大鎧には例外無く大袖が付いています。上の画像の様に、𩊱の再下段「菱縫板」と大袖上部「冠板」(かんむりのいた)が重なるので隙間が最小限となります。至近距離の決闘状況でなければ、矢は放射線軌道で飛んでくることが多いので、これで防御することができます(100%完璧ではありませんが)。
因みに、映画などで描写される〝矢の雨を降らせる〟ような攻撃は中世前期の段階ではありませんでしたからね。

 

腰回りに注目してみましょう。

左の画像では、右脇腹から腰にかけてを防御する箇所が分割できるようになっていることが判ります。
これは「脇盾」(わいだて)といい、「壺板」(つぼいた)と称される鉄板で右脇・右腰下を護る部位です。壺板の部分には弦走韋と合わせた画韋が貼られています。

右の画像では、正面の弦走韋が左脇腹の前部まで繋がり、途中から小札の連結に切り替わっています。

鎧を着用する者の視点から、正面→左側面→背面をグルリと囲む一体化した構造になっており、こちらを装着したら、先に身に付けた脇盾の金具に引合緒(ひきあわせお)・胴先緒(どうさきお)を通して結び付けます。これで胴体の全方位が防御できるようになります。
左側から攻撃されたり、敵に左側を向けることが多いことから、若干左側の装備が頑丈な構造になっている鎧も多いそうです。
因みに、この模造大鎧は左脇を覆う部分に「脇板」(わきいた)が備え付けられていますが、それは鎌倉時代後期からのことで、平安時代の大鎧には脇板は付かないそうです。

腰・大腿部を護る「草摺」(くさずり)が大鎧なので前後左右4面に付けられています。

騎馬の際、跨がる鞍の前後の突起(前輪・後輪:しずわ)があるため、前後の草摺は左右に比べると短めになっています。

腹巻(はらまき)や胴丸(どうまる)の草摺は細分し、動き易くなっています。
時代が下った当世具足も同様ですね。

 

いやぁ、大鎧、欲しくなってしまいましたねぇ。

 

この模造「赤絲威鎧」は、8月22日まで東京国立博物館・本館13室で展示されています。この場所には8月24日から石井善之助氏による模造「紫糸逆沢瀉威鎧」(むらさきいとさかおもだかおどしのよろい)が配置される予定です。

この模造「赤絲威鎧」は、東京国立博物館ではもう観ることができなくなる訳ではなく、不定期で展示物の入替があるので、しばらく経ったら別の場所(展示室)で逢うことができるでしょう。

待ちきれない方は、武蔵御嶽神社宝物殿に国宝「赤絲威鎧」を訪ねて行かれるがよろしいでしょう。土・日曜、祝日の開館(月~金曜は閉館)となっていますので、注意しましょう。

2021年08月21日

この〝眼ぢから〟に落とされてしまいました。

 仏像エンターテイメイント部門「毘沙門天(イSムStandard)」を掲載しました。

相模国・願成就院が所蔵する、北条時政の願いが込められた運慶作・毘沙門天をモデルにしたStandard版のお話です。現存する本物の顔面は、後世の補修箇所が多いことが指摘されていますが、圧倒的な〝眼ぢから〟は健在なのです。また、現在では入手困難になっていますが、講談社『週刊 原寸大 日本の仏像』№40の「願成就院と浄楽寺 運慶仏めぐり」に掲載されている本物(願成就院の毘沙門天立像)の各写真と比べると、驚愕の「瓜二つ」ぶりっ。多少格好良くなるようデフォルメがあると予想しますが、概ね本物と同じ造形になっています。〝眼ぢから〟だけでなく、優雅かつ精悍なシルエットもまた魅力となっています。安定の人気を誇り、知り合いたちも購入している超ロングセラーの逸品でございます。願わくば、相模国浄楽寺が所蔵する、和田義盛の願いが込められた運慶作・毘沙門天も商品化していただきたく存じます。

2021年08月20日

東京国立博物館の常設展で江田船山古墳出土「鉄刀」を愛でてきました。

東京国立博物館に2度目の特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」拝観に行ってきましたが、その話は別の機会として、今回は肥後国の江田船山古墳(えたふなやまこふん)から出土した鉄刀について注目してみます。

 

江田船山古墳は、清原古墳群(せいばるこふんぐん)の中心的な前方後円墳で、5世紀後半~6世紀初めの築造と考えられています。
1873(明治6)年の発掘により、後円部の石棺式石室より副葬品が一括出土しました。

 

1873(明治6)年元旦早朝、地元の池田佐十(いけださじゅう)の枕元に白装束の武士が現れて江田船山古墳のある場所を指し〝掘る〟ように告げたといいます。こんな事が3日続いたことから池田佐十がその場所を掘ったところ石棺を発見し、中からたくさんの副葬品が出土したといいます。当時の白川県(現・熊本県)が明治政府に報告、出土品は博物館(現・東京国立博物館)に買い上げられました。
そのうちのひとつが「江田船山古墳出土鉄刀」です。

 

こうした経緯から、東京国立博物館の常設展に国宝指定を受けた、この鉄刀が展示されているのです。

全長90.9㎝ですが、茎(なかご)が欠損しているため刃渡り85.3㎝の鉄製直刀になっています。
大正末期、研ぎ師によって研磨され、約75字が範読できるようになったそうです。ただ研磨の際に剥落して喪失した部分があると考えられています。文化財の取り扱いが未発達な時期に起こった悲劇ですね。

刀身部は黒ずんでいましたが、1991(平成3)年に保存修理がなされ、象嵌部分の銀色が可視化できるようになりました。

刀背部の銀象嵌75字、
「治天下獲□□□鹵大王世、奉事典曹人名无□(利カ)弖、八月中、用大鐵釜、井四尺廷刀、八十練、□(九カ)十振、三寸上好□(刊カ)刀、服此刀者、長寿、子孫洋々、得□恩也、不失其所統、作刀者名伊太□(和カ)、書者張安也」
が有名ですが、これ以外に刀身側面関(まち:刀身と茎の境界部分)には差し表(さしおもて)側に馬(天馬?)と九曜文が、差し裏(さしうら)側には魚や鳥が彫り込まれています。
この様に、関(まち)周辺の象嵌絵画が見易いライティングがなされています。

 

前回は時間の制限があったので撮り忘れてしまいましたが、今回はしっかりと刀背部の文字を撮ってきましたよ。

 

 

 

映りの良好な画像を掲載しているので、文章が繋がっている訳ではありません。

薄暗いところでピンポイント照明が当てられているので、安物デジタルカメラで文字が明瞭な画像がなかなか撮れず、何枚も撮影していたところ、学芸員のお姉さんに監視されていました。恥ずかしい。

いつも本物に集中してしまうのですが、〝心にゆとりがある〟ことにより、こんな情景を目にすることができました。

 

 

 

 

これだから、東京国立博物館はとても楽しいのです。

2021年08月19日

東京国立博物館の常設展で展示「刀剣」たちと遊んできました。

本物の聖林寺十一面観音をじっくりと鑑賞するため、早起きして行ってきましたよ。東京国立博物館(トウハク)へ。
涼しいうちに、ということで開場時間からの予約を入れて向かいました。世間の方々は「暑い」と言われていますが、風の流れがあるので心地良かったですよ。

んーっ、いい天気でした。

・・・イヤイヤ、折角平日の開場時間を狙ってきているのに入口付近に列ができていました。「この列は聖徳太子を目当てに来た人びとだ」と言い聞かせ、列に並びましたが、直ぐにゲートを通過できました。

 

はいトーハクくんとユリノキちゃん、久し振り。
お互いにマスクを着用している状態での再開を果たしました。
・・・話は脱線しますが、往来の過程で感じたのは「マスクを着用しない人」「マスクを着用しても咳をしている人」「ずーっと喋っている人」の多いこと。これでは感染拡大となりますわな。

 

今回は、常設展に居た刀剣たちのお話にしますね。

まずは、

南北朝時代の「長船長義」(おさふねながよし)。刃部が下に向けられていますから太刀ですな。

 

どんどん、見て行きますね。

鎌倉~南北朝時代の「相州貞宗」(そうしゅうさだむね)。国宝に指定され、名物〝亀甲貞宗〟(きっこうさだむね)と呼ばれています。刃部を上に向けているので打刀ですね。

 

室町時代の「長船宗光」(おさふねむねみつ)。脇指でござる。

 

室町時代の「金房政長」(かなぼうまさなが)。
金房派(かなぼうは)は大和国の刀鍛冶集団です。
太刀なので刀身の差し表に「大織冠神寳」(たいしょくかんじんぽう)と彫りが入っています。
「大織冠」とは中臣鎌足(なかとみのかまたり/ふじわらのかまたり)のことで、大和国談山神社(だんざんじんじゃ)に長く伝来していたということです。

 

江戸時代の「山城大掾国包」(やましろだいじょうくにかね)。

 

江戸時代の「大慶直胤」(たいけいなおたね)。脇指でござる。
梵字と倶利伽羅龍が彫り込まれています。

 

ちょいと脱線して、

安土・桃山時代の「金家」(かねいえ)による野晒図鐔(のざらしずつば)。
居合刀・圧し切り長谷部の特注で、本歌(ほんか:本物のこと)の裏側のデザインが当時判らなかったため、武装商店・店主様のご提案にて野晒図にしたという経緯がありますので思い入れがあり、今回の〝再会〟(これまでに何度も観ているので)は、嬉しい限りです。他の鐔・刀装具たちゴメン、省略するっ。

 

鎌倉時代の「畠田光守」(はただみつもり)。重要美術品の脇指でござる。
畠田派(はただは)は備前国(現在の岡山県)を拠点とする刀鍛冶の一派です。
因みに「重要美術品」とは、重要価値を有すと認定された準国宝級の文化財を指しており、文化財保護法によって認定・名称は廃されてしまいましたが、輸出・移出の際には関係大臣の許可が必要とされています。

 

鎌倉時代の「大和千手院」(やまとせんじゅいん)。重要美術品です。
千手院派(せんじゅいんは)は、大和五派のうち最古の流派で、大和国東大寺の千手院に属した刀工集団です。

 

鎌倉時代の「二字国俊」(にじくにとし)。

 

鎌倉時代の「粟田口国吉」(あわたぐちくによし)。重要文化財に指定されています。

 

鎌倉時代の「古青江康次」(こあおえやすつぐ)。重要文化財に指定されています。

 

平安時代の「古備前正恒」(こびぜんまさつね)。

 

鎌倉時代の「福岡一文字吉房」(ふくおかいちもんじよしふさ)。国宝に指定されています。

 

鎌倉時代の「綾小路定利」(あやのこうじさだとし)。重要文化財に指定されています。

 

鎌倉時代の「来国光」(らいくにみつ)。国宝に指定されています。

 

 

展示場所が変わりまして、

室町時代の「溜塗打刀」(ためぬりのうちがたな)。
「明智拵」(あけちごしらえ)の通称が有名ですね。
こちらも居合刀の特注をお願いしたことにより、思い入れのある一振りです。

萌葱色(黄緑色)と推測される柄糸の天正巻です。
柄頭が大きく張っているのも特徴ですね。柄頭近辺に鮫皮の親粒が見えています。
鐔は居合刀にも採用されている「瓢箪透かし」のデザイン(こちらが元です)です。

返角(かえしづの)の近辺に複数の圧迫痕(あっぱくこん)等が見えますね。
実戦的に用いられたことが推測されます。

鞘尻に注目すると通常の木製鐺は当てられていますが、鐺金具は無い様です。

鞘の木地を覆っている漆塗りの膜が剥がれているのでしょうか、損傷している様に見えます。
こんなん観ていると、また特注をお願いしたくなってしまいます。

 

明智拵の隣に居たのが、

安土桃山時代~江戸時代にかけての制作と考えられている「青漆銀流水文半太刀大小拵」(せいしつぎんりゅうすいもんはんだちのだいしょうこしらえ)でした。

 

鎌倉時代の「長船景光」(おさふねかげみつ)。重要文化財に指定されている薙刀(なぎなた)でございます。
薙刀の遺品は現存しにくい文化財(武器)です。
歴史上の人物たちが〝自分の体型〟に合わせて「磨上」(すりあげ)というとんでもないことをしてしまうからです。
太刀・打刀ならまだしも、脇指にする様な族(やから)は許し難いです。

 

そこそこ駆け足で観てまわりました。
それでもたくさんの刀剣たちと遊べて、とても楽しかったです。
「撮影禁止」の表示がなされている刀剣は、当然ですが撮影さえもしていません。当たり前ですが常識的なマナーは堅守する方針ですので、今回掲載した刀剣たちは撮影O.K.となっているものばかりです。
学芸員の方々の監視がありますが、アノ展示状況ですと撮影禁止対象の刀剣でも撮ろうと思えば撮れてしまいます。鑑賞者の良識・良心に委ねられているところが大きいことも自覚・認識しましょうね。

 

東京国立博物館の常設展で、刀剣は定期的に入れ替えがなされます。
東京国立博物館公式HPを参照されると現在展示されている刀剣は勿論、次回の入れ替えが何時で「何が展示されるか」が判りますので、楽しみ方の幅・深さが広まります。

2021年08月18日

掌・吉祥天、細密現存仕様は未だ連れ帰ることができますよ。

 仏像エンターテイメイント部門「吉祥天(イSム「掌」 細密現存仕様 200体数量限定)」を掲載しました。

前日に続き、連れ帰った掌・吉祥天の細密現存仕様のお話です。同時に2パターン(復元極彩色/細密現存仕様)を発売するということは、2種類を同時進行で制作することになりますし大変なことと存じます。いつもは像の出来具合を称賛する内容で記事をまとめることが多いのですが、・・・今回の吉祥天は2種共に同箇所の塗りが「雑」であったことを指摘することになってしまいました。TanaCOCOROサイズであっても素晴らしい造形と塗りが施されているのですが、目立たない場所の同箇所で複数の「はみだし」等が目に付くのは、もはや該当箇所の彩色担当者の問題ではないでしょうか?商品化の決定から発売までの期間に余裕を持たせるか、彩色担当の方の技術および意識向上に力点を入れられるか・・・。余計なことかもしれませんが、今後も末永くインテリア仏像を楽しんでいきたいので苦言を呈してしまいました。この文章を読まれた皆様には誤解をしないでいただきたいです。本編にも述べている様に2種類の吉祥天はどちらも美しく、そして素晴らしい商品でしたよ。モデルを所蔵している京都・浄瑠璃寺をまた訪れたくなる魅力を有した像だと感じています。

2021年08月17日

掌・吉祥天、復元極彩色仕様は売り切れてしまったそうですよ。

 仏像エンターテイメイント部門「吉祥天(イSム「掌」 復元極彩色仕様 100体数量限定)」を掲載しました。

予定していた大和国遠征の中止により、ほぼ外出をせずに色々と活動しておりますよ。先日、株式会社MORITA様のロジスティックセンターにうかがい、連れ帰った掌・吉祥天の復元極彩色仕様のお話です。何度でも訪れたい「山城国・浄瑠璃寺」所蔵の重要文化財・吉祥天立像をモデルとし、造像の鮮やかな彩色をイメージしており、立てているだけで周りが安寧になっていく様です。宝冠や瓔珞の造形がTanaCOCOROシリーズにもかかわらず超絶・細かいのです。感動モノです。素晴らしい造形なので、発売日を前にして「売り切れ」てしまったそうです。人気のある仏像がモデルだと、限定100体は少ないですなぁ。

2021年08月16日

吉祥天2体を迎えに行ったら、「仏像ワールド」の凄さに遭遇。

発売されるということで、お邪魔してきましたよ。東松山のロジスティックセンターへ。
社長様はじめスタッフの皆様、いつもお世話になっております。

今回は、限定数発売の掌TanaCOCOROシリーズ「吉祥天」2体でございます。

現在でも平安時代後期~末期の雰囲気を漂わせる、京都・浄瑠璃寺モデルです。
具体的なお話は、また、改めてするとして・・・。

社長様をはじめ、いつも対応してくださるスタッフの皆様から温かく、御丁寧なご対応・ご説明を頂戴致しました。毎回、感謝の気持ちでいっぱいになります。

上野の東京国立博物館で開催されている特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」のお話になり、
 「仏像ワールドの木造・十一面観音の広告がありましたよね。」
 「あの広告から、ご購入されたお客様がいらっしゃいますよ。」
 「あの木造・十一面って、写真で見ただけですけれど出来が凄く良いですもんね。」
 「ご覧になりますか?」
 「えっ、いいんですかっ?お願い致します。」
という流れで、嬉しいことに実物を見せていただくことになりました。

比較対象はありませんが、見慣れたポリストーンの十一面観音よりも背が高いのです。
ポリストーンのインテリア仏像が気に入って、購入させていいただいておりますが、こうして木造の実物を目の前にすると、ポリストーンの仏像とは異なる佇まいが伝わってきました。
言葉で表現するのが難しいのですが木造ならではの〝しっとり感〟、そして木材が有する〝艶やかな生命感〟ですよ。

見たままに「ポリストーンとは別で、とても美しいですね。」と言ったら、
スタッフの方が「データを取って型取り・彩色をしていますからね。あと、よく見ると木目が判るんですよ。」と説明してくださいました。

携帯電話のカメラで撮影させていただきましたが、

首から肩にかけての金色彩色部分に木目を確認することができます。

 

臀部の黒くなっているところにも、縦に木目が走っているのが見えます。

 

足元の金色彩色が施されているところ、そして台座にも木目が見えます。

「この木目は、もちろん個体差がありますよね?」
「そうですね、1体1体違うものになっていますね。」
おぉ、個性が際立っているのかぁ・・・。
以前うかがった時にポリストーンの十一面を複数比較させていただいたので、この木造・十一面の持つ個性に心を鷲掴みにされてしまいました。
「『仏像ワールド』の方も、よろしくお願いしますねっ。」と最後に心に突き刺さるお言葉。仏像ワールド・ブランドのラインナップはいずれも素敵なのですが、価格が大物なので経済的に備えなくてはなりません。

 

話の流れで、木造・秋篠寺の伎芸天も現物を見せていただきました。

 

 

なんと艶めかしく美しいのでしょう。いかん・・・、木造の魅力にハマりかけてしまっているっ。

スタッフの皆様、お忙しいところ、楽しい時間をご提供くださいまして有り難うございました。

2021年08月11日

唐招提寺の戒壇前で絶句・感動。

 探訪エンターテイメイント部門「大和国唐招提寺(奈良県)」を掲載しました。

予定していた大和国遠征が、緊急事態宣言+蔓延防止等重点措置が発せられたことにより中止となってしまいました。なので数年前に訪れた唐招提寺のお話です。
遣唐使船に乗って中国・唐王朝に渡った栄叡(ようえい)と普照(ふしょう)が10年にわたる滞在生活の中で、〝戒律を授ける僧〟鑑真の存在を知ります。両者が熱心に鑑真へ来日を要請し、鑑真もまた両者の熱意に応え海外渡航の禁を侵してまで日本への渡海に挑みます。この時の鑑真の決意には、もちろん彼の宗教上の確固たる信念があった訳ですが、他にもきっかけがあったのだそうです。717(霊亀3/養老元)年派遣の第9回遣唐使で天武天皇の孫・長屋王が「山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁」と縁に刺繡した袈裟を1,000枚贈ったといいます。時期は定かではありませんが、鑑真はこの長屋王が贈った袈裟に触れ、日本での活動も考えるようになったそうです(淡海三船『唐大和上東征伝』)。栄叡・普照らは第10回遣唐使で渡海していますから、幾つもの奇縁が結ばれて鑑真の来日が実現するのです。唐招提寺の戒壇を前に、1,300年程前の人びとの〝思い〟を感じ取ることができ感動してしまいました。また、訪れたいと考えています。

2021年08月10日

暑中にあっても軍事演習‐帝釈天軍団の場合‐。

暑うございます。
・・・とは言いながらエアコンは使わず、窓を開けて風の流れをつくり、涼んでいます。
銅鐸を吊して、涼しげな音色を楽しもうと考えていたのですが、もう数日かかりそうです。

 

暑いとはいっても、堕落してはなりませんからね。
気持ちを引き締めるために「軍事演習」を実施しました。
今回は帝釈天に動員令をかけました。

今回、動員に応じたのは5体でした。もっと居るのにィ。
中央に陣取っているのがM-ARTSキャンペーンの帝釈天(非売品)。
左右にそれぞれ2体ずつ、計4体のイSムPremiumの帝釈天が〝鶴翼の陣〟で備えています。

真ん中の帝釈天が総大将です。
帝釈天自身も白象(アイラーヴァタ/アイラーヴァナ)も全身が黒塗です。
護衛の帝釈天4体は、彩色が施されていますが、それぞれ個性があります。

 

おっと、左翼・右翼がそれぞれ前進してきました。

 

左翼・右翼が〝弧を描いて〟進んできています。

 

近寄り過ぎ。危ないって、ストーップ。何してんの?キミたち!

このままだと包み込まれてしまいます(敵だと「呑み込まれてしまう」となります)。
「味方」だから良いものの、敵を前にしたら彼らは完全包囲の上で総攻撃をかけることでしょう。

 

 

 

こんなに暑くても、帝釈天軍団キレッキレの動きをします・・・さっすが。

2021年08月05日

「まぐろ」のおかげで〝ちょっと元気〟になりました。

相も変わらず、休日の無い状態で仕事が続いており発狂寸前でございます。

篁千礼氏の特別彩色・毘沙門天2020 Limitedでなかなか手間がかかったので、ここで息抜きをさせていただきます。

先日ですが、知り合いのSumo-Wrestlersと一緒に〝隠れ家〟的なところに行ってきましたよ。別に隠れている訳でもなく、隠している訳でもありませんがね。

だって、・・・

こんなの見せられたら、行かない訳にはいきませぬ。
何、この「まぐろ中落ち」って???
・・・ということで、頼みましたよ、Sumo-Wrestlersが。
しかしながら運命の巡り合わせ、訪れた時間が遅かったために残念ながら1名分しか残っておりませんでしたとさ。
Wrestlersは2名、1名分の「まぐろ中落ち」を仲良く分けて喰らっていました。

 

Wrestlersが頼んだものを、写真に撮らせてもらいました。
対面のWrestlerの元から写真を撮るためだけに手前に引き寄せました。ですから、上下逆転の画像になっています。
コレ、裏面も身が付いているので、Sumo-Wrestlersは仲良く4筋ずつ表裏を分け合っていました。キミたち、ホント仲いいなっ(笑)。

当たり前ですが、Wrestlersが中落ち以外にもいろいろ頼んで貪り喰らっているのをよそに(観ているだけで腹一杯になるので完全に無視しています)、今回頼んだのはこんな組み合わせでしたよ。

左が「本まぐろ祭」メニューより「まぐろ4種重」。
右が通常メニューより「ミニ十勝丼・小そばセット」です。

(数え切れない程行っています)以前訪れた時、小さい十勝丼を単品で頼んだ時、美味でしたので再び頼んでしまいました。
最近、ちゃんと食事をとっていなかったので、ゆうーっくりとマグロ他を楽しみましたよっと。

 

因みに「本まぐろ祭」が始まって最初の訪問時には、メニューの表紙にあった

左が「まぐろ中落ち」、右が「まぐろみだれ丼」を頼んでいます。
これだけで約3,500円でした。
楽しく、かつ美味かったのですが、この日は就寝まで口の中(そして胃の中)はマグロの風味に支配されてしまいました。

もうちょいと踏ん張ったら夏休みの到来です。
休みに入ったら、また「本まぐろ祭」に行くことを予定しています。

2021年08月03日

3色のメダル・カラーを纏った、特別な毘沙門天。

 仏像エンターテイメイント部門「毘沙門天 2020 Limited(イSム Standard 篁千礼氏特別彩色)」を掲載しました。

久し振りに江戸に出向いたことで、オリンピックのために厳戒態勢が敷かれていた現状に直面しました。ニュースでは知っていましたが、あまり意識をしていなかったのです。でも、この状況を目の当たりにし〝眠らせていた〟特別彩色の毘沙門天の存在を思い出したのです。篁千礼氏による特別彩色Limitedシリーズの毘沙門天で、金・銀・銅のオリンピック・メダルカラーを身に纏っています。「さすがプロフェッショナル」という配色で、全体の調和が素晴らしいのですよ。当家ではStandardサイズを入手したのですが、S-Classサイズのみ鎧の縁(へり)に「月桂樹」を遇っているのだそうです。技術力を向上させたら、自身で縁に月桂樹を描き入れようと考えています。

2021年08月02日

「国宝 聖林寺十一面観音‐三輪山信仰のみほとけ」、拝観してきました。(1回目)

インテリア仏像で扱った大和国聖林寺十一面観音立像の本物と模刻に逢いに行ってきましたよ。
2週間超ぶりの休日だったので、早起きして上野の東京国立博物館に向かいました。

このご時世、「トーハクくん」と「ユリノキちゃん」もマスクを着用していました。

 

拝観予約をしたのですが開始時間に間に合わず、それでも本館特別5室における展示なのでゆっくりと拝観できました。
密にならぬ様に拝観人数の調整がなされていましたが、やはり本物の十一面観音のまわりには人が集まっていて、じっくり・しっかとりという訳にはいきませんでした。
平日の早い時間に再度拝観しに行くこととします。

 

図録を購入する際、希望すれば(当然、有料)限定朱印をいただくことができます。
観音堂の改修のための「出張」ですからね。
グッズを購入するだけでなく、こうした支援もしながらご縁を紡ぎ、功徳を積むことができたと感じています。

 

十一面観音立像の模刻が居るということを聞いていたので、探してみましたが本館の特別展がおこなわれていた周辺には居ませんでした。
探したら・・・居ましたよ、平成館のラウンジ(休憩スペース)の窓側に。

周囲には休憩している人びとが多かったのですが、ほぼ模刻のことを気にしていない様子。
そんな雰囲気を全く無視して模刻にまっしぐらに向かって行き、バシバシと写真を撮りましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この立像は、東京藝術大学大学院美術研究科の朱若麟氏が模刻制作されたもので、材料・構造技法を検証するため、可能な限り実物に近い技法で模刻研究されたものだそうです。三次元計測や透過X線撮影などの科学的なアプローチがなされ、何と内部構造までも再現されているそうです。
この様な本物に忠実な模刻は展示が終わったらどうするのだろうと思いましたが、朱さんは中国に持ち帰りたいと考えているのだといいます。制作された方ですからね、中国でも素晴らしい評価を得ることでしょう。

 

 

東京国立博物館は特別展だけでなく「常設展」も充実しており(当然ですが)、館内を散策すれば数時間楽しむことができます。

時間の制限があったので、本館1階の興味ある文化財だけ駆け足で観てまわりました。

 

模造「赤糸威大鎧」(あかいとおどしおおよろい)は何度も観ていますが、今回はぐるりと写真を撮りながらまわってみました。

 

武蔵国・御嶽神社に畠山重忠が奉納したと伝わる大鎧の模造です。
模造でいいので欲しいです。

 

刀剣コーナでは、

「厚藤四郎」(国宝)

 

「手掻包永」(重要文化財)

 

「来国行」

 

などが居ました。2階に行けば、もっといろいろな刀剣と逢えたのですが、このあとに用事があったので、次回の楽しみとなってしまいました。

 

時代は異なりますが、

肥後国「江田船山古墳出土鉄刀」(国宝)

 

動物の銀象嵌にライトが当てられ、観察しやすくなっています。
刀背の銘文を撮ることを失念してしまいました。それくらい時間に追われていたのです。

 

 

最後に「石人」(重要文化財)。

筑紫国造磐井の墓と伝わる岩戸山古墳から運ばれてきましたよ。
360度、どの方向からも観察することができます。

 

「石人」という呼称から、ゴッツい感じがします。
でも、回り込んでみると・・・

 

・・・案外、薄っぺらい。

 

背面はこんな感じです。

 

後ろにまわってみると、肩の部分に補修痕跡が見えます。
こうして〝遊び相手たち〟と交流していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

いったん、ここで話を切り上げますね。

2021年07月23日

「リペイント」という改造の賜物‐六波羅蜜寺モデル・空也上人編‐。

 仏像エンターテイメイント部門「特別企画⑦ イSム「掌」空也上人の燻し銀リペイント」を掲載しました。

空也ネタ3連戦にして、ファイナルです。以前、中古で入手したイSム・空也は、仕事場の机上で何の目的もなく、ただただ念仏を唱えていました。すると、知り合いの「スペクトルお兄」さん(https://twitter.com/rsyouta)がリペイントしてくれる、という話になりまして、「任せるから、楽しんで塗って。」という軽い気持ちで改造を依頼しました。格好良くしてくれることは判っていましたが、予想を遙かに超える〝別の空也〟にしてもらいました。その素晴らしさは本編でご確認ください。今回の企画に全面協力をしてくれた「スペクトルお兄」さん(https://twitter.com/rsyouta)、有り難うございました。今後とも、どうぞ、他の改造(リペイント)もよろしくね。

2021年07月19日

「康勝」が「光勝」の像を造ったのは洒落ではありません。

 仏像エンターテイメイント部門「空也上人(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム様初の人物彫像を商品化した「空也上人」のお話です。有名な彫像を身近に楽しむことができることは素晴らしきことです。〝気持ち悪い〟とか〝怖い〟などという意見もあるでしょうが、このサイズなら慣れてしまえば大丈夫。空也像に限ったことではありませんが、本物に匹敵する造形であるからこそ溢れてくる迫力は凄くて素晴らしいです。でも、S-Classで発売するのは止めてくださいね。

2021年07月15日

「リアル仏像」阿修羅のファイナルです。

 仏像エンターテイメイント部門「阿修羅(M-ARTS リアル仏像 復元極彩色仕様・廃盤)」を掲載しました。

「リアル仏像」阿修羅シリーズの単独検証、最後のお話です。Standardサイズの極彩色Ver.で、文化財用大型X線CTスキャナで得られたデータに関連させた内容にしています。この「リアル仏像」阿修羅・極彩色は計3回、中国の工房に渡って改造手術を受けています。現在は痛まぬ様に箱詰め封印されていますが、阿修羅特集の記事をまとめる際には封を解きます。「リアル仏像」阿修羅・通常版はリニューアルされ、「リアル仏像」阿修羅・茶色Ver.はブランド50周年記念で限定再販されています。極彩色Ver.はどのタイミングで再販されるのでしょうかね?楽しみにしています。

2021年07月04日

表面加工にこだわりがある有柄銅剣レプリカです。

 歴史エンターテイメント部門「佐賀県吉野ヶ里遺跡 把頭飾付有柄銅剣」(肥前国)を掲載しました。

有柄銅剣レプリカ、通算3振目のお話です。ペーパナイフではない有柄銅剣レプリカの魅力は(ほぼ)原寸大であることに起因する〝迫力〟です。本物は博物館のガラスケース内に展示されているのをガラス越しに覧るしかありませんが、レプリカだと実際に手に取って「遊ぶ」ことができますからね。最初は全く意識していませんでしたが、数が増えていくことで、それぞれが持つ〝個性〟に気付き、違う物であれば可能な範囲で獲得するようにしています。

2021年06月26日

〝一面二臂〟の聖観世音菩薩です。

 仏像エンターテイメイント部門「観音菩薩(イSムStandard 薬師寺東院堂・聖観音菩薩モデル 廃盤)」を掲載しました。

既に廃盤となったイSム様「観音菩薩」のお話です。一見、黒一色の様に見えますが、よく観ると単なる黒一色ではありません。購入時に「単に黒いんじゃないのですね?」と言ったら、スタッフの方が「何度も塗り重ねていますからね。7層だったかな・・・。」と自信満々に仰っていました。単純・単調な彩色ではないイSム・ブランドの凄さです。飛鳥仏から白鳳仏への移行期の代表的な作品をモデルにしています。圧巻なのが下半身の着衣と装飾の緻密なコラボレーションです。何度も使った表現ですが、もはや仏像フィギュアという陳腐な言い回しでは収まらない、芸術品レベルの作品です。

2021年06月18日

「さるなし」って、ご存知ですか?

 お土産エンターテイメイント部門「さるなしドリンク」(岩手県)を掲載しました。

 

 

「さるなし」とはマタタビ科の植物で、山野に自生しているのだそうです。
東北地方・北海道では「コクワ」とか「コガン」などという呼称で知られ、古くから珍味として親しまれてきました。「ベビーキウイ」とも呼ばれますが、表面に皮がないので、そのまま皮をむかずに食すことができ、ビタミンCやタンパク質分解酵素が豊富で、疲労回復・強壮・整腸作用などに効能があるといわれています。

 

 

此方は、「畑中果樹園」様が生産された岩手県軽米町産のさるなしが使用され、「株式会社 軽米町産業開発」様が発売されている商品です。
酸味を感じますがハチミツ入りということで、とても飲みやすくなっています。爽やかな味と香りです。

 

 

コップに移した際、泡立ってしまいましたが炭酸飲料ではありません。
飲み心地はスッキリ・さっぱりとしています。

ただ、果物アレルギーをお持ちの方はご注意ください。
アクチニジンというタンパク質分解酵素が強過ぎて喉・舌に違和感を感じたり、下痢を誘発したりすることがあるようです。

ちなみに知り合いに下賜したところ、「初めての味だった」そうです。
熟したキウイにハチミツをかけた様な味ですが、表現には個人差があるでしょうから、実物を飲んでいただきたいです。

2021年06月12日

結縁によって迎えた2体の「大日如来」を見比べてみます。

 仏像エンターテイメイント部門「特別企画⑥ 謙信・大日如来(浄瑠璃寺モデル) 通常版・黄金箔仕様の比較検証」を掲載しました。

2020(令和2)年末におこなった駆足初詣で訪れた山城国浄瑠璃寺を訪れました。そこで本堂の中尊・阿弥陀如来像が出張中であり、その代理として普段は非公開の灌頂堂本尊・大日如来が迎えてくれました。帰還後に幸運にも2体の大日如来像レプリカを入手することができました。それぞれ別個に観察しましたが、折角なので2体を並べてみました。仏像レプリカを手元に置いておくと、こうして自由に遊ぶことができます。どこかの寺院の立体曼荼羅を(部分的に)再現したり、別寺院が所蔵する像の組み合わせ、同寺院内の別堂が所蔵する像の組み合わせ・・・というように想像力を駆使して、勧進しながら自邸で功徳を積んでいます(笑)。

2021年06月10日

本多忠勝と並び称された「立花宗茂」の指料をイメージしましたよっ。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 『金熨斗刻青漆』大刀」を掲載しました。

1997(平成9)年に上野の東京国立博物館で開催された特別展図録『日本のかたな 鉄のわざと武のこころ』を入手し、居合刀・美術刀の特注案を考えています。歴史上著名な人物に所縁のある太刀・打刀等をもとに、本物に似せるか、それともアレンジを加えて創作してもらうか・・・。こうした思案をしている時はとても楽しいです。今回は、多才な文化人としての顔も持つ立花宗茂(たちばなむねしげ)の指料をイメージした美術刀特注のお話です。美術刀で印籠刻の鞘が可能になった際、これを再現しようと考えました。
柄頭・鍔・返角・鐺金具や鞘に小柄・笄櫃は本歌どおりにはなりませんでしたが、色合い等を工夫して〝似せました〟。居合刀だと製作期間は長くなってしまいますが、美術刀だと色の組み合わせ(鞘の加工も込みで)なので一箇月超もあれば仕上がってきます。あとは自分でアレンジ改造をすれば、独自性の強い一振りに大変身です。

2021年06月09日

「はじけるキャンディー入り」で口の中はパチパチです。

 お土産エンターテイメイント部門「チロルチョコ クリームソーダ」を掲載しました。

何の気なしにポチッとしました。


口の中に入れたら「パチパチ」と「ジャリジャリ」という、なかなかな刺激物。

 

面白いので、知り合いに下賜しようと思っていたところ、こんなんなってしまいました。
到着した時は30個、入っていたのに・・・。

 

 

あと、残り5個。

 

んーっ

 

知り合いたちよ、今回のコレは・・・配布を中止します。

お土産エンターテイメント、始まって以来の惨事です。

 

2021年06月08日

美術刀で特注した「圧し切り」の一振です。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 薩摩柄 へし切長谷部」を掲載しました。

美術刀の「へし切長谷部」が出始めた頃の特注です。鞘塗の黒金・切返は特注で可能でしたし、鞘の金色部分は別の色でも楽しむことができます。この特注では、柄の部分に力を入れていただきました。まず美術刀特注で好んで組み込んでもらう「薩摩柄」に、新規開発された美術刀用「合皮」(茶色)を合わせてみました。薩摩柄の下地は合皮シートの巻き付けで、その上に茶色の合皮を巻いています。共に茶色(赤味がかっている)ですが、表面の加工が違いますので、両者の合体がカッコいい柄を生み出してくれました。また、本歌「圧し切り」は短く、居合刀・美術刀の圧し切りも通常サイズなのですが、薩摩柄にしたこと、小振りの鍔を装着したことで〝大ぶりな圧し切り〟になりましたとさ。

2021年06月07日

「6種類のフルーツ味」ってどんなん?

 お土産エンターテイメイント部門「チェリオ レインボーウォーター」を掲載しました。

最近、楽しいことが無いので、面白アイテムを探査していました。
そしたら発見しましたよ、奇抜な発想からロングセラーを生み出してきたチェリオ様が販売している「レインボーウォーター」。

 

 

 

【6種のフルーツ味】ってことで、無果汁ながらも
  りんご/マンゴー/バナナ/キウイ/ベリー/ぶどう
の味がするといいます。
2~3本を飲んでみましたが、りんご・ぶどう・キウイの風味は感じとることができました。でも未だマンゴー・バナナ・ベリーの味を確認することはできませんでした。
頑張って残りの味も実感したいと考えています。

 

中身(飲料水)は、この様な無色透明です。
炭酸飲料ではありません。
この透明な液体の中に、6種類もの味が入っているとは、何とも不可思議な話です。

知り合いに下賜して、どれくらの味を確認できるか調査してみようと思います。

 

画像を撮っている時、

んっ、社会的メッセージか??

Amazonの商品紹介の説明を見ると・・・。
あら、そういった主張が含まれていた商品だったのですね。
全く気付きませんでした。

 

飽くなき商品開発の賜物として、チェリオ様に敬意を表します。
味は純粋に興味深い、清涼飲料水です。

2021年06月06日

暦は違いますが、そろそろ「本能寺の変」が始まりますよっ。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 印伝鞘 刃文・へし切長谷部」を掲載しました。

暦(こよみ)が違っていますが439年前、日付的には〝この夜〟が開ける頃に京都・本能寺が襲撃され、
 織田信長:「是れは謀叛か、如何なる者の企てぞ」
 森 成利:「明智が者と見え申し候」
 織田信長:「是非に及ばず」    (いずれの発言も『信長公記』より)
という、有名なやりとりが交わされたといいます。
既に何振か「へし切長谷部」をイメージした居合刀・美術刀を紹介しておりますが、外見的に全く似つかわしくないものの、中身(刀身の刃文)が〝圧し切り〟である居合刀を「本能寺の変」記念として採り上げます。新宿・魂琥李斗(コンクリート)様に特注をお願いした一振りです。単純に興味あるパーツの組み合わせでの特注で、モデルはありません。鞘に鐺(こじり)を装着すると工期が長くなると謂われていますが、この特注はそれほど時間は掛からなかったと記憶しています。魂琥李斗様に特注をお願いすると、居合刀でも1~2箇月のうちに納品してくださいます。居合刀の特注としては高速の仕上がりです。

2021年06月01日

興福寺の〝天竜八部衆〟、揃っちゃいましたよ。

 仏像エンターテイメイント部門「八部衆(イスム「掌」 興福寺モデル ブランド10周年特別商品・限定200セット)」を掲載しました。

画像はイSム・表参道店様の公式Twitterのものをお借りしました。だって、とってもお洒落でイカしたディスプレイなので。実際に表参道店の、この展示の前に立って、八部衆の写真を撮りたかった・・・。休日を調整して、ロジスティックセンターに七部衆を迎えに行ってきました。TanaCOCORO阿修羅は既に居るので、七部衆のセットの選択でした。何年も前に、何の気なしに「八部衆、造らないんですか?」とスタッフの方々に訊いていたことが昨日のことの様に思い出します。家に阿修羅が居たら「ひとりっきり」は寂しそうに見えてしまいますからね。多くの方々も八部衆待望の考えをお持ちだったということで、遂に実現しました。とっても嬉しいです。次にチャレンジするセット物は○野山の○大○子ですかねぇ?。

2021年05月25日

「ミカエル」に光を当ててみました。

写真を撮ったり、記事をまとめたりしています。色々と同時進行なので、それぞれが何時頃あがるのかも予想できずにいます。

ということで以前、ライトを当てて遊んだ時の画像をあげてみることにしました。
今回はイスム「みかえり阿弥陀」通常版を例にしています。

 

黄色い光を当てて、温かい印象を強調してみました。

 

 

赤めの光を、下から当ててみました。
阿弥陀如来の性格から、〝燃え盛る〟という状況は合致しませんな。

 

 

赤と黄色を左右からそれぞれ当ててみました。
やはり赤が強過ぎますね。
これでも調整してみたのですよ。

 

だって、最初に取ったのはコレでしたから。

2021年05月24日

2体とも「ミカエル」。

 仏像エンターテイメイント部門「特別企画⑤ イスムみかえり阿弥陀 通常版とゴールド仕様版の比較」を掲載しました。

個別に観察したイスム様「みかえり阿弥陀」の通常版とゴールド仕様版を並べて比較してみました。個体差かも知れませんが、通常版の方が〝振り返って永観を見る〟ために上体の捻りと反りが強いように感じました。TanaCOCOROシリーズのポリストーン製で、全身金色は現在のところ「みかえり阿弥陀」だけです(ブロンズだと五劫思惟阿弥陀があります)。通常版が金箔貼り+彩色という〝合わせ技〟が採用されています。今回の比較検証では「金箔貼りは美しい」ということを再確認しました。

2021年05月21日

諦めた「ギンザ・シルバー」の合流に成功しました。

 仏像エンターテイメイント部門「十二神将(イスム「掌」 篁千礼氏彩色 松屋銀座催事場限定カラー)」を掲載しました。

2019(令和元)年9月17日に発売された、東京・松屋銀座店様の催事場「5セット」限定だったTanaCOCORO十二神将のお話です。しかも篁千礼先生の彩色による純銀を纏った、「ギンザ・シルバー」と命名された逸品です。はじめは〝全身銀塗りかぁ〟と軽く見ていました。インパクトも価格も超・強烈なものでしたし、デパート催事場限定はなかなか注文し辛いこともあります。その上、情報開示から販売期間終了までが短かったと記憶しています。イスム様公式HPやTwitter掲載画像を見ると、随所に金色の縁取りがなされ、金と銀の絶妙なアンサンブルを奏でる美しき軍団であることを認識しました。しかしながら様々な状況下、購入は困難であるという判断に達します。イスム様インテリア仏像を〝追い掛けて〟いますが、「買い逃す」(=敗北を喫す)ことを覚悟しました。そして販売終了後、特にこの銀色・十二神将のことを意識することなく、ロジスティックセンターにうかがいました。すると、想像だにしない〝白銀の十二神将〟との邂逅となったのです。

2021年05月18日

聖林寺モデルの十一面、新旧比較で判ったこと。

 仏像エンターテイメイント部門「特別企画④ イスム十一面観音(聖林寺モデル) 新旧版の比較検証」を掲載しました。

最近、聖林寺モデルの十一面観音立像の記事が続いています。再版された十一面観音(新版)は購入しないと一度は判断したのですが、イスム様公式HPに掲載されている写真で〝色合い〟が異なっていたことに気付き、イスム様にお願いして旧版を持参し、比較の上で新版を連れて帰ってきました。旧版・新版それぞれ個別に記事でアップしましたが、折角なので旧版・新版の具体的な比較を特別企画で採り上げてみようと思い立ったのでした。すると〝色合い〟の他にも相違点が発見されました。「同じ型を使い、同じ色合いでの制作」ということでしたが、廃盤品が再販されると何かしらの〝違い〟があります。・・・とすれば、聖林寺モデルの十一面観音が再々販されると、またしても購入しなければならなくなってしまいます。聖林寺モデルの十一面観音はコレで終わりにしてくださいな(笑)。詳細は本編でお楽しみください。

2021年05月11日

オーディションで連れて帰ってきた十一面観音・新版です。

 仏像エンターテイメイント部門「十一面観音立像(聖林寺モデル イSムStandard 100体限定再生産)」を掲載しました。

先日、イスム様ロジスティックセンターにうかがって(勝手に)開催した〝購入オーディション〟はとても楽しい遊びでした。ご用意いただいた5体から1体を選んできた訳ですが、それぞれが〝個性をもっていた〟ので選抜には悩みました。連れ帰った十一面・新版と他の新版を画像で比較してみると「あっちの方が良かったか?」「これもいいな?」と尽きない堂々巡りに陥ってしまいます。「型も同じ、彩色手法も同じ」とは聞きましたが、やはり並べてみると〝違い〟が目に付いて、気になります。在庫はまだまだあるそうですよ。・・・また再販要望が高まったら「Ver.3」が生産されるのでしょうか?もう、これで終わりにしましょうよ(笑)。

2021年05月09日

新薬師寺の売店で売っている十二神将は「守護神人形」といいます。

 探訪エンターテイメイント部門「大和国新薬師寺(奈良県)」を掲載しました。
 仏像エンターテイメイント部門「新薬師寺『守護神人形』(十二神将 京都・豪勝)」を掲載しました。

「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」のため、外出自粛の日々を送っています。遊びに出掛けることができないのが残念ですが、全く苦にすることなく過ごしています。さて今回は、年末(2020)に行った駆足初詣で訪れた大和国新薬師寺のお話です。駅から離れているので、ほぼ観光客が居ない新薬師寺でゆっくりと天平時代の雰囲気に包まれていました。とても心地良かったのです。

そして、気になっていた売店で販売している豪勝の十二神将(「守護神人形」という名称を初めて知りました)をまとめ買いしました。しかし、予想していた物とは異なっていたのです。

2021年05月05日

東博・特別展の会場数量限定販売が中止されたレプリカです。

 仏像エンターテイメイント部門「百済観音(海洋堂 法隆寺公認)」を掲載しました。

2020(令和2)年3月13日~5月10日の会期で、上野の東京国立博物館において開催予定だった特別展「法隆寺 金堂壁画と百済観音」がコロナ禍の影響により中止となってしまいました。この特別展で会場数量限定発売されることになっていた法隆寺公認の海洋堂様「百済観音」は販売が中止となり、「朝日新聞SHOP」様でのみの通販取り扱いがなされていました。現在(2021年5月時点)は「朝日新聞SHOP」様での取り扱いは終了したようで、確認はしておりませんが大和国法隆寺の売店が抱えている在庫のみらしいです。価格を考えれば、バランスが美しく、よくできている仏像フィギュアです。

2021年05月04日

聖林寺モデル「十一面観音」、旧版と違うというので買ってきました。

 仏像エンターテイメイント部門「特別企画③ 聖林寺モデル『十一面観音』(新版)購入のオーディション」を掲載しました。

型も同じ、彩色も同じ「再版」だと聞いていましたが、イSム様公式HPの写真を比較すると聖林寺モデル「十一面観音」の旧版と新版は彩色面で違うと感じたので、事前に問い合わせをしてロジスティックセンターを訪問させていただきました。違いを明確に把握するため、ほぼ10年前に連れて帰った旧版・十一面を連れての訪問です。彼(旧版・十一面)にとっては感慨深い「里帰り」になりました。お世話になっているスタッフ様のご厚意により新版・十一面を複数ご用意いただき、比較の上で購入させていただきました。金の色合いが異なっているという以外の要素で、旧版・十一面とは異なる要素を持つ像を選んだのですが、その選考作業はとても楽しかったです。

2021年05月03日

6/22~9/12は上野で聖林寺・十一面観音と逢えるうっ。

 仏像エンターテイメイント部門「十一面観音立像(聖林寺モデル イSム Standard旧版・廃盤)」を掲載しました。

イSム様が2013(平成25)年4月に販売を終了された、大和国聖林寺モデルの「十一面観音」が、再販要望の多さを受け、2021(令和3)年3月に再版されました。聖林寺では十一面観音が鎮座する観音堂(鉄筋コンクリート収蔵庫)の免震機能付改修が行われ、もうそろそろ工事が完了している頃です。コロナ禍の影響により、特別展「国宝 聖林寺十一面観音‐三輪山信仰のみほとけ」が変更になり今年(2021)の6月~9月までの長い期間、上野で逢うことができるようになります。こうした状況を受け、旧版の十一面観音のお話をします。聖林寺・十一面観音が東京で拝観できるのは初めてのことです。長い会期なので複数回、上野に行こうと考えています。販売グッズに楽しい物があると良いなと期待しています。

2021年05月02日

珍しい「びわ風味」のサイダー。

 お土産エンターテイメイント部門「ジャパンフーズ株式会社 おいしい房総サイダーびわ風味」を掲載しました。

 

「ジャパンフーズ株式会社」様が発売されている「おいしい房総サイダー」のうち、「びわ風味」の紹介です。

 

 

千葉県は日本における琵琶の生産量が第2位だそうです。

 

 

「びわ風味」で「無果汁」って・・・・

 

 

中身は、この様な感じです。
炭酸飲料ですが、微炭酸っぽく刺激はありません。

 

知り合いに下賜していますが、いずれも「うまい」という好評価でした。

確かに美味なるサイダーです。

2021年05月01日

首里城再建のための微々たる支援。

 お土産エンターテイメイント部門「合同酒精 シーサーボール」を掲載しました。

2019(令和元)年10月31日の未明、琉球の首里城が焼失してしまいました。
偶々仕事で沖縄を訪れていたのですが、深夜のニュースでショッキングな光景を目の当たりにしていました。
あれから1年半程が経過しました。
先日、琉球を訪れた知り合いから設定ルートのみの見学可能という話を聞きました。

 

なかなか沖縄へ行く機会は無いのですが、何か〝できる〟ことはないかと考えました。

 

そしたら、

「合同酒精 シーサーボール」と遭遇しました。
泡盛とシークワーサー果汁をかけあわせたチューハイでございます。

 

普段、酒は飲まないので、これでクラクラとしてしまいます。

いっぱい買って、知り合いに分配しています。

 

何故なら、

ということだからです。

 

ホント微々たることですが、
積み重ねていけば、
続けていけば、
そして、この記事をご覧になって「合同酒精 シーサーボール」を飲んでいただければ・・・

 

柱1本とはいかずとも、建物の小さな飾り(の塗料)分ぐらいにはなるかもしれません。

 

 

 

2021年04月30日

アップし忘れていた、紫色の金剛力士(吽形)です。

 仏像エンターテイメイント部門「金剛力士像・吽形(M-ARTS リアル仏像 『京紫』仕様 茨木Ver.)」を掲載しました。

2008(平成20)年に発売されたリアル仏像ワールド第2弾「仁王(金剛力士像)」の造形に、茨木彰氏が彩色を施された限定品です。緻密現存仕様と区別するために色合いから便宜上「京紫」仕様と名付けました。紫色を中心とする重ね塗りにより、デフォルメされていますが筋肉の様子がとてもよく判ります。超絶なのが腰裳の模様を緻密に再現されているところです。阿形と同時期にアップしようとしていたのですが、アップしそびれていました。改めて観ると〝凄い美術品〟を購入していたものだと実感してしまいました。

2021年04月29日

「茶の菓」(ちゃのか)をいただきました。

2021.4.25 「茶の菓」(ちゃのか)をいただきました。
 お土産エンターテイメイント部門「茶の菓」(京都府)を掲載しました。

 

 

知り合いからの献上です。
京土産の「茶の菓」(ちゃのか)。

上洛すると、よく購入しています。

 

 

ホワイト・チョコレートを渋みのある抹茶クッキーで挟み込んでいます。
似たような商品がありますが、此方の渋みと甘みのコラボレーションが絶妙です。

 

上下の物に「茶」のデザイン文字
真ん中の物に「菓」のデザイン文字
の焼き印が見えます。
お洒落な小技が利いています。

 

贈ってもよし、喰らってもよしの逸品です。

 

京に行きたくなる絶品です。

2021年04月25日

浄瑠璃寺・大日如来からいただいた奇縁。

 仏像エンターテイメイント部門「大日如来・黄金箔仕様(京都浄瑠璃寺/BuddhismArt 株式会社謙信)」を掲載しました。

2020年末に強行した駆足初詣で訪れた京都・浄瑠璃寺で偶然拝観できた大日如来像との出逢いによって購入に踏み切った、株式会社謙信様の大日如来「黄金箔仕様」のお話です。そもそも、この黄金箔仕様は既に数年前の時点で在庫切れとなっており、入手は不可能だと諦めていました。ところが駆足初詣から戻ってきて、ネットで捜索をしたところ在庫有りの店舗を発見、手続きを進めたところ1月中旬に現物を手にすることができました。予想外の出費にはなりましたが、浄瑠璃寺での大日如来拝観が浄瑠璃寺モデルの大日如来2体を得る奇縁になったと今では受け止めています。不思議なこともあるものです。

2021年04月14日

甲斐国から葡萄と桃。

 お土産エンターテイメイント部門「ももちゅるるる+葡萄ゼリー+白桃ゼリー・白桃プリン」を掲載しました。

仕事の関係で今年になってから再度、甲斐国(山梨県)に行ってきましたよ。

 

まず購入してきたのが
「ももちゅるる」

 

上の結び目を解くと、

と、商品の命名に関するお話が現れてきました。

 

中身はこんな感じです。

桃ピューレが入っているミルク・プリンみたいな菓子でした。

 

 

はい、次。
山梨ですからね、葡萄を使ったものということで
「山梨県産 葡萄ゼリー」

 

蓋を開けると、

 

紫色のゼリーが6個、入っていました。

 

 

さらに次。
山梨ですからね、桃を使ったものということで
「山梨 白桃ゼリー&白桃プリン」

 

蓋を開けると、

 

黄色い方が白桃ゼリーで3個、白い方が白桃プリン3個が入っていました。

 

知り合いに下賜したら、喜んでいました。

2021年04月13日

造像時の「みかえり阿弥陀」はこんな感じ?

仏像エンターテイメイント部門「みかえり阿弥陀ゴールド仕様(イSム「掌」特別彩色仕様・限定版)」を掲載しました。

先に紹介したイSム様「みかえり阿弥陀」の金色(こんじき)Ver.のお話です。阿弥陀如来本体も光背も全て金に塗られています。仏壇に据えられてもおかしくない佇まいです。画像を撮っていると、光が凹凸の奥まで届くため「通常版」では気付かなかった細やかな造りであることが実感できます。特設ページ・要パスワードの購入申し込みだったので、現在イSム様公式HPでは「取扱い終了商品」コーナーで写真の閲覧ができます。モデル像が制作時に金色だったTanaCOCOROシリーズを、すべてゴールド仕様で発売されると困っちゃうのですが、この「みかえり阿弥陀」は金色Ver.があって良かったと実感しています。

2021年04月11日

「永観遅し」が聞こえてきそうです。

 仏像エンターテイメイント部門「みかえり阿弥陀(イSム「掌」)」を掲載しました。

日本では「末法の世」が始まってから30年が経過した1082(永保2)年の2月25日早朝、三論宗の永観(ようかん)が勤行をしていたところ突如、壇上の阿弥陀如来が降りてきて永観とともに行道を始め、しかも驚きの余りに動きが止まってしまった永観に対し、阿弥陀如来が振り返って「永観遅し」と発言した。という伝承を具現化した阿弥陀如来立像のお話です。またしても怪奇現象・・・ではなく、実際に語り継がれている奇瑞譚です。TanaCOCOROシリーズでも金箔をふんだんに使用していると、ここまで厳かな雰囲気を纏う像になるという好例です。

2021年04月07日

やはり「仏頭の頬に仏頭」が見えています。

 仏像エンターテイメイント部門 特別企画②「仏頭」旧版・新版比較検証 を掲載しました。

以前、別個に観察したイSム様TanaCOCOROシリーズ「仏頭」の旧版・新版を並べて比較してみたお話です。とは言いながら、「仏頭の頬に仏頭」が単なる偶然ではなく、肉眼でも確認できる怪奇現象・・・、いや目出度いレアな「大当たり」個体であるということで喜んでいる内容が大部分を占めた記事になってしまいました。廃盤品が再販(復活)した際、しっかりと観察して違いが〝気になったら購入する〟という方針について語らせていただきました。

2021年04月01日

8頭のドラゴンなのに「九頭龍」なのです。Part2

 歴史エンターテイメント部門「Elfin Knights Project製 ハイメタル『九頭龍鈷』試作品」を掲載しました。

「Elfin Knights Project」様の素敵な創作法具のうち、8頭のドラゴンが独鈷をガリガリしている様な装飾を持つ金剛杵のお話です。此方も一目惚れして購入しましたが、九頭龍鈴の発表・発売のおおよそ1年前に武装商店様のHPで発表された物を購入しました。九頭龍鈷は金塗装、九頭龍鈴は金メッキと色付け方法に違いはありますが、2つを揃えることができたのは無上の悦びでした。ただ、使い方が判りません・・・。

2021年03月30日

21億年超えのアフロ・ヘア。

 仏像エンターテイメイント部門「五劫思惟阿弥陀(イSム「掌」)」を掲載しました。

先の更新では大日如来の塗りの個体差について言及しました。今回の五劫思惟阿弥陀の場合、金箔剥落の再現具合の違いによって同じ造形であっても〝別物〟のような印象を受けて楽しんでいるというお話です。普通だと1体購入でしょうが、当御所ではこの小振りの五劫思惟阿弥陀を〝脇侍〟として活用しようと考え、2体を連れて帰ってきました。黒地に金色が施されている像を中心にして、この2体を足元に据えています。

2021年03月28日

TanaCOCOROの「凄さ」と「限界」。

 仏像エンターテイメイント部門「大日如来(イSム「掌」)」を掲載しました。

密教の本尊仏かつ諸仏菩薩の本地仏「大日如来」シリーズのお話です。イSム様のTanaCOCOROシリーズは、当初19,800円というお手頃価格だったのですが、物価高騰等が原因で値段が上昇してしまいました。それでも〝入手し易い〟極めて本格的な仏像(インテリア仏像)であることには変わりありませんね。イSム様公式HPに写真が掲載されている見本版はとても素晴らしく仕上げられた像です。博物館の展示物と同様で〝超エリート〟です。個体差が生じてしまうのは致し方ありませんが、一般流通品は見本版と比べるとどうしても「違い」が目に付いてしまいます。色合いが白っぽい像ですと、あまり気になることはありませんが、黒っぽい(もしくは極彩色)像だと「違い」が目立ってしまいます。気になってしまった場合は、自力で彩色を加えて満足しましょう。時間と心に余裕ができたら、チャレンジしようと考えています。

2021年03月19日

「武田軍旗」、再びっ。

 歴史エンターテイメント部門「お手軽『武田軍旗』その弐(甲斐国)」を掲載しました。

「ほうとう」と「生クリーム大福」だけではないのですよっ。以前、紹介した武田神社の売店(授与所)で購入できる木製台座の武田軍旗を〝大人買い〟してきました・・・とは謂っても5本ですが。滅亡した甲斐武田氏に所縁のある場所を訪れる時、普段の行いもあるでしょうが、この武田軍旗を複数もっていれば「味方」と認識してもらえますからね。心穏やかに訪問することができます。それにしても爽快な程、天候に恵まれました。

2021年03月16日

甲斐武田氏が滅亡した地を訪れる。

 探訪エンターテイメイント部門「甲斐国武田神社~景徳院」(山梨県)を掲載しました。

2月下旬に山梨県を訪れ、写真を選択しながら文章を入力していました。甲斐武田氏の滅亡に関して調べていたらハマってしまい、更新できずに時間が経過してしまいました。書庫には古い史料が揃っていたので読解しながら、それでも難解な事柄も多かったので、関連書物をAmazonなどで取り寄せて調べていました。すると収拾が付かない状態になってしまったので、今回は取り敢えず「探訪」メインの話で切り上げました。史料の記載内容比較などをしていくと何時、どの視点から、誰が記録したものなのかで違いが生じますし、それらを検討していく作業はなかなか楽しいものです。今回は文書などにも手を伸ばしてしまいましたのでドツボにはまり抜けることができなくなってしまいましたが「遊び」であることを思い出し更新に至りました。東京堂出版『戦国遺文』を所有していないので、これから時間をかけて揃えていきたいと思いました。
「甲州ほうとう小作」様には、また伺いたいと考えています。

2021年03月15日

烏瑟沙摩明王、できたそうです。

 

以前、越中国の瑞龍寺様を訪れて「烏瑟沙摩明王」をお迎えしたことをお話しました。
実際に瑞龍寺様に出向かれて烏瑟沙摩明王を迎えられるとよろしいと存じますが、制作元のMJD株式会社様では品切れになっていました。
MJD株式会社様のHPでは「3月ごろ」にできあがるという通知がありましたが、もう在庫ありの状態になっています。
通販は可能になりましたが、瑞龍寺様を訪れて、あの素晴らしい雰囲気を堪能していただきたいですね。

2021年03月03日

「甲州ほうとう」と「生クリーム大福」を求めて。

 お土産エンターテイメント部門「生クリーム大福」を掲載しました。

甲斐武田氏の隆盛と、その最後をたどる旅のサイド・メニューとして「甲州ほうとう」を愛でることと、竹屋あさかわ様の「生クリーム大福」を土産で購入することを決めて甲斐国へ赴きました。

 

竹屋あさかわ様は「地元山梨の味を大切にする創業126年の和菓子店」です。

「竹屋あさかわ」様
〒400-0857 山梨県甲府市幸町9-25
TEL : 055-235-2288
FAX : 055-235-2289
MAIL : okashi@takeya-asakawa.com
営業時間:9:00~18:00
日曜・祝日:9:00~17:00
定休日:水曜日

 

午前中の早いうちに武田神社を訪れ、その足で〝売り切れる前に〟ということで「竹屋あさかわ」様を訪れました。予約を入れたお客様が何人も店内に居て、その隙間に入って購入しました、

正面カウンターに向かって左側の冷凍庫内に、箱詰め(数パターン)と各大福が個別陳列されています。6個入り箱は5箱あり、そのうち2箱を購入しました。同行者もそれぞれ購入しておりましたので売り切れ直前でした。その後に補充されたと推察します。

 

左側は「いちご」「巨峰」「白桃」の地元産原料説明が、

 

右側は「小豆」「抹茶」「生チョコ」の原料説明が表示されています。

 

「生クリーム」なので消費期限はもとより、取り扱いに関する注意書きが細かく示されています。遠方からの方は保冷バッグ(+保冷剤)をご用意なされるとよろしいでしょう。

 

蓋を開けると、こんな感じです。華やかで、楽しくなってきます。

 

求肥に包まれているので、あまり明確ではありませんが、シールの表示と色合いで味を想像してみてください。

 

竹屋あさかわ様では、生クリーム大福の他に「かりんとう饅頭」も購入しようと考えていたのですが、店頭でお願いしたところ「焼き上がったのですが、冷ましているので今直ぐお渡しすることはできません。もう少し時間がかかります。」というお話でした。次回訪れる際は昼過ぎにしてみます。

 

会計を待っている時、店の中央の壁に「お菓子で世界を幸せにする」(記憶では。次回は撮影させていただこうと考えています)というフレーズが掲げられていました。
こういった「気概」「覚悟」が示されているところが素敵ですね。

 

普段、お世話になっている方々へお土産で渡しました。
喜んでいただきました。

ご興味を持たれた方は、是非ご賞味くださいな。

2021年02月23日

運慶のメジャー・デビュー作がモデルです。

 仏像エンターテイメイント部門「大日如来(リアル仏像 Standard旧版)」を掲載しました。

最近、心にゆとりが無いので全く遊べずにいました。この状況は未だ続きそうです。さて、今回はリアル仏像の大日如来像のお話です。運慶のメジャー・デビュー作と位置付けられている奈良・圓成寺(えんじょうじ)の大日如来坐像をモデルとしています。現行のイSムStandartd版(蔦屋様限定販売)よりも小振りなStandard旧版です。漆下地部分に本物を意識した茶色っぽい彩色表現が特徴的です。〝大日如来の持つ迫力〟が備わっている、凜とした表情の造形です。レプリカの仏像を扱っていると、何れ機会があれば圓成寺を訪れ、本物の大日如来像を拝観したいという気持ちが高まってきました。また、先日紹介した浄瑠璃寺・大日如来をモデルとした物と、並べて比較ができればと存じております。

2021年02月19日

昨日は南から、本日は北から。

 お土産エンターテイメント部門「白い恋人チョコレートドリンク」を掲載しました。

 

箱入りです。こちらが箱の裏側になります。

 

 

箱の表側には小窓があいており、缶が顔を出しています。

 

 

缶の全貌は、この様な感じです。

 

 

1箱に3本が入っていました。

 

興味深いので、暫くの間は飲まないでおきます。

2021年02月12日

琉球からの「雅」(みやび)な貢物。

 お土産エンターテイメント部門「ガトー・スヴニール」を掲載しました。

 

琉球(沖縄)に行ってきた知り合いから、献上されました。

那覇空港でしか入手できない、「ソルベ」(シャーベット)です。

左側(赤・黄・緑)の方が「Sorbet Tropical」、右側(青・緑・青)が「Divers sorbet」という商品名です。

 

 

  赤色…宮古島産ハイビスカス味
  黄色…石垣島産ティダパイン味
  緑…シークヮーサー味
  青…沖縄塩入りブルーハワイ味

 

まず、冷凍庫に入れて凍らせます。冷凍時間は8時間以上とされています。
食す前に10分程度常温で放置するといいますが、そこは好みの硬さで時間を調整しながら楽しむとよろしいでしょう。

見た目が美しいので暫くの間、飾っておきます。

2021年02月11日

平成の修理で、本来の姿を取り戻しました。

 仏像エンターテイメイント部門「大日如来(京都浄瑠璃寺/BuddhismArt 株式会社謙信)」を掲載しました。

駆足初詣で訪れた山城国浄瑠璃寺で、国宝・木造阿弥陀如来坐像9軀の拝観を楽しみにしていたのですが、事前の情報収集をしていなかったので本堂中尊・阿弥陀如来像が不在であることを知らずに訪れてしまいました。代わりといっては何ですが、普段は灌頂堂に安置されている拝観期間限定の大日如来坐像が遷座していました。これはまた貴重な機会を得られたと喜んでおります。そこで株式会社「謙信」様が制作・販売されていることを思い出し観察してみました。派手さは有りませんが、スマートで妖艶な雰囲気を醸し出す古い時代の大日如来像が、本物の分析の上でとても丁寧に再現されています。〝浄瑠璃寺公認〟を得ている製品ですが、残念ながら現在では株式会社「謙信」様HPのオンライン・ショップのコーナー「仏像フィギュアBuddhismArt」では品切れとなっています。

2021年01月31日

「世は変われども神は変わらず」‐駆足初詣、石清水八幡宮編‐

 探訪エンターテイメイント部門「石清水八幡宮」(山城国)を掲載しました。

年の瀬にもかかわらず、驚く程の青い空のもと、鮮やかな朱色に塗られた社殿を楽しんでまいりました。武芸の神・八幡神を祀る清和源氏の氏神、石清水八幡宮のお話です。初詣仕様で2本の矢が立てられているレアな姿、暖かな陽射しで水蒸気が立ち上る、ちょっとだけ幻想的な雰囲気も堪能することができました。南総門と楼門が一直線になっていないことがこの画像からもお判りいただけるでしょう。さて、武芸者にとっては憧憬の念を持たずにはおれない石清水八幡宮。社殿をグルッと廻りながら、神気をたくさんいただきました(と感じています)。ここで元服したかったのですが、できませんでした。なので息子をここで元服させる予定です。

2021年01月28日

夜になってから立ち寄ってみました(護王神社)。

 探訪エンターテイメイント部門「護王神社」(山城国)を掲載しました。

 

駆足初詣の際、〝営業時間〟内に到達できなかったり、語るネタが無い場合はダイジェスト版でお伝え致します。京都御所・蛤御門のすぐ側に鎮座している「護王神社」には、残念ながら時間外で授与所は閉まっていました。原則、神社は時間外でも境内に入ることはできます。寺院は門を閉めてしまいますので時間外に境内に入ることはできません(例外はあります)。

 

 

 

御所に面した道路(烏丸通)は人・車の往来がありましたが、境内に居る部外者は我々のみでした。

 

奈良時代末期、政治体制崩壊の危機を救った「和気清麻呂」像です。凜としていますね。
庶務・民政にも長けており、平安京への遷都建議でも知られています。

 

 

和気清麻呂がある時、脚が不自由になってしまったそうです。その身体で輿に乗って八幡神へ参拝しようとした折、野生の猪が300頭、先導してくれたといいます。無事に豊前国の宇佐八幡宮に参拝したところ和気清麻呂は立って歩くことができるようになり、乗馬して帰ったという伝説があります。
この伝説により、和気清麻呂関係の神社には狛犬ならぬ「狛猪」が置かれているそうです。
・・・ということで、隠れた〝護王神社の見どころ〟である手水舎の猪です。後ろ足を跳ね上げて目立っている手水舎とは別にあるので、探してみてくださいな。

2021年01月19日

Go Go!サンガリア(ぷっちょ ぶどうソーダ編)。

 お土産エンターテイメント部門「がぶ飲み ぷっちょ ぶどうソーダ」を掲載しました。

知り合いが笑い転げていたので。

 

UHA味覚糖様の「ぷっちょ」が、炭酸飲料になっていました。
わざと袋の底に埋めて授与したのですが、視界に入った瞬間、笑い崩れていました。

ちょっと甘みが強いので、三ツ矢サイダーゼロストロングで薄めながら飲んでいます。

未だ実物を入手していませんが、
「がぶ飲みメロンクリームソーダ」と「がぶ飲みエックスフリーダムエナジー」
を「ぷっちょ」にした商品が存在します。

 

こういうチャレンジ、素晴らしく存じます。
サンガリア様、これからも期待しておりますぞ。

 

 

 

2021年01月18日

ポイント交換Premiumの優品が、廃盤になり残念です。

 仏像エンターテイメイント部門「十一面観音立像(イSムPremium:ポイント交換限定品 交換終了)」を掲載しました。

イSム様「ポイント交換Premium」の第1弾だった十一面観音立像のお話です。
本編では彩色によって〝木の質感〟を表現している画像を示し、卓越した技術について語らせていただきました。販売品としてではなく、ポイント交換品であったのは〝像に対する敬意〟があったからだと思っています。残念(不幸・不運)にも、交換は終了してしまいました。本物を所蔵されている寺院の関係者の皆様には、是非とも正式に許諾を出して、本物の像の美しさと素晴らしさを世に広めていただきたく、敬意を以てお願い申し上げます。

2021年01月14日

歴史的に「ハローワーク西陣」を見て妄想・・・。

 探訪エンターテイメント部門「晴明神社」(山城国)のおまけを掲載しました。

晴明神社からの帰り道、視界に入ってきたのですよ。この表示が。
所長の山名持豊(出家して宗全)が西軍に参加する者たちを集めている・・・。
〝職業安定〟を名目に、ハローワークの前で足軽たちが列をなしている・・・。
絶対にそんな事は無いのですが、脳内に浮かび上がってきた映像。
「この前の戦争」が応仁・文明の乱を指す都ならではの〝洒落が効いた〟表示だと勝手に妄想してしまいました。・・・他意はありませんのでご容赦ください。

2021年01月12日

素晴らしく涼やかな音色を奏でる「鈴まもり」。

 探訪エンターテイメント部門「晴明神社」(山城国)を掲載しました。

上洛するとよく訪れる晴明神社のお話です。小説・漫画・映画で有名になった陰陽師・安倍晴明(あべのはるあきら)を祭神とし、参拝客が急激に増加した神社です。最近は2~3年間隔で訪れるようになりましたが、十数年前と比べるとだいぶサッパリとした印象になっていますよね。陰陽師という職掌、安倍晴明の性格と思考・嗜好から〝明るく開運〟というタイプの神社ではないと感じるのですが、そこは人それぞれです。今回「鈴まもり」を白・桃色各1体ずつ購入しました。戻ってきて、袋から出して鳴らしてみたところ、素晴らしく佳き音を発しました。これは良いグッズを得たと喜んでいます。

2021年01月11日

世界に知られた枯山水の縮小文鎮です。

 歴史エンターテイメント部門「龍安寺『石庭文鎮』〈全景〉」を掲載しました。

現在では世界的に有名になった京都・龍安寺の石庭の全景を模した文鎮のお話です。イギリスのエリザベス女王が訪問したことが報道され、日本を代表する枯山水庭園となりました。昭和の戦前期には龍安寺の境内一帯が草むらに覆われていたそうですよ。創建後の被災・再建・移築等の歴史を経て、現在の方丈と庭の組み合わせが形成されました。配石の意図・意味について、いろいろと書籍にあたってみましたが諸説が多過ぎで、この文鎮紹介に関連させてまとめることは止めました。完全に〝遊び〟の領域を越えていますので・・・。文鎮としての用途は発揮されていませんが、飾り物として机上に置いておくだけで楽しめます。別ヴァージョンも販売されているので、今後上洛する機会がありましたなら入手したいと存じます。

2021年01月09日

茨木彰氏が彩色された興福寺型・金剛力士/吽形像です。

 仏像エンターテイメイント部門「金剛力士像・吽形(M-ARTS リアル仏像 緻密現存仕様 茨木Ver.)」を掲載しました。

2020年末に掲載予定だった金剛力士像の続編のお話です。2008(平成20)年に発売されたリアル仏像ワールド第2弾「仁王(金剛力士像)」の造形に、茨木彰氏が彩色を施された「展示品」かつ限定品でした。一見してノーマルの金剛力士像よりも重厚さが強めであることが判りました。彩色で顔料の残存、褪色・剥落・擦り傷などが表現されている〝芸術品〟の領域に到達した像です。阿吽2体セットですから価格も極めて重厚なものでした。「リアル」を追究(追求)すると凄いコトになってしまいます。

2021年01月07日

もはや芸術品の極彩色「伐折羅」。

 仏像エンターテイメイント部門「伐折羅(イSム「掌」 篁千礼氏彩色 特別極彩色Ver.)」を掲載しました。

初めて表参道店を訪れた時のお話です。普通の状況での訪問ではなく、会員限定の在庫放出セール(正式名称は失念してしまいました)で目当ての像を確保するために早朝から開店前の店舗前で待機し、無事に掌・伐折羅の極彩色Ver.を入手することができました。2体しか造られなかった限定品で1体は当家が安置しております。もう1体は転売され、何処かのご家庭で愛でられていることでしょう。掌1体でしたが当家はヘビーなStandard1体分で、もう1体はS-Class程で落札されていました。
復元CGと配色・模様が違っていますが、どちらが正解ということはありません。写真をタップして本編をご覧ください。インテリア仏像という気軽さを超越し、もはや〝芸術品〟へと昇華した伐折羅の姿を・・・。

2021年01月06日

「三ヶ日みかん」尽くし。

 お土産エンターテイメント部門「三ヶ日みかん ポテトチップス/プレミアムプリン/サイダー&みかんの雫」を掲載しました。

 

最近ビタミンCが足りていなかったので・・・嬉しい。

 

これは、知り合いとシェアする予定。静かに食させる予定。「美味い」と言わせる予定。

 

 

普通の土産物でした。ちょっと甘いですが、喜ばれるでしょう。

 

 

こちらも普通の土産物でした。サッパリしていて、こちらも喜ばれるでしょう。

 

 

つぶつぶが沈殿しています。冷やして飲む予定。

 

 

みかんだけと思いきや、何と「マスクメロンサイダー」まで。マスクメロンには大いに期待しています。

 

 

2021年01月04日

平安末期の雰囲気が色濃い9体の阿弥陀如来(実際は8体)に、早めの初詣。

 探訪エンターテイメント部門「浄瑠璃寺」(山城国)を掲載しました。

今回は京都府に所属していますが、ほぼ奈良県に飛び出している浄瑠璃寺を訪れたお話です。9体の阿弥陀如来像を揃えた阿弥陀堂建築は平安時代後期~末期にかけて、とても多く建てられたといいます。ところが9体の阿弥陀如来像が造像時のまま揃っていて、それを納めた阿弥陀堂も建てられた平安時代末期のままの状態で現存する例は、この浄瑠璃寺が唯一となっています。人気(ひとけ)の少ない時期の参拝でしたので、平安時代末期の雰囲気を満喫することができました。

2021年01月03日

〝清和源氏発祥の宮〟にて、早めの初詣。

 探訪エンターテイメント部門「六孫王神社」(山城国)を掲載しました。

コロナ禍の影響により〝分散初詣〟が奨励されています。ですから、行ってきましたよ山城国へ。今回は源経基(?~961?)を祀る、嫡子の源満仲によって創建された六孫王神社を訪れたお話です。六孫王神社は京都府京都市南区に鎮座する、こぢんまりとまとまっています(褒めています)。上洛して時間的な余裕があれば、意識的に足を運ぶようにしています。冬の訪問だったので御衣黄桜(ぎょいこうざくら)は咲いていませんでした。また春に訪れたいと考えています。

2021年01月01日

年末近くに届いた〝漆塗りの阿修羅〟。

 仏像エンターテイメイント部門「阿修羅 2020 Limited the japan(VIP会員限定商品)」を掲載しました。

だいぶ当初の予定を変更して記事掲載をしています。
今回はVIP会員を対象に限定販売された「Limited the japan」と銘打った阿修羅の特別ヴァージョンのお話です。先に紹介した「不動明王立像 2020 Ginza」の申し込み後まもなく、この「阿修羅 2020 Limited the japan」の申し込みが始まりました。年末に立て続けに届いた2体はとても素晴らしく、暗い印象で覆われていた2020年の最後を明るい気持ちにしてくれました。しかしながら、こうした企画物は連続させず、時間的感覚をおいていただかないと〝追い付いていく〟ことが困難になってしまいます。2020年はイSム様の限定版が例年に比べて多かったのです。紹介はまだ先になるでしょうが、何とか確保することに成功しました。仏像エンターテイメント部門については、ネタ切れは当分心配はありません。
「漆塗り」のイSム像、とても美しくカッコいい仕上がりになっています。写真をタップして本編をお楽しみくださいな。

2020年12月31日

汚し塗装が無い〝褐色の阿修羅〟はカッコイイ。

 仏像エンターテイメイント部門「阿修羅(M-ARTS リアル仏像 精密現存復元仕様 褪色Ver. 150体限定品)」を掲載しました。

今回は、株式会社MORITA様で2008(平成20)~2010(平成22)年にかけての2年間、しかも150体だけの生産・販売だったという〝褐色の阿修羅〟のお話です。
当時の株式会社MORITA様本社(現・埼玉ロジスティックセンター)にうかがった際、〝色んな阿修羅が居る〟ぐらいにしか思っていませんでしたが、標準版とは別に極彩色版と茶色(褪色)版が存在することを説明していただきました。阿修羅像は欲しかったのですが、他の造形(毘沙門天・如意輪観音)が余りにも魅力的過ぎて〝連れて帰るのは後まわし〟になってしまいました。入手できたから良かったものの、「今回は赤い阿修羅を連れて帰りますから、茶色の阿修羅はまた今度・・・」という軽いノリでいました。気をつけねば。油断すると気付けば品切れ・絶版という憂き目に遭ってしまいます。
因みに、株式会社MORITA様創業50周年記念(2018・平成30年)の折に限定50体復刻された「阿修羅 50周年記念モデル 精密復元仕様」は現行版を褐色にしたヴァージョンで、今回紹介した褐色Ver.よりも表面の仕上げが美しいものになっています。

2020年12月26日

青き不動明王/催事限定は高い・・・、でも素晴らしい仕上がりです。

 仏像エンターテイメイント部門「不動明王立像 2020 Ginza 篁千礼氏彩色 松屋銀座催事限定受注品」を掲載しました。

イSム様がたまに企画されるデパート催事限定品のお話です。今回は2020(令和2)年10月29日(木)~11月3日(火・祝)の期間で、東京・松屋銀座本店様における催事会場限定・受注生産品の不動明王立像です。モデルは相模国浄楽寺が所蔵する和田義盛発願・運慶作の不動明王立像で、既にイSム様ではStandard版で発売されている物の別彩色ヴァージョンでした。火焔光背が装備されている不動明王立像は初めて迎えることになりました。数日前に届いたので、予定を変更してこの青き不動明王の素晴らしさを皆様にお伝えします。不動明王の写真をタップして本編をご覧くださいな。
不動明王の真言は「ノウマク・サンマンダバザラダン・センダ・マカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン」です。

2020年12月25日

茨木彰氏が彩色された興福寺型・金剛力士/阿形像です(その②)。

 仏像エンターテイメイント部門「金剛力士像・阿形(M-ARTS リアル仏像 『京紫』仕様 茨木Ver.)」を掲載しました。

今回も2008(平成20)年に発売されたリアル仏像ワールド第2弾「仁王(金剛力士像)」の造形に、茨木彰氏が彩色を施された限定品です。区別するために便宜上「京紫」仕様と名付けました。紫色を中心とする重ね塗りにより、デフォルメされていますが筋肉の様子がとてもよく判ります。超絶なのが腰裳の模様を緻密に再現されているところです。本編で筋肉の張り具合、腰裳・表裏の模様を精密に彩色で表現している様子をご堪能くださいな。

2020年12月23日

茨木彰氏が彩色された興福寺型・金剛力士/阿形像です。

 仏像エンターテイメイント部門「金剛力士像・阿形(M-ARTS リアル仏像 緻密現存仕様 茨木Ver.)」を掲載しました。

2008(平成20)年に発売されたリアル仏像ワールド第2弾「仁王(金剛力士像)」の造形に、茨木彰氏が彩色を施された限定品です。株式会社MORITA様の旧本社(現・埼玉ロジスティックセンター)のショールーム兼応接室に飾られていた「展示品」でした。当時のショールームは寺院に納めるような本格的な仏像から通常のリアル仏像、そして限定版の展示品がズラリと並んでいて、うかがった時にはよく見学をさせていただきました。当時のショールームの様子を画像に収めておけば良かったものの、残念ながらしておりません。件の金剛力士像は通常品とは一見して異なる仕上がりで「展示品」という表示がしてありました。それが如何なる物なのかを対応してくださったスタッフの方に質問し、説明を受けました。茨木彰氏が彩色されたリアル仏像は、通常品のほぼ倍の価格でしたが、とても素晴らしい仕上がりだったため、何度もうかがって連れて帰りました。
造形も然る事乍ら彩色も複雑かつ丁寧になされ、もう芸術品の領域です。

2020年12月21日

〝銅鐸のワンダーランド〟から連れてきました。

 歴史エンターテイメント部門「滋賀県草津市志那出土 復元銅鐸(鳴らす銅鐸)」(近江国)を掲載しました。

滋賀県の野洲市歴史民俗博物館は通称〝銅鐸博物館〟の愛称で知られています。当たり前ですが、何処を見回しても必ず銅鐸が視界に入ってきます。銅鐸好きにとってはテンションが急上昇する施設ですね。売店では数種類の銅鐸レプリカ品が販売されています。今回は〝鳴らすこと〟を前提にした銅鐸レプリカのお話です。古い物を撮影しながら文章を入力していたら、忘れてしまっていた新しい「鳴らす銅鐸」が自己主張してきました。比較的安価なので、銅鐸博物館を訪れる度ごとに今後も購入し、いずれ銅鐸コーナを設定したいと考えています。

2020年12月18日

またしてもポイント交換Premiumの優品が、廃盤になり残念です。

 仏像エンターテイメイント部門「帝釈天(イSム Premium:ポイント交換限定品 交換終了)」を掲載しました。

イSム様は2020(令和2)年8月4日付で「出荷終了のお知らせ」を発表されました。Premiumのポイント交換限定品は〝素敵な目の付け所〟の優品なので、交換が終わってしまうのは極めて残念なことです。第1段「十一面観音像」(近江国向源寺型)の交換終了は不慮の事態でしたが、第2段「帝釈天像」も詳細は不明ですが事情があるようです。本物から取ったデータを元に制作された東寺公認の帝釈天像が他社から発売されていますが、イSム様の帝釈天像は〝シャープなデフォルメ〟が施されているカッコいい造形になっています。当家において〝対阿修羅〟という戦略上の備えとして、帝釈天は複数居るのですが、もっと帝釈天軍団を増強する予定でした。・・・交換終了は軍事・戦略上、極めて悩ましい問題点となってしまいました。

2020年12月11日

不動明王の横顔、似てません?

「東寺 国宝・不動明王(京都ミニ仏像工房)」の文章まとめと写真選定を作業していた時、何度も思っていたんですよ・・・。

でも、何でもかんでも「似ている」とまとめてしまう風潮が嫌いだったので黙っていました・・・。

ふと、知り合いに話したら共感してもらえたので、アップします。

 

 

並べての視覚的比較だと違うのですが、イメージだと重なるのですよ。

 

2020年12月07日

藤原兼実は「盗取山田寺金銅佛」に対し「事太相應、誠機緣令然事歟」と心変わりしました。

 仏像エンターテイメイント部門「仏頭(イSム「掌」限定再販 2nd.Ver.)」を掲載しました。

2013(平成25)年2月~2014(平成26)年4月までの約1年間で取り扱いが終了した人気商品TanaCOCORO「仏頭」が2020(令和2)年2月に200体限定復刻販売されました。初版を持っていることから、そのうち購入しようと油断していたら・・・もう既に完売となってしまいました。こういう時には必殺Amazonで購入してしまうのでした。初版は台座に固定されていましたが、2nd.Ver.は本体と台座が分離できます。台座に据えながら本体を回転させることができます。単なる再版ではなく、違う楽しみ方ができるのは素敵なことです。今回は、仏頭が山田寺から興福寺に移った経緯について調べてみました。

前回(1st.Ver.)では「仏頭の頬に仏頭」が浮かび上がっていましたが、今回(2nd.Ver.)は何の変哲も無い、普通の画像のみでした。

2020年12月06日

三種のペプシ。

 お土産エンターテイメント部門「pepsi ソルティライチ/キャラメルパンチ/スイートシナモン」を掲載しました。

pepsi
左から「ソルティライチ」、「限定キャラメルパンチ」、「スイートシナモン」。

知り合いが来たので、授与しました。

喜んでいました。

2020年12月05日

テレビで美味そうだったので。

 お土産エンターテイメント部門「いぶりがっこラーメン」(秋田県・湯沢市)を掲載しました。

 

知り合いが遊びに来たので、授与しました。

 

混ぜながら食さないと、せっかくの「いぶりがっこパウダー」が沈んでしまい、最後に味が濃くなります。

2020年12月04日

天界の「火生三昧」(かしょうざんまい)より烏瑟沙摩明王をお迎えしました。

 仏像エンターテイメイント部門「烏瑟沙摩明王(瑞龍寺/MJD株式会社)」を掲載しました。

いやぁ、極月になってしまいましたね。煩雑な勤めの合間に遊びに行ってきましたよ、越中国へ。1年程前、仏像を愛でておられる方のTwitterで存在を認識した越中国瑞龍寺「烏瑟沙摩明王」像レプリカを迎えに行ってきたのです。最初は写真数枚だけでしたが、色々と調べて瑞龍寺訪問を決行しました。観光客の方々がたくさん訪れている中、御住職のお人柄・ご対応が素晴らしく、今後もまたうかがいたくなってしまいました。件のレプリカ像は国産で、繊細で、それでいて安価という申し分の無い素晴らしき逸品でした。全ての不浄を焼き払い、浄化させる火神なのだそうです。年末まで彩色調査のため、厨子から出された状態で拝観することができます。瑞龍寺と御住職はとても素晴らしいと感じているのですが、ある「不浄」によって気分を害することになってしまいました。詳しくは本編をご覧ください。

2020年12月03日

弥生時代から「銅鏡」は〝威信財〟でした。

 歴史エンターテイメント部門「『青龍三年』銘 方格規矩四神鏡 廉価版(山城国)」を掲載しました。

上野の東京国立博物館で「発掘された日本列島20○○ 新発見考古速報」の特別展が開催されていた、考古学ブーム真っ直中の特設売店で購入しました。現在でも銅鏡レプリカは購入できますが、需要が無い為か高値になっていますね(勿論、高品質の品です)。この頃は金属製の銅鏡レプリカは比較的安価で入手することができました。日常生活における「鏡」そのものとしては映りがイマイチなので使用には不向きです。〝天照大神の恵み〟を可視化できるアイテムとして、卑弥呼になった気持ちで「鬼道」ごっこを楽しむことができます。

2020年11月15日

藤原道長が「奇偉荘厳」(きいしょうごん)と感嘆した〝白鳳の貴公子〟。

 仏像エンターテイメイント部門「仏頭(イSム「掌」1st.Ver. 廃盤))」を掲載しました。

興福寺に伝わる彫像と言えば、多くの方々が「阿修羅」とお答えになることでしょう。意外にも同寺に伝わる「仏頭」の人気も高いのです。イSム様では2013(平成25)年2月~2014(平成26)年4月までの約1年間という短い間の取り扱いでした。しかしながら人の心は不思議なもので、〝手に入らない〟ことを知ると〝欲しくなってしまう〟のが運命(さだめ)です。多くの問い合わせがあり再販となる訳ですが、その話はまた別の機会にしましょう。人気の理由は、破損仏でありながら国宝に指定されていることでしょう。仮に完全体であったとしても来歴が明確な白鳳仏の稀有さによって同じように扱われていたことと予想されます。痛ましい破損状況が視界に入ってくる反面、失われた姿を人びとは想像するのでしょう。人間の感性とは素晴らしいものです。

ところで、画像を撮影し選択している際に、特定の画像に「仏頭の頬に仏頭」が現れていることに気付いてしまいました。この〝怪奇現象〟に関心をお持ちの方は、写真をタップして本編をご覧ください。画像加工技術を持ち合わせていませんので、アレは偶然の産物なのです。

2020年11月14日

東大寺正倉院に伝わる完全体の蕨手刀のレプリカです。

 歴史エンターテイメント部門「『正倉院御物黒作蕨手刀』ペーパーナイフ(大和国)」を掲載しました。

最近、まったく〝遊びの余裕〟が無く、更新ができずに時が経過してしまいました。
さて霜月最初の今回は、古式に則って製作された蕨手刀のペーパーナイフです。以前紹介(9/13)の蕨手刀は鋳物製でしたが、今回とりあげたのは大和国東大寺正倉院に伝存する「黒作蕨手刀」を3分の1サイズに縮小した物で、日本国内における〝蕨手刀の拵えがすべて揃う〟唯一の例(正倉院中倉第8号黒作横刀)をモデルとしています。戦前の製作ということで精巧な造りではありつつも、所々に劣化が見受けられます。しかし、それでも丁寧に造られているので、満足の一振となっています。

2020年11月08日

日本人が好きな富士山、刃文になる。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 試作短刀『富士』」を掲載しました。

10/14紹介でも取り上げました「武装商店」様不定期の〝問屋の倉庫からこんにちは〟で発見された、富士山を象った刃文が施されている、これまた特殊な短刀のお話です。珍しいのは刃文だけでなく、刀身・鍔もなかなかお目に掛かることがない物です。鎺が美術刀用であるのと、柄糸が褪色してしまったので、いずれ改造してしまおうと考えています。

2020年10月19日

チャームポイントは、このぽっちゃりとした〝おなか〟です。

 仏像エンターテイメイント部門「制多迦童子(イSム「掌」1st. Ver. 廃盤)」を掲載しました。

最初の発売は2012(平成24)年6月でしたが、惜しまれつつも、いったん2014(平成26)年に販売を終了した[掌]制多迦童子(1st. Ver.)のお話です。Standardの不動明王には脇侍が必要だと強く感じていました。モデルとしている像が同じ寺院所蔵の物ではありませんでしたが、〝定型の並び(組み合わせ)〟ができると安心するものです。イSム様の制多迦童子は最近の販売が3回目なので、初版の観察をしてみました。いずれ続編を掲載する予定です。制多迦童子の真言は「オン・キャラマ・セイタカ・ウンパッタ・ナン」です。

2020年10月18日

勿体無き絶版・「冠落し造」刀身の巻。

 模造刀エンターテイメント部門「『冠落し造』刀身 暗朱石目塗鞘茶革巻短刀拵」を掲載しました。

10/13に続き、慈成様の〝勿体無き絶版〟シリーズで「冠落し造」刀身のお話です。これまで何振も紹介してきた「鵜ノ首造」刀身は、刀背部分のほぼ中央部から切先にかけて削ぎ落としがなされてつつも切先部分で厚みが戻る加工でした。今回の「冠落し造」刀身は切先までを削ぎ落とした加工です。小烏丸刀身は切先が剣状となっていますが、「冠落とし造」刀身は刀の切先の形状が維持されています。こうした特殊加工の刀身が市場から姿を消してしまうのは無念です。

2020年10月17日

「鍛人」(かぬち)製品、安く入手しました。

 模造刀エンターテイメント部門「特殊武器紹介 鍛人製 鎖鎌」を掲載しました。

真剣を製作する「鍛人」(かぬち)ブランドの鎖鎌(くさりがま)を、中古で入手したお話です。「鍛人」ブランドは、とっても高額商品なのですが、装備品の分銅鎖が無い状態の中古品でしたので、市場流通価格の1/5~1/4で購入できました。これは極めて運が良かったのです。チャーム・ポイント〝粗めの青貝散らし〟の外見に反して、所々に実戦に備えた工夫がなされています。普段、装備する武器ではありませんが、扱い方は修練しようと考えています。喪失された分銅鎖を補うため、ホームセンターでパーツ探しをしなければなりません。

2020年10月16日

見事なまでに調和がとれているので「伐折羅」は〝売れる〟のです。

 仏像エンターテイメイント部門「伐折羅(イSム「掌」 単品・新版)」を掲載しました。

2011(平成23)年9月に発売されたのがイSム・ブランドでは最初の伐折羅でした。その後〝ラインナップの見直し〟という理由で、いったん2014(平成26)年に販売終了となりました。2015(平成27)年2月には「掌」十二神将の初版が発売されました。単品・伐折羅に関する問い合わせが多かったということで2019(令和元)年7月に300体限定で再販が実現し、現在に至ります。大きく区切りを付けてみると、単品・初版/十二神将版/単品・新版の3種類の伐折羅が存在することになります。彩色は手作業でおこなっていますので個体差は生じてしまいますが、その個体差は不問とし、簡単な比較もしてみました。まだ在庫は有るようですが、興味をお持ちの方は急いだ方がよろしいでしょう。

2020年10月15日

平造で身幅の太い短刀です。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 平造刀身 脇差」を掲載しました。

「武装商店」様不定期の〝問屋の倉庫からこんにちは〟で発見された、短いのに幅広の平造刀身という、通常商品としてはお目に掛かることができない、特殊な短刀のお話です。問屋倉庫からの発掘品ということで、金具・柄巻・鮫皮・鞘塗・・・と外装においては特に目新しい点を見出すことはありません。心に〝ゆとり〟ができた時、色々と弄って改造しちゃおうと考えています。何時のことになるやら、不明ですがね。

2020年10月14日

勿体無き絶版・「おそらく造」刀身の巻。

 模造刀エンターテイメント部門「『おそらく造』刀身 朱呂塗鞘糸巻短刀拵」を掲載しました。

これまで幾度となく特注等をお願いしてきた「慈成」様より、去9/30(水)を以て「模擬刀剣製品の販売停止」のお知らせが発表されました。独創的な刀身製作へ果敢に挑まれ、素敵な刀を何振も購入させていただきました。色々と事情があるのでしょうけれど、とても悲しいお知らせでした。・・・ということで、今回は「おそらく造」刀身短刀のお話です。

2020年10月13日

8頭のドラゴンが並んでいますが「九頭龍」(くずりゅう)なのです。

 歴史エンターテイメント部門「Elfin Knights Project製『九頭龍鈴』」を掲載しました。

「Elfin Knights Project」様の素敵な創作法具のうち、8頭のドラゴンが独鈷をガリガリしている様な装飾を持つ金剛鈴のお話です。一目惚れして購入しました。「九頭龍鈴」(くずりゅうれい)と名付けられていますが、視覚で確認できる龍は8頭です。把(つか)を持った時、左右両端に9本の突起(真ん中の四角錐状の独鈷+周りの8本が龍の姿をしている)があるのでこのスタイルの法具は昔から「九頭龍○」と呼ばれているのだそうです。ちょっと形状は異なりますが、元ネタは大和国・長谷寺の「銅九頭龍九鈷鈴」でしょうか?

2020年10月12日

幅広二本樋同田貫刀身を用いた厳つい〝小太刀〟。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 幅広刀身 比良八荒(小太刀)」を掲載しました。

7/19「幅広二本樋同田貫刀身を用いた厳つい〝豪刀〟」で紹介した極太居合刀・比良八荒(ひらはっこう)の小太刀のお話です。短めの居合刀・美術刀は通常刀身を〝磨り上げ〟(短く加工)する為、通常刀身よりも高額になってしまうそうです。今回の比良八荒・小太刀は一尺八寸(約54.5㎝)ですが、鍔元から切先までほとんど太さが変わりません。獲物を〝叩き割る〟に充分な覇気を備えています。武装商店様の企画商品「比良八荒」は廃盤・品切れとなっていますが、幅広二本樋同田貫刀身は問屋さんに在庫があれば、特注などに取り入れることができるでしょう。ご興味をお持ちの方は、お問い合わせしてみてくださいな。

2020年10月09日

火生三昧(かしょうざんまい)に身を置く不動明王。

 仏像エンターテイメイント部門「東寺講堂 不動明王(東寺監修・公認MINIBUTSU大サイズ)」を掲載しました。

昨日に引き続き、東寺講堂の不動明王のレプリカ・フィギュアのお話です。アノ権利関係に最も厳格な山城国の著名真言宗系寺院が東寺正式監修・許諾公認をしているということで、本物に極めて準じた造型となっており、彩色も非常に手の込んだ趣のある像に仕上がっています。東寺の売店かネット通販でないと入手できないので、なかなか世間での認知度は高くない様ですが、「立体曼荼羅21体セット」まで辿り着けないまでも、強力な仏的守護力を欲している方にはお勧めの一軀です。
不動明王の真言は幾つかありますが、一番長いのが「ノウマク・サラバタタ・ギャティビャク・サラバボッケイビャク・サラバタタラタ・センダマカロシャダ・ケンギャキギャキ・サラバビギナン・ウンタラタ・カンマン」です。煩悩に限らず、悪事を為す族を焼き尽くすことができますよ。

2020年10月06日

小さくても、造型は本物に準じています。

 仏像エンターテイメイント部門「東寺 国宝・不動明王(京都ミニ仏像工房)」を掲載しました。

2011(平成23)年7月20日(水)~9月25日(日)の期間で開催された東京国立博物館・平成館特別展示室での「空海と密教美術」展で、先に紹介(8/24)した高野杉製「風」団扇とともに特設売店で購入した「京都ミニ仏像工房」様の東寺・不動明王像のお話です。現在発売されている【空海 立体曼荼羅 真言宗開宗1200年記念】よりも古い版のフィギュアですが、低価格の割に造型は緻密で、さすが東寺監修が入っているだけあります。

2020年10月05日

うわっ、平安京に行きたくなった。

 歴史エンターテイメント部門「京都御所『御所車』(山城国)」を掲載しました。

年一回は何らかの形で上洛するように心掛けていました。2020(令和2)年も山城国へ赴く予定があったのですが、COVID-19の妨害により上洛未遂になっています。そんな時、かなり昔に購入した京都御苑内の売店で購入した「御所車」が発見されました(購入したのを忘れて数年もの間放置していただけです)。京都御所を懐かしみながら、牛車のミニチュアを観察しました。そうだっ、年末平安京に行こっ!

2020年10月03日

戦場に赴いたら振りまわす鑓です。

 模造刀エンターテイメント部門「長物特注 鍛人製 千鳥十文字鑓」を掲載しました。

中秋の名月が綺麗に見えています。ところで「神無月」になってしまいましたね。語源俗解ではありますが、神無月にはいつもより良からぬ事が生じやすい気がします。日本は宗教・信仰に寛容な国ですから「神仏習合」(しんぶつしゅうごう)という神道と仏教を融合させる考え方があります。神々が留守になるのであれば、神無月には仏の法力に頼るのも有効な自衛の手段でしょう。自衛といえば、大きく長めの鑓(槍)が必要ということで、今回はかなり以前に特注した千鳥十文字鑓(ちどりじゅうもんじやり)のお話です。真剣を製作する「鍛人」(かぬち)ブランドの長槍で、もう現在は同じ物の製作は困難でしょう。「武装商店」様HPにて発表された試作品の画像に感化され、何度も相談にのっていただき、試作品よりも長めにしていただきました。7/27紹介「大型独鈷杵目貫 朱鞘 長脇差」、7/28紹介「鍛人製金具装着 大型三鈷杵目貫 朱鞘 鵜首太刀」と〝お揃い〟の長槍になっています。

2020年10月01日

胆沢城外郭南門跡に復元された築地塀を見てきました。

 探訪エンターテイメント部門「陸奥国胆沢城(岩手県)」を掲載しました。

鎮守府巡察のため、胆沢城に行ってきました。「胆沢城跡歴史公園」がオープンしてからは初めての訪問となります。奥州市埋蔵文化調査センターから胆沢城跡へは県道270号線が通っており、また胆沢城政庁区には個人宅・私有地が点在しているために〝田圃に埋もれていた〟感の強かった胆沢城跡が歴史公園として整備されていくのは嬉しいことです。
ちなみにこの記事は新機軸「探訪エンターテイメント部門」の初投稿となります。歴史的な史跡・施設を訪れ、見どころを紹介していく予定です。これまで見過ごしてきた「鎮守府八幡宮」は良かったですよ。しかしながら、奥州市埋蔵文化調査センター内の阿弖流為像、鎮兵像(目が赤く光る)、「悪路王」の面を画像として掲載しようとすると悉く拒絶されてしまい、紹介ページにその画像はありません。蝦夷関係者ならまだしも、朝廷軍からもこのような対応されてしまったので、次回の巡察までに何とかしておきます。

2020年09月23日

レプリカが入手できないので、似た物を造っちゃいました。

 歴史エンターテイメント部門「『稲荷山古墳出土鉄剣』を意識した真鍮剣(武蔵国)」を掲載しました。

埼玉(さきたま)古墳群の稲荷山古墳から発見された鉄剣。レプリカが存在するのは知っていましたが、なかなか遭遇することができずに時間だけが過ぎていきました。それとは別に、模造刀業界で「剣」が登場した際、剣身のみを入手しました。現在とは異なり、以前は模造刀業界は融通が利き、今では不可能なことでもある程度は対応していただきました。さきたま史跡の博物館で販売していた「金錯銘鉄剣ペーパークラフト」がきっかけで、入手していた剣身の表裏に稲荷山古墳出土鉄剣の銘文115字を、彫るのではなく油性ペンの金インクでのせてみました。少し離れて見ると、金象嵌が施された様に見えます。本物よりも長く、大きい錆の付いていないな真鍮剣ができあがりました。

2020年09月16日

独鈷杵の最終形態〝スーパー独鈷杵〟。

 模造刀エンターテイメント部門「法具型武器紹介 独鈷双剣」を掲載しました。

〝遊び心の追究〟の産物に、タイミング良く遭遇できたというお話です。「武装商店」様が「Elfin Knights Project」様に依頼して製作された「試製・超々特大独鈷杵/別名:独鈷双剣)」、構造上は強度がじゅうぶんではないので実用的ではありませんが、視界に入っていると落ち着く逸品です。7/19紹介の海洋堂・帝釈天のところで〝持っている独鈷杵が短い〟という話をしましたが、これくらいの長さがあればカッコいいと思っていました。ヴリトラ(インド神話に登場する巨大な蛇の怪物)を倒すならこんな感じの独鈷杵だと心強いですね。

2020年09月13日

「蕨手刀」レプリカ、小さいのですがここだと入手できるのです。

 歴史エンターテイメント部門「『蕨手刀』ペーパーナイフ(陸奥国)」を掲載しました。

蕨手刀(わらびてとう)とは、東北地方の「蝦夷」(えぞ)が製作・使用していた片手持ちの柄・刀身が一体化した鉄刀で、日本刀の礎と位置付けられる武器です。精巧な蕨手刀のレプリカはなかなか遭遇することができませんが、蕨手刀を模したペーパーナイフならば、陸奥国胆沢城跡に近い「奥州市埋蔵文化財調査センター」の受付兼売店で購入することが可能です。ただ人気商品ということで、運が尽きていれば〝品切期間〟に訪問することになるかもしれません。一度、職員の方から「品切れなんです、すみません。」と伝えられ、撤退を余儀なくされた事があります。当御所は鎮守府に色々と用事があるので、何度でも訪れますけどね。

2020年09月07日

〝カルピスで水分補給〟の工夫。

今年の夏の暑さは桁違いでしたから、尋常では無い量の水分補給をしました。飲料水業界をしっかりと支えた感を持っています。
さて〝カルピスを牛乳で割る〟はかなり以前から実践していました。近年は「期間限定」も含めてカルピスの種類も増え、様々な味を楽しむことができるようになりました。「牛乳と一緒に楽しむカルピス」もありますよね。

では最近の試みを紹介致しましょう。

「手摘みオレンジ + 完熟マンゴー」少々に牛乳を注ぎます。

 

 

「手摘みオレンジ + 完熟パイン」少々に牛乳を注ぎます。

 

 

「完熟パイン + 完熟マンゴー」少々に牛乳を注ぎます。

 

カルピスは、自分に適合する分量を試飲しながら調整してください。
ちなみに当然のことながら、カルピスは混ぜることなく単体でも美味です。

牛乳以外だと、炭酸では甘さ控えめの三ツ矢サイダーゼロストロングで薄めています。
上記のカルピス3種をサントリー GREEN DA・KA・RAで薄めても楽しむことができます。
更に、完熟マンゴーや完熟パインは、100%オレンジジュースと合わせても美味ですよ。

 

実践したことはありませんが〝カルピスウォーターで割る〟ということも考えましたが、恐らく甘くなり過ぎるかと推測しています。

 

各カルピスには「5倍にうすめてコップ約15杯分」とありますが、肝心なことはカルピスを〝濃くしない〟ことです。当家ではコップの底に少々入れ、あとは牛乳でコップを満たすくらいにしています。牛乳の中に〝微かなカルピス○○の風味〟を感じる程度となっています。
でも、個人の味覚・嗜好は様々なので、自分に適合する分量を試飲しながら調整してください。

 

TVCMでは〝かき氷にカルピス〟をかけていますが、バニラアイスにカルピス単体・もしくは組み合わせてかけても楽しいですよ。

 

観察・探究の作業に従事する際や気分転換の折に、この様にして遊んでいます。皆様も試してみては如何でしょうか。

2020年09月06日

今日は、株式会社MORITA様埼玉ロジスティックセンターにお邪魔してきました。

株式会社MORITA様より受注生産「千手観音 緻密再現仕様2020」ができあがったというお知らせをうけ、休日を利用して迎えに行ってきました。

 

いよいよ〝大物〟千手観音とのファースト・コンタクト。
まず箱の蓋を開け、目にしたのは覆いが掛けられている状態です。

 

 

次に中央部の覆いの紙を取り除きました。

 

 

そして、顔を覆っている紙を取り除きました。

 

おおっ、感激の一言です。ロジスティックセンターの応接室での感動の対面はここまでです。

近いうちに「千手観音 緻密再現仕様2020」の詳細について、写真を撮って観察します。

 

更に、間もなく発売される掌「矜羯羅童子」(こんがらどうじ)と「制多伽童子」(せいたかどうじ)の現物を見せていただきました。

 

矜羯羅童子は〝シャープな顔立ち〟でした。このでき具合を見せていただくと、八大童子が欲しくなってしまいます。

発売されたら、まずは〝不動明王の脇侍〟として購入する予定です。

2020年09月01日

美術刀の赤系「微塵塗」も、仕上がりに〝個性〟が生じるのです。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 薩摩柄 黒・赤微塵切返黒散鞘」を掲載しました。

今日で葉月(はづき)も終わってしまいますね。全く〝秋の到来〟の予兆を感じることもなく長月(ながつき)が始まります。早く秋らしさを感じたいものです。
さて、以前、美術刀の青梨子地鞘塗は特注ごとに差異が生じるということに触れましたが、赤の「微塵塗」(ラメ塗)も青梨子地に張り合うが如く、仕上がりに差異が発生します。今回は4/27紹介のショッキングピンク・ラメとの比較をしましたが、その似ているようで異なる微塵塗りの仕上がりのみならず、薩摩柄と小振りの鍔の組み合わせ、柄巻と柄下地の組み合わせ、微塵塗の切返しに黒散らしをかける・・・といった、特注デザインを複数融合させたことを、画像を用いて説明してみました。別の機会に〝赤微塵の色合いの相違〟について考察を加えたいと考えています。

2020年08月31日

東寺・帝釈天が持っている物よりも長いスタイルの独鈷杵です。

 歴史エンターテイメント部門「Elfin Knights Project製『独鈷杵』ハイメタル 燻銀Ver.」を掲載しました。

つい先日の〝ぷにぷに独鈷杵〟に対して、キンキンに尖っている〝武器らしさ〟が色濃い、Elfin Knights Project様製作のハイメタル「独鈷杵」のお話です。独鈷杵や三鈷杵・五鈷杵といった密教法具は、一般的に金色のものが知られています。Elfin Knights Project様は商品を独自製作されていますので、金・金古美・黒などの色仕上げが可能です。今回紹介するのは、通常の黒染を変更し磨き上げて艶を出した物です。便宜上「燻銀Ver.」としましたが、シルバーとは言い切れない、趣のある燻し銀風の独鈷杵です。通常の独鈷杵よりも両側の鈷が長く、そして鋭いのが、この商品の特徴です。自己の煩悩を押さえ込むこともできるそうですが、魔物と闘う際にはそのまま武器になるといいますし、ピンチになったら結界も張れるそうです。雷も操れるそうですが、その際は「雷公」(菅原道真)と衝突しないように注意しましょうね。

2020年08月30日

ぷにぷに独鈷杵。

 歴史エンターテイメント部門「もちもち金剛杵ペンケース」を掲載しました。

「フェリシモ おてらぶ」様が製作・販売されている商品名「もちもち金剛杵ペンケース」のお話です。2019(平成31)年3月26日~2019(令和元)年6月2日の期間で開催された特別展「国宝 東寺‐空海と仏像曼荼羅」の売店の中を左回り・右回り、そしてもう一度左回り(つまり3周)してグッズを吟味し、この「もちもち金剛杵ペンケース」を選びました。特別展の売店では購買意欲をそそるグッズが多く見られるのですが、いちいち購入しているとキリがありませんので、特徴的かつ独創的なグッズがあった場合に購入するようにしています。商品名は「もちもち金剛杵」ですが、当御所においては〝ぷにぷに独鈷杵〟と呼ばれています。

2020年08月28日

黒石目に黒微塵の切返しっ・・・て?。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 薩摩柄 黒・黒微塵切返鞘」を掲載しました。

居合刀の特注をお願いする場合、〝細かいところはお任せ〟とは言いつつも、ある程度のスタイルやテーマのイメージはつくって店頭に向かいます。ところが美術刀の特注は「こういう一振」という案を持っては行きますが、店頭で視界に入ったデザインに影響されたり、武装商店様だと美術刀担当者様や店主様に相談にのっていただきながら〝その場で〟美術刀特注を頼んでしまうということが儘あります(1振の特注をお願いしに行ったら、2振特注して帰ってくるというパターン)。今回は、そうした店頭での話し合い(相談)から生まれた、〝黒に黒を合わせたデザイン〟の美術刀のお話です。具体的には、大車輪鍔の写真をタップして、特注した美術刀のパーツに関する説明をご覧くださいな。

2020年08月27日

「青梨子地」は毎回、色合いが異なります。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 薩摩柄 青梨子地鞘」を掲載しました。

未だ鞘の「微塵塗り」や「黒散らし」が無く、美術刀の梨子地といえば赤の作例が多かった頃のお話です。赤梨子地とは異なり、青梨子地の色具合は〝不安定〟で必ずしも同じ様なものにはならないのだそうです。長めの薩摩柄にハマっていた時で(現在も継続中です)、柄糸と鞘塗を色々な組み合わせへの挑戦の産物の一振です。以前紹介した居合刀・美術刀の青梨子地との比較もしてみました。青梨子地塗は本当に奥深いものです。

2020年08月26日

かつては〝杉の香り〟が漂っていました。

 歴史エンターテイメント部門「高野杉製『風』団扇」を掲載しました。

前回の更新から、ちょっと間が開いてしまいました。もっと更新したい所存ではあります。さて、今回は2011(平成23)年7月20日~9月25日まで開催された「空海と密教美術」展の売店で販売されていた、高野杉製「風」団扇のお話です。購入当初は心地良い杉の香りが扇ぐごとに広がっていたのですが、段々薄くなり、最終的に匂いは無くなりました。また変形や欠損といった経年劣化が目に見えるようになっています。雅ではありませんが、木工用ボンドを活用して、今後も修理を重ねながら使用していきます。東寺や金剛峯寺の売店で〝いつも販売している〟と嬉しい一品ですね。再販を期待しています。

2020年08月24日

家康は切先を西国に向けたといいますが、今回は江戸に向けましょう。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 小柄・笄付ソハヤノツルギウツスナリ」を掲載しました。

6/6紹介「ソハヤノツルキウツシテミタナリ」は価格を抑えた武装商店様の企画特注品でした。今回は、その省略した小柄・笄を装備し、本歌(ほんか:本物)に長さを近づけた、より本歌ソハヤに近づけた居合刀特注のお話です。居合刀は二尺四寸~二尺五寸あたりが一般的な刀身となります。それよりも長く・短くしようとすると、その長さを変えた分、価格に反映されてしまいます。〝短くすれば安くなる〟というのは思い込みで、刀身を短く加工しなければならないため、手間が掛かった分、価格は高くなります。また鞘に小柄・笄を納める櫃を入れると制作時期は大幅に長くなり、既製品であれば兎も角、特注で小柄・笄櫃を依頼すると納期が遅くなり、価格は大幅に上昇します。今回のスーパー・ソハヤ(本歌に合わせた短めの特注)は、そういった企画が存在して、その企画に乗っかった感が強いものでした。なかなかな価格ではありましたが、造りを考えれば許容範囲であると判断し、納品していただきました。これで夢の〝ソハヤ大小揃え〟が実現しました。
徳川家康は、徳川氏に対して不穏な動きをみせる西国大名への威嚇としてソハヤの切先を西に向けたといいます。盆休みで例年であれば人びとは帰省・旅行などで楽しむ予定だったでしょうが、コロナ禍の影響により思いのままに行動することができなくなってしまいました。コロナ禍の状態が厳しい地域にソハヤの切先を向け、早期に沈静化することを祈念致しましょう。

2020年08月15日

むかし〝四天王を購入した〟らもらえた帝釈天です。

 仏像エンターテイメイント部門「帝釈天(M-ARTS リアル仏像 キャンペーン非売品 廃盤)」を掲載しました。

未だ「イSム」ブランドが立ち上がる前、キャンペーンで「M-ARTS」四天王を購入すると頂けた「帝釈天」像のお話です。間もなく交換が終了してしまう「イSム 帝釈天~Premium~」とは異なり、全体的に黒っぽい佇まいの像で、本物と同様に台座の四隅に脚(台)が付いています。当時、四天王は既に所有していたので株式会社MORITA様に電話連絡を入れ、〝目ぢから強め〟の毘沙門天(現Standard)と如意輪観音(現Standard)を購入することで、この帝釈天を入手することができました。ポイント交換できる「帝釈天~Premium~」については別の機会に触れようと考えております。

2020年08月14日

稀少な鳳凰のお頭付き「衛府太刀」。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 鳳凰頭衛府太刀」を掲載しました。

稀少かつ高価な「分銅鍔」(ふんどうつば)を装備した、模造刀の世界ではレアな「衛府太刀」のお話です。柄は巻鮫となっており、鞘の金具は〝重ね〟が見られ、その上で超レアな「分銅鍔」が備わっており、価格高騰の要素が満載の一振です。しかも受注生産ということで市場に流通した数は非常に限られており、極めて入手困難な模造太刀です。幸いにもオークションで発見し5万円前後程で確保することに成功しました。〝探して〟いると、必要な物とは巡り逢えるものですね。

2020年08月08日

絶版「梅鉢紋鍔」。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 絶版・梅鉢紋鍔 天正拵」を掲載しました。

柄糸や鞘塗り、鞘を払えば刃文・刀身など、居合刀の個性を際立たせる要素は多種多様であり、特注をすれば理論上、ほぼ無限の組み合わせが可能になります。今回紹介の居合刀は奈良東大寺南大門前の「鹿屋」様で〝鍔に惹かれて〟購入した一振です。梅鉢紋が10個施され、うち5つが銀色の金属を埋め、残りの5つは透かしのままとなっています。気に入ったデザインでしたので、特注を依頼する際にこの鍔を指定したところ、〝造っていた職人さんが亡くなったので、もうこの鍔は造れない〟とのことでした。事実その後、いろいろ捜索してしましたがなかなか見つからず、執念で発見しましたが鍔単体で25,000円程の価格でした。この居合刀自体は当家においては数少ない細身・軽量の一振ですが、紺色の柄糸を柄頭に掛ける天正拵に溜塗りの鞘というスタイリッシュな上、この梅鉢紋鍔が装着されていていることから気に入っている打刀です。天正拵の柄巻方法を調べて、いずれは革巻に替えてしまおうと考えています。

2020年08月03日

〝めぢから〟強き、スーパー愛染明王。

 仏像エンターテイメイント部門「愛染明王(イSムStandard 篁千礼彩色 極彩色仕様 2015 Limited)」を掲載しました。

コロナ・ウィルスの猛威が高まりつつある中、葉月に入ってしまいました。長期の抑圧された環境・状況の中、人間の浅ましき心根に起因する事件・出来事などが報道されています。愛染明王の修法により、世の中が平静な状態に戻ることを祈念します(とは言いながら修法を執り行う手順を知りませんが・・・)。さて、2015年限定版で発売された愛染明王・極彩色版ですが、現在ではイSム様「VIP コンシェルジュ」で「特別彩色の相談」の受け付けがおこなわれていますので、ご興味をお持ちの方は相談してみるとよろしいでしょう。ちなみにこれまでの経験上、個体で特別彩色を依頼するよりも、限定版が発表された時に購入申し込みをした方の価格が抑えられます。〝完全オリジナル〟を求める場合は、Standardの大物が1体買える程の費用×1.5+αを要するとお考えください。芸術、そして趣味娯楽には金がかかるのです・・・。

2020年08月01日

戦場に赴く際に佩いていく太刀です。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 鍛人製金具装着 大型三鈷杵目貫 朱鞘 鵜首太刀」を掲載しました。

昨日紹介した長脇差と揃えの〝気合いの入った太刀〟のお話です。日本刀探究舎「鍛人」(かぬち)製の三尺太刀に魅了され、特注を依頼したのですが資材が整わない等の事情で計画が沙汰止みとなっていました。その後もタイミングをうかがっていたのですが、三尺刀身の調達ができないということになり、代替として鵜ノ首刀身による太刀製作へと方針転換し、この鵜首太刀ができあがりました。長脇差には独鈷杵を、この鵜首太刀には三鈷杵を目貫として装着していただきました。朱鞘・三本杉刃文・法具を目貫にするということで〝戦場に赴く装備〟ができあがったのです。

2020年07月28日

戦場に赴く際に携える長脇差です。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 大型独鈷杵目貫 朱鞘 長脇差」を掲載しました。

既製品の太刀は何振も所有していましたが、やはり〝気合いの入った太刀〟を持っておかなければという考えに到達しました(昔の事です)。今回は、その太刀と揃いの長脇差のお話です。
この長脇差の特徴は、目貫に法具「独鈷杵」を装着しているところにあります。市販目貫の独鈷杵では、この〝厳つい〟長脇差に不相応であるとして「武装商店」・店主様に相談したところ、カウンターの奥から「こんなのあるんですけど・・・」と素晴らしいアイテムを出していただきました。法具としては小さめの、目貫としては大きめの「独鈷杵」。店主様は「何かあったら使おうと思って・・・」と仰っておられましたが、〝我が特注こそ何か〟だったので投入していただきました。

2020年07月27日

単品とセットでは〝違い〟がありました。

 仏像エンターテイメイント部門「伐折羅大将(イSム「掌」 単品・旧版 廃盤)」を掲載しました。

イSム様の「掌」(たなこころ)シリーズのスタートで阿修羅と共に発売された単品・伐折羅(旧版)のお話です。
時系列でいくと十二体セットよりも先に購入していたのですが、じっくりと観察することも無く、仏像たちが立ち並ぶ棚に飾っていました。今回、単品・旧版を取り上げるにあたり、十二体セットの伐折羅との比較も簡単にしてみました。同じ「新薬師寺の伐折羅」をモデルにしていますが色々と相違点が発見され、楽しむことができました。

2020年07月23日

軽やかに殺陣ができる幅広刀身です。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 幅広ジュラルミン刀身・天正拵」を掲載しました。

居合道・剣道の高段者用に開発された〝超軽量〟ジュラルミン刀身搭載の居合刀のお話です。これまで色々と紹介して参りましたが、真鍮製の〝厳つい〟刀身の居合刀と比べると、およそ半分強の重量です。刀身のみならず、透かしの多い菊形鍔、柄も細身がちな立鼓柄(りゅうごづか)ということで、全体の軽量化が図られています。また天正拵の居合刀としては、水牛角製柄頭の形態が現行の物とは異なり、価格に反映されてしまう「巻鮫」(まきざめ)がなされているという特徴に注目し、今後出逢うことが極めて困難であろうと予測しながら秋葉原に向かったことを覚えています。

2020年07月22日

吉野ヶ里遺跡の存続を決定づけた出土品の〝実物大レプリカ〟です。

 歴史エンターテイメント部門「吉野ヶ里遺跡出土『把頭飾付有柄青銅剣』」を掲載しました。

6/25紹介は「縮小レプリカ」でしたが、今回は「実物大レプリカ」のお話です。
ある会社の創業周年記念品として製作された物で、実際の出土品のサイズを念頭に、少々肉厚で制作されています。あくまでも原寸大レプリカなので、刃部はペーパーナイフの様に研がれたりしていません。表面は鋳物なのでざらつきがある仕上げになっています。付属の木箱に入れて飾ると、かなりの迫力があります。

2020年07月20日

〝会場限定販売〟という呪縛。

 仏像エンターテイメイント部門「海洋堂『国宝 帝釈天騎象像』」を掲載しました。

上野の東京国立博物館・平成館特別展示室において2019(平成31)年3月26日~2019(令和元)年6月2日の期間で開催された特別展「国宝 東寺‐空海と仏像曼荼羅」で会場限定販売された海洋堂製フィギュア「帝釈天騎象像」のお話です。
権利関連に厳しい東寺が監修・公認したフィギュアで、東寺の売店で販売している物とは別の像です。海洋堂様は「阿修羅展」以降、東京国立博物館他での特別展と連動して幾つもの仏像フィギュアを製作・販売されています。東寺・帝釈天像フィギュアは数種類が流通していますが、やはり東寺が立体造形のデータ取りを許可したフィギュアは、全体的に造形バランスが本物に近く、カッコいいのです。この海洋堂「帝釈天」はバランス良く、その上で価格もお手頃ということで人気の高い仏像フィギュアとなっています。

2020年07月19日

幅広二本樋同田貫刀身を用いた厳つい〝豪刀〟。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 幅広刀身 比良八荒(大刀)」を掲載しました。

武装商店様の「ド迫力の刀身をなるべく安価に提供しよう」=「二尺五寸幅広二本樋同田貫刀身をなるべく安価でご提供というコンセプト」のもと、「比良八荒」(ひらはっこう)と命名された極太居合刀のお話です。
〝安価〟とは言っても6~7万円超にはなってしまいますが、それでも幅広同田貫刀身の迫力がこの価格で入手できることは凄いことです。〝同田貫〟の名を掲げても実際は通常刀身ということは通信販売ではよくあることです。この「比良八荒」の画像で〝リアル同田貫刀身〟を感じてくださいな。

2020年07月14日

弥生時代の剣は〝意外と短い〟のです。

 歴史エンターテイメント部門「ほぼ原寸大『把頭飾付有柄銅剣』」(肥前国)を掲載しました。

以前(6/25)紹介したペーパーナイフよりも、実はかなり前に入手していた〝ほぼ原寸大〟の把頭飾付有柄銅剣(はとうしょくつきゆうへいどうけん)レプリカのお話です。今でこそ偶にオークションで見かける有柄銅剣ですが、かつては有柄銅剣レプリカを扱っているところは無く、長期間にわたる探索活動の結果、山口県の「アトリエ青丘」様のHPで商品名〝銅剣レプリカ〟として有柄銅剣レプリカの受注製造・販売をしているという情報に辿り着きました。アトリエ御主人の御丁寧なご教示を受けて製造依頼をし、無事納品をしていただきました。塗料によって腐食・緑錆の再現がなされており、出土した遺物を手軽に扱っている感じを楽しむことができています。

2020年07月12日

風鈴ではなく「銅鐸」の音で夏の到来を感じています。

 歴史エンターテイメント部門「桜ヶ丘遺跡出土4号銅鐸」(播磨国)を掲載しました。

〝毎日更新〟を心がけてきましたが、俗世における〝仮の仕事〟で奔走しており、数日更新ができませんでした。「大人感覚で知的に探求する遊び」を標榜していますので、ゆとりを持ちながら今後は週に数回更新していくことにします。
さて、今回は弥生時代の青銅製祭器のひとつ、「銅鐸」のお話です。意外とオークションで銅鐸が出品されており、紹介されている写真が本当であれば〝本物の銅鐸〟と判断できます。かなり以前、入札した事がありますが、競り合って10万円超になった時点で諦めた経験が数回ありました。ただ、仮に本物が落札・入手できても、その維持・管理に苦慮したことでしょう。今回紹介するのはレプリカですが、兵庫県神戸市灘区の桜ヶ丘遺跡で出土した「4号銅鐸」の形・文様・銅鐸絵画が忠実に再現されている物です。制作されたのが「昭和銅鐸」様という会社ということは判りますが、この「昭和銅鐸」様についての情報を得ることはできませんでした。手製の舌(ぜつ)を吊して揺らし、弥生時代の音色を楽しんでいます。

2020年07月08日

吹き上げる炎、降り注ぐ焔。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 溶かし塗り鞘」を掲載しました。

始まりは、問屋企画品「徳川四天王本多忠勝拵」用に開発された「金秋塗り鞘」でした。
きっかけは、武装商店様がこの鞘塗りを〝溶かし塗り〟と称して発売された3振りでした。
〝仕上がり具合が保障できない〟不安定な塗りであることを了承し、それでも「気合いを入れて溶かしてください」と職人さんへの伝言をお願いしました。そうしたら、何ということでしょう!燃え盛る様な火焔の如き溶かし塗り鞘の一振が納品されましたとさ。

2020年07月02日

7月ですね。目に優しい緑色をご覧に入れます。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 薩摩柄 緑微塵塗・黒散鞘」を掲載しました。

「微塵塗」(=ラメ塗)に黒散らしをのせるとカッコいいのは周知の事実です。
あとは好みで鞘のラメ色を何とするかを選べば良いのですが、ラメにして〝色の魅力〟が出るものと、残念ながら不発に終わる場合があります。現在でも種々組み合わせを考えておりますが、今回は〝格好良さ〟を確認した上で特注した、森林の中で木々と同化することができそうな緑色の特注のお話です。

2020年07月01日

〝赤と黒のエクスタシー〟を具現化した美術刀。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 薩摩柄 赤微塵塗鞘」を掲載しました。

なかなかな数の模造刀特注をお願いしています。ほとんどが想像を超えた素晴らしい出来映えで、とても楽しんでいます。ただ稀にイメージと異なる状態の物と店頭で対面することがあります。いつもであれば気にすることなく支払いを済ませて連れて帰るのですが、本日紹介する特注美術刀は、新規パーツ導入の色合い調査という性格の物でしたので、造り直しをお願いしました。仕様違いの一振はHPで紹介され、間もなく買い手がついたそうです。善哉善哉。

2020年06月30日

毛抜型(形)目貫と堆朱塗の太刀。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 毛抜型(形)目貫 堆朱塗太刀 小烏丸刀身」を掲載しました。

珍しき堆朱塗の拵え、小烏丸刀身を内蔵した、古式を思わせる毛抜型(形)目貫を埋め込んだ太刀のお話・第3弾です。問屋倉庫に眠っていた在庫品の放出でした。しかも打刀拵の鞘だけなら堆朱鞘はありましたが、太刀拵の外装が堆朱塗はなかなかお目に掛かることはありませんでした。制作に膨大な時間・労力を要するため、それらがそのまま価格に反映されてしまうため、特注でも敬遠されてしまいます。ですから、幸運にもこの放出を獲得できたことを、とても喜ばしく感じています。

2020年06月29日

〝宇宙人〟じゃありませんよっと。

 歴史エンターテイメント部門「亀ヶ岡型『遮光器土偶』(陸奥国)」を掲載しました。

青森県の各所で販売されている「遮光器土偶」。亀ヶ岡遺跡で出土した物がもっとも著名でありますが、流通土偶には様々なバリエーションがあり、それはそれで楽しいです。
でも先ず購入するならば亀ヶ岡遺跡出土の土偶にしたいという気持ちがあり、その造形バランスに近い物を選び、購入しています。忠実な複製品を求めている訳ではありませんが、出来・不出来という評価をしつつ、心の内の基準をクリアしたら連れて帰ることにしています。今回は「縄文住居展示資料館カルコ」様で購入した遮光器土偶のお話です。

2020年06月28日

毛抜型(形)目貫と螺鈿散塗の太刀。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 毛抜型(形)目貫 螺鈿散塗太刀 小烏丸刀身」を掲載しました。

鎌倉「山海堂」様で購入した、古式を思わせる毛抜型(形)目貫を埋め込んだ太刀のお話・第2弾です。今回は珍しい「螺鈿散塗」(らでんちらしぬり)の外装をした、小烏丸刀身を内蔵する太刀です。
太刀金具は金・銀(燻し銀)・黒の3色ですが、外装の塗りは理論上無限の広がりを持ちます。先に紹介した黒呂塗の太刀(6/21)と、地味・派手比較もしています。

2020年06月27日

「鳥頸」3振目は直刀小烏丸です。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 鳥頸太刀 直刀小烏丸刀身」を掲載しました。

既に似たような2振を紹介しました(6/17・6/20)が、本日は金具の組み合わせは同じでも、刀身と外装に違いのある鳥頸太刀のお話です。WEB上で錦地の模様が異なる作例を数振見かけた事があります。制作する職人さんも全く同じ物ではなく、異なる要素を採用して創作意欲を高めているでしょうから、その産物・作品として様々な刀が世に出ている訳です。鳥頸太刀を精力的に探索した訳ではないのですが、そこそこ長い年月をかけ結果として複数の鳥頸を入手することができました。並べてみると夫々が個性を有しており、〝模造刀の奥深さ〟を改めて実感したところです。

2020年06月26日

吉野ヶ里遺跡の存続を決定づけた出土品の縮小レプリカです。

 歴史エンターテイメント部門「『有柄銅剣』ペーパーナイフ(肥前国)」を掲載しました。

ペーパーナイフにしておくには勿体ない程、素晴らしい造形の有柄銅剣レプリカです。残念なのは本物の3分の1サイズに縮小されていることです。実用的ではないかもしれませんが、原寸大にして欲しかったです。原寸大の吉野ヶ里・有柄銅剣(形のペーパーナイフ)、皆様も欲しいと思いませんか?

2020年06月25日

愛欲染着(愛執染着)に身を置き、悟りを開く途に誘う明王。

 仏像エンターテイメイント部門「愛染明王(イSムStandard)」を掲載しました。

現行販売品のイSム愛染明王の紹介です。
仏教では忌避されがちな人間の愛欲貪染(あいよくとんぜん)を悟りの境地に到達するための建設的なエネルギーへと浄化することを説く明王です。
起源こそ不明確なれど、一面六臂三目(いちめんろっぴさんもく)の忿怒相(ふんどそう)にもかかわらず平安時代以降たくさんの人々の信心を集めています。
やはり「愛」の字が持つ不思議な力によるものなのでしょうか。
真言は「オン・マカラギャ・バザロウシュニシャ・バザラサトバ・ジャクウン・バンコク」です。

2020年06月24日

〝スーパー長巻〟が現れた。

 模造刀エンターテイメント部門「長物紹介 長巻 五尺三寸」を掲載しました。

居合刀レベルの刀身を装着した長物(ながもの)が市場で流通したのはとても短期間(2008年)のことでした。短期集中的(約半年)に新規開発商品および類似商品が発売されると、特に長物については高額商品のため、全てを入手することが困難です。前回の長巻(ながまき)紹介(6/13)は運良く入手できましたが、その後の「武装商店」様企画の素敵な長巻2種はタイミングが合わずに逃してしまいました。そんな悔しさが心中で燻っていた2013年に問屋倉庫からの問屋企画品が発掘され、公開されました。なかなか市場に出回らない長物でしたので、またしても秋葉原に急行したのを覚えています。

2020年06月23日

銅銭はこうして造られていたのです。

 歴史エンターテイメント部門「『富本銭』鋳樟」を掲載しました。

現在も毎年開催されている「発掘された日本列島 新発見考古速報」。かなり前の、現在ではメジャーな遺跡が発掘されてその出土品が注目された頃の考古速報展は規模が違いました。連日にわたりたくさんの見学者を動員し、特に売店(ミュージアムショップとは別に設営)で販売されていたグッズが素晴らしい品揃えだったのです。
今回は昔在の銅銭がどの様に製造されていたのか、その過程が判る鋳樟(いざお)のレプリカを紹介しています。

2020年06月22日

毛抜型(形)目貫の太刀に出逢うには。

 模造刀エンターテイメント部門「毛抜型(形)目貫 黒呂塗太刀」を掲載しました。

鎌倉「山海堂」様で購入した、古式を思わせる毛抜型(形)目貫を埋め込んだ太刀のお話です。柄反り強めの太刀が常時在庫ありの山海堂様を不定期に訪れ、その時に出逢えた拵の太刀を連れて帰っていました。近いうち、また太刀を観にうかがいたいと考えております。他店で販売される太刀拵は通常の柄・刀身で太刀を構成しているので、また毛抜型(形)目貫の太刀はなかなか出逢えませんから山海堂様の太刀(「鎌倉太刀」)の存在は際立っています。神事の流鏑馬(やぶさめ)をされる方が、購入するそうですよ。
「尻鞘」(しざや)についても言及しています。

2020年06月21日

幻の七星剣、登場(その2)。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 七星剣(後期型)」を掲載しました。

6/16に紹介した「七星剣」(前期型)の続きのお話です。今となっては時期が何時だったか不明ですが、モデル・チェンジがなされた「七星剣」(後期型)について観察しました。そして前期型・後期型の比較をしています。モデル・チェンジによって省略されてしまった箇所もあれば、改良された箇所もあります。
一振を購入してしまえばそれでおしまいですが、仕様替えされたことを契機に追跡していくと、普通の認識では見えない事象を発見することができました。

2020年06月20日

太くて重たい〝スーパー姫鶴〟です。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 色替姫鶴一文字(暗朱鞘)」を掲載しました。

〝スーパー山鳥毛〟の特注と共にお願いした、姫鶴一文字をイメージした特注のお話です。
「武装商店」様の企画品「無銘九字兼定HW」(むめいくじかねさだヘヴィーウェイト)で採用されていた暗朱鞘(あんしゅざや)が目に留まり、問い合わせるとメーカーから〝暗朱鞘は真鍮幅広二本樋の刀身とセット〟という縛りがあるとのことでした。
姫鶴一文字は細い刀身というイメージでしたが、特注なので極太の姫鶴にチャレンジしました。金扇の目貫を指定し、暗朱鞘とのバランスを考慮して鮫皮を暗めの暗朱にしていただきました。また、鞘の暗朱との色合いを踏まえて赤味の強い茶色の柄革を持ち込みました。それ以外はすべて職人さんにお任せでした。
随所に素敵なアレンジを加えていただき、お気に入りの一振りになりました。

2020年06月19日

真言密教の世界観を具現化した「独鈷剣」。

 模造刀エンターテイメント部門「法具型武器紹介 独鈷剣」を掲載しました。

真鍮製「剣」が登場するまで、仕込み系武器用の切先諸刃(きっさきもろば)の直刀(ちょくとう)は存在していました。真鍮製「剣」は真鍮板から削り出した全部諸刃で、鞘や鎺(はばき)がこの剣身の為に新造されたのだそうです。存在を知ってから現物に巡り逢うまで、結構な時間を要しました。店頭で見かけた時に〝逃すまじ〟との覚悟で捕獲したため、「光の速さで」購入してしまいました。
〝法具型武器〟として独鈷剣は、置いておくだけで独特の存在感を有しています。もっと色々なバリエーションの剣を特注したかったのですが、あまり剣の入荷が無く、またこの独鈷剣を入手したことで安心してしまい、気が付くと剣の在庫が無くなっていたようです。
恐らく、もう真鍮製「剣」は生産していないのではないかと存じます。

2020年06月18日

幻の七星剣、登場。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 七星剣」を掲載しました。

鎌倉「山海堂」様で購入した「七星剣(しちせいけん)」(前期型)のお話です。〝前期型〟は当方が区別するために用いている便宜上の呼称で、またこの七星剣が〝居合刀〟なのかという指摘はご遠慮ください。当方では柄下地が木製であるものを居合刀、プラスチックであるものを美術刀として区別しております。
居合刀としては珍しいパーツ(金具)をたっぷりと投入している、振ることの無い、飾るための一振です。この様に説明していますが、この手の居合刀は貴重・大好物で、高評価・大絶賛をしています。
残念ながら現在は「在庫・入荷予定無し」となっています。でも絶版ではないようで、山海堂様旧HPでは〝需要により再入荷を検討します〟とあります。ご興味をお持ちの方は山海堂様にお問い合わせくださいな。

2020年06月17日

安底羅大将、2体の身体計測を行います。

 仏像エンターテイメント部門「特別企画① 『安底羅大将』像の比較検証」を掲載しました。

思いがけず、同朋舎(どうほうしゃ)メディアプランの安底羅大将(あんちら/あんてぃらたいしょう)を入手することができました。以前から気になっていたので、「同朋舎」安底羅とイSム「掌(たなごころ)」安底羅を並べ、様々な視点から比較検証をしてみました。〝兄弟〟ともいえる両者ですが、いろいろな〝違い〟が見えてきました。「同朋舎」十二神将に興味が湧いて、まだ販売しているのであれば購入したくなってしまいました。

2020年06月16日

最近のぐるぐる繋がりで、蛭巻風太刀の紹介です。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 蛭巻風太刀・手掻包永」を掲載しました。

本歌(ほんか:本物)の「蛭巻太刀」(ひるまきだち)は、薄い金属板をクルクルと巻き付けているのだそうです。居合刀における蛭巻の再現は、柄下地・鞘に蛭巻刻彫(きざみぼり)を入れた、金属板を巻き付けることのない物です。武装商店様ではこれまで数振りの素敵な蛭巻風太刀の販売がありましたが、タイミングが合わず悉く逃して悔しい思いをしていました。こちらの「手掻包永」(てがいかねなが)は柄巻・鮫皮・渡巻が無い分、太刀であるにもかかわらず安価あったので入手することができました。
ここでの「改造」とは太刀緒を鹿革のものに替えてもらったことを指します。
ついでにこの蛭巻風太刀用に尻鞘(しざや)も添えていただきました。

2020年06月15日

「長物」シリーズ始動。まずは長巻から。

 模造刀エンターテイメント部門「長物紹介 長巻 刃長一寸五分」を掲載しました。

映画・時代劇を視聴していると、演者の方々がたいそう素敵な武器を装備されているのを目にします。刀・太刀だと殺陣をする関係からアルミや竹光(木製)だったりすることが多いのですが、「長物」(ながもの)は穂先部分こそ竹光(木製)なのでしょうが、長柄(ながえ)や装飾の部分はなかなか丁寧に造られていると感じています。太刀の鞘などは、カッコ良ければ可能な範疇で特注デザインの参考にしてしまいます。
さて今回は、居合刀でも使用されている刀身を長柄にはめ込んだ問屋企画品「長巻」の紹介です。実際の戦場では、太刀・刀・脇差よりも長物がメイン・ウェポンでしたからね。長物の種類も最近では色々と増えてきているのは喜ばしいことです。

2020年06月14日

首里城の一般公開再開、「見せる再建」も本格的に開始。

 歴史エンターテイメント部門「琉球国王之印」を掲載しました。

2019(令和元)年10月31日未明、再建首里城が焼失してしまいました。
世代を超えて受け継がれ、そして現代でも後世に引き継ぐために整備・管理がなされている文化財が損なわれることは大いなる心痛が伴います。沖縄県民の皆様の御心情を御察しするとともに、再建に何らかの形で協力していきたいと考えております。
再建計画も発表され、今後の計画・再建事業の進展にも期待しています。
さて今回は、2年前に訪れた首里城内の売店で購入した「琉球国王の印」のお話です。

2020年06月13日

幻の〝仕込みひのきぼう〟。

 模造刀エンターテイメント部門「仕込み物紹介 仕込みひのきぼう」を掲載しました。

武装商店様で買い物をすると「ひきかえけん」(単位はGold)をもらうことができます。貯めたポイントにより交換できる商品が各種あります。2007年の紹介記事で〝MGひのきぼう交換〟の告知がなされました。先着15本。場所は秋葉原。〝全国からこのひのきぼうを狙って人々が集結するっ〟と考え、交換開始2日目か3日目に店舗を訪れました。そして幻の逸品を入手することに成功したのです。

2020年06月12日

相手の意表を突く仕込み武器。

 模造刀エンターテイメント部門「仕込み物紹介 仕込み木刀」を掲載しました。

「籐巻」の流れから、本日が仕込み武器を紹介します。
一見すると剣道等で使用する木刀。プラスチックの鍔を白いラバーで留めています。
何故か手元(柄)に籐が巻かれています。木刀は柄巻がありませんので、滑り止めのために籐が巻いてあるのか?と思いきや、何とビックリ「仕込み木刀」だったのです。通常の木刀であれば〝オトナ買い〟することができる価格でした。こういった楽しい物であれば、少々値は張ったとしても手元に置いておきたくなります。使うことはありませんが、とてもFunnyな一振りです。

2020年06月11日

「籐」で総てをグルグル巻き。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 総籐巻小太刀」を掲載しました。

以前(5/2)、鞘を金具で固めた様な重装備の半太刀改造を紹介しました。でも特注・改造品でも市販品であっても金具は外れてしまうことがありますので、気付いたら瞬間接着剤を少なく丁寧に患部へ流し込み修理をしています。
今回はそんな気遣いは無用という、柄も鞘も全部「籐巻」(とうまき)とした小太刀のお話です。別の改造(5/10)で鯉口の調整をしていただいた際、鞘の手元を籐巻にしていただきました。籐巻は巻いた箇所の強化を実現します。特注例として籐巻した上に黒呂塗や黒石目塗を施したものを目にしたことがありますが、なかなか費用が掛かるということで躊躇していました。そんな時、魂琥李斗(現・ガットバスター&コンクリート)様のWEBショップにおいて中古品として出ていた総籐巻小太刀に出逢ったのです。

2020年06月10日

昨日は「金」より「銀」って言いましたが、実は「金・銀」共に揃った例もあるのです。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀紹介・特注 カマス切先刀身 金銀微塵・黒散塗鞘」を掲載しました。

美術刀の刀身ですが武装商店様では「カマス切先」、問屋さんでは「大帽子」と呼んでいる切先(きっさき)が通常刀身よりも鋭い二振りの紹介です。
問屋企画「加藤清正拵」という商品用に切先の鋭い刀身が開発されました。〝銀ラメに黒散らし〟であったものを武装商店様では〝金ラメに黒散らし〟に代えて発売されました。ちょうど時期が同じ頃、加藤清正拵の鍔替え特注をお願いしていたので金ラメも購入し、並べて比較してみました。勿論、加藤清正っぽさは・・・。

2020年06月09日

みんな「金」が好きだから、敢えて「銀」にしてみました。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 黒銀切返鞘・小太刀」を掲載しました。

美術刀「へし切り」が発売された際、柄糸・鍔などを変更したヴァリエーションが次々と発売されました。「圧し切り長谷部」はこの頃、既に居合刀特注を依頼していましたので通常の美術刀へし切りを購入する意思は有していませんでした。しかしながら今後の居合刀特注のイメージ形成の為、美術刀へし切りの色を変えて全体像を確認してみようと考えました。それでも既存品の単なる色替えでは芸がありませんので、「鞘に文字入れ」で紹介した美術刀の小太刀で、新パーツの柄頭太刀金具と鞘の微塵塗りを試す形での特注をお願いしてできあがったのが此方の一振りです。短いのですがスタイリッシュな一振りにまとまりました。

2020年06月08日

碧き姫鶴一文字=〝色替姫鶴〟青梨子地鞘Ver.です。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 色替え姫鶴一文字(青梨子地鞘)」を掲載しました。

鍔の無い〝上杉型合口拵〟が気に入ってしまい、勝手に「色替え姫鶴一文字」シリーズをつくりました。これまで紹介した問屋企画品の姫鶴一文字、特注の四神守護刀青龍が、このシリーズ所属の構成員となっています。今回は魂琥李斗(現ガットバスター&コンクリート)様に特注をお願いした青梨子地(あおなしじ)鞘の〝碧い姫鶴一文字〟です。特注「青龍」納品後に考えた銀金具を装着した青い姫鶴の構想を具現化したもので、鮫皮も銀塗りにしていただきました。長さは指定?お任せ?か忘れてしまいましたが、短めの姫鶴になっています。小柄(こづか)・笄(こうがい)も備えており、長脇差(ながわきざし)としては丁度善き一振りになりました。

2020年06月07日

居合刀ソハヤ、降臨。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 ソハヤノツルキウツスナリ」を掲載しました。

2007(平成19)年の特別展「大徳川展」で大集結した徳川関連の刀たち。その中でも異彩を放つ徳川家康愛刀の写しのお話です。武装商店様の企画品で、細かいところはさておきの本歌(本物)に似せた一振りです。この頃は文化財の写し(似せた物)に対する意識が皆無に等しかったので、購入に至るまで時間を要しました(高額居合刀であったことも躊躇の理由でした)。何度か店頭で手に取らせていただきましたが、回を重ねるごとに〝情が湧いて〟きました。図録等で関連情報を調べ、テンションを高揚させて購入しました。
「赤銅鍍金仕上げの鍔」の取り扱いが難儀で、汚れが酷くなってしまったことをきっかけに再鍍金と鎺(はばき)への彫刻という改造をお願いしました。自邸でソハヤ(写し)を愛でる楽しみは堪りません。

2020年06月06日

絵画から〝婆娑羅な風〟を吹かせる「担ぎ大太刀」を立体化。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 『騎馬武者像』担ぎ大太刀」を掲載しました。

武装商店・店主様と図録『日本のかたな 鉄のわざと武のこころ』(1997・平成9)を見ながら特注の話をしていた時、騎馬武者像に描かれた大太刀を見て「この絵に描かれた長い太刀を造ってもらうこと、できます?」と聞いてみたら「見えない所は想像になりますけど、この頃の作例を参考にしたらできますよ」と超好感触の返答をいただきました。ゼロから製作だと費用が嵩むため、店頭の三尺ジュラルミン刀をおさえ、これをベースに改造をお願いしました。絵画に表現された情報と、現存している古い時代の作例を参考に、武装商店・店主様のプランニングといつもの職人さんの技術が合わさって、またしても素晴らしい一振りを仕上げていただきました。

2020年06月05日

織田信長の右筆に・・・。

 歴史エンターテイメント部門「真鍮製の馬蹄形『天下布武』印(近江国)」を掲載しました。

滋賀県立安土城考古博物館内のレストラン&ミュージアムショップ「ムエール」様で購入しました。「ムエール」様で販売するグッズは単調にならぬよう工夫されていて、たまに高額商品ですが著しく購買意欲を刺激するグッズが販売されます。それらは数量限定販売だったりするものですから、逃したくなければ執念にも似た情報収集力を駈使し、その上で「運」を味方につけねばなりません。
単に「天下布武」印ということであれば、ハンコ形式の物は簡単に入手できます。しかしながら、今回紹介するような金属製の天下布武印の様に〝気合いの入った〟アイテムであれば安土訪問記念という意味合いだけでなく、織田信長の右筆(ゆうひつ:書記官)の一員になれるかも・・・という浪漫が付いているはずです。
因みに「天下布武」印の現物が伝わらないのは、アノ場所で焼けちゃったのでしょうね。

2020年06月04日

改造で、元の面影が無くなりました。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 脇差 鵜の首刀身」を掲載しました。

一昨日の圧し切り・昨日の明智拵は〝職人さんに完全お任せ〟でした。本日紹介の脇差は〝完全自力救済〟の発想で組み上げた物です。改造目的で素体を探し、既に入手していた各部材(今回は柄頭・縁金具・目貫・切羽・鎺・鍔・柄革)を投入し自力で仕上げました。元のままなのは刀身・鞘・柄下地だけです。
本職の方の仕事と比べる迄も無いのですが、自由気儘に改造するって凄く楽しいのです。職人さんが丁寧に造られた刀は勿体なくて袋に入れて刀掛に飾っていますが、自作の刀は気遣いせずに扱うことができますので、此方をご覧の皆様も是非チャレンジしてみてください。
金具はだいたい模造刀を扱う店のWEBショップで販売しています。いつも柄革は九州の「Onigite.刀剣」様(http://onigote.com/?mode=cate&cbid=474444&csid=0)から取り寄せていますが、「Onigite.刀剣」様は現在営業中止(閉店)されておりますのでご注意ください。最近ではAmazon.comでも柄革の取り扱いがありますね。また、時間に余裕があればオークションを見て、気に入った部材があれば押さえています。例えば、気に入った柄頭(縁金具とセットの場合が多い)があれば、その金具に合いそうな鍔を探す。そうした組み合わせパターンを複数確保しておけば、改造する素体と出逢えたら直ぐに改造に着手することができます。

2020年06月03日

居合刀で〝本能寺の変〟。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 制作時復元仕様 溜塗打刀(明智拵)」を掲載しました。

昨日が圧し切りだったので、本日は短く太めの、本歌・明智拵が造られた当初の姿をイメージして制作された特注のお話です。
これまで幾多の特注をお願いしてきましたが、当方の指定は持ち込んだ萌葱色(もえぎいろ)の柄革の使用のみで、あとは職人さんの仕事がし易い様にという〝最もお任せ〟度合いが高い特注でした。今まで諸々の改造・特注に応えていただいた職人さんなので全幅の信頼をおいているのですが、経過報告や当方への説明・確認といったご配慮をいただき、またしても素晴らしい一振りを納めていただきました。更に博識この上ない武装商店・店主様にも多大なるご尽力をいただき、この特注が実現しました。お陰様で当方武具所蔵庫がますます充実していきます。

2020年06月02日

特注が・・・プロトタイプ(試作品)となりました。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 圧し切り長谷部」を掲載しました。

居合刀で山鳥毛一文字・ソハヤノツルキウツスナリ・日光助真など、現存文化財を模した商品(試作品も含む)が発売されていた折り、未だ商品化されていない歴史上の人物に関連する特注の相談をしました。武装商店・店主様が図録『日本のかたな 鉄のわざと武のこころ』(1997・平成9)の中から「圧し切りなんてどうですか?」と提案してくださいました。写真を見て、メールも介して何度か打ち合わせをしていただき〝こだわり満載〟の一振りとなりました。特に超ベテラン彫金職人さんにお願いした「斧題目」の鍔、当時は裏側の意匠(デザイン)がわからなかったので想像で彫っていただきました。この〝野晒し〟のデザインは、武装商店・店主様の発案によるものです。表の斧・題目(南無妙法蓮華経)とのストーリーになっており、後に発売された既製品とは異なる〝唯一の圧し切り〟となりました。この鍔一枚で居合刀数振り購入できるそうですと。

2020年06月01日

居合刀「四神守護刀」その2は、〝色替姫鶴〟でもあります。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 四神守護刀『青龍』」を掲載しました。

此方は新宿「魂琥李斗」(現・ガットバスター&コンクリート)様に特注をお願いした居合刀「四神守護刀」のうちの青龍です。現在、ネット上で居合刀「青龍」の写真は閲覧できませんが、YouTubeに紹介動画がありましたので、ご興味お持ちの方はご覧ください(https://www.youtube.com/watch?v=93RQ6YrbvVo)。

特注にあたり、柄革を青色?紺色?(かなり前のことなので忘れてしまいました)でお願いし、青色系でありながらも重厚な雰囲気の仕上がりに、とても満足したことを覚えています。「四神守護刀」は現在、美術刀と短刀のみの取り扱いとなっています。居合刀を欲する方がいらっしゃいましたなら、特注を相談してみるとよろしいでしょう。

2020年05月31日

「掌」十二神将の最後です。

 仏像エンターテイメイント部門「摩虎羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「摩虎羅」(まこら)、国指定名も「摩虎羅」(まこら)とされる、イSム摩虎羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約166㎝、干支では「卯」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は白色で、真言は「オン マコラ ソワカ」です。
十二神将は「限定生産」ということですが、特に人気があって再販要望が多く寄せられると不定期で再販が実現するそうです(必ずと断言できませんが)。十二神将はこれまで4度販売されていますので、此方をご覧になり〝十二神将が欲しい〟と感じられた皆様が本社(株式会社MORITA様)宛てに再販要望を送信されれば、近いうちに5度目の販売が実現するかも知れませんね。

2020年05月30日

遂に「茨木氏彩色 阿修羅」、公開っ。

 仏像エンターテイメイント部門「阿修羅(M-ARTS リアル仏像 精密現存復元仕様/茨木Ver.限定品)」を掲載しました。

ガレージキットメーカーKOCを主宰されている茨木彰氏がM-ARTSにいらっしゃった際に彩色を手掛けた限定阿修羅の紹介です。おそらく、この存在を知っている方は少ないことでしょう。かつて旧本社(現・埼玉ロジスティックセンター)のショールームに陳列されていた数種類の像が、一般に知られているものとは明らかに異なった雰囲気であることに気づき質問したところ、スタッフの皆様から「茨木塗り」であることを教えていただきました。そこから足繁くショールームに通い、知りうる可能な限りの「茨木塗り」を入手しました。茨木Ver.の阿修羅は数体並んでいたと記憶しています。兄弟(姉妹?)たちが、今も何処かで大切にされているのでしょう。

2020年05月29日

運良く巡り逢い、改造しちゃいました。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 柄/渡巻 革平巻 朱鞘太刀拵」を掲載しました。

実店舗の店頭で、WEBショップの情報で、そしてオークションで素敵な遭遇があります(但しオークションではそれほど多くありませんが)。此方(写真下)は、新品で状態も良かったので落札しました。元々の姿を写真におさめていなかったのですが、朱塗りの鞘には責金物(せめかなもの)・石突金物(いしづきかなもの)しか装着されていない、寂しい佇まいだったのです。此方の改造は単に金色の〝桐紋シール〟を複数貼り付けただけですが、それだけでもだいぶ華やかさが加わりました。

2020年05月28日

創作でも充分に楽しい。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 武田信玄太刀 来国長」を掲載しました。

現存する武田晴信(信玄)の佩刀(はいとう)であった「来国長」(らいくになが)とは拵えが異なります。武田っぽいのは「武田菱」が鞘に施されているくらいでしょう。美術刀の同名商品の方がもっと外見を似せて造られています。
歴史上の人物名を冠した居合刀・美術刀のほとんどは創作なので、細かいことを気にせずに楽しめば良いのです。
今回紹介するのは伝存する文化財とは全くの別物ですが、革の平巻き(柄・渡巻)、鞘に責金物(せめかなもの)・胴輪(どうわ)・芝引(しばひき)・雨覆(あまおおい)・石突金物(いしづきかなもの)と金具のフル装備、それでいて刀身が綺麗ときています。現在、通常の居合刀・太刀拵でここまで手間が掛けた物は無いでしょう。

2020年05月27日

三つ叉の槍は神の武器。

 仏像エンターテイメイント部門「因達羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「因達羅」(いんだら)、国指定名では「波夷羅」(はいら)とされる、イSム因達羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約156㎝、干支では「巳」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は赤色で、真言は「オン インダラ ソワカ」です。

2020年05月26日

切返しの金部分に凝った「へし切り」です。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 へし切り長谷部」を掲載しました。

新規パーツが投入された問屋企画の「へし切り長谷部 黒田官兵衛拵」をベースにした特注のお話です。現存する「金霰鮫青漆打刀拵」(きんあられさめあおうるしうちがたなこしらえ)がモデルで、江戸時代後期に製作された拵と推定されています。大河ドラマではコレで描かれていましたが、この外装の状態で織田信長から黒田孝高(くろだよしたか:官兵衛)に与えられた訳ではありません。
この特注では鞘の切り返しで金色の部分を工夫しました。既存美術刀に用いられている少々複雑な鞘塗りに色替えしていただきました。

2020年05月25日

鋒両刃の長さを調整してもらいました。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 小烏丸刀身・平清盛拵」を掲載しました。

きっかけは、ほぼ問屋企画品「平清盛拵 小烏丸太刀(太刀鍔)」の〝強めの凸塗り〟(ぼこぬり)でした。この平清盛拵えは鞘塗り・柄巻・鐺金具など新規の要素が多く盛り込まれている美術刀でした。刀身は鋒両刃造(きっさきもろばづくり)の小烏丸(こがらすまる)でしたので、両刃部分の長さを調整することを依頼しました。個体差があるようですが、通常の小烏丸刀身は両刃となっているのはだいたい切先から刀身の1/3ほどです。此方の特注では刀身の2/3ほどを両刃にしていただきました。

2020年05月24日

ブームの始まりはコレ。

 仏像エンターテイメイント部門「阿修羅(M-ARTS リアル仏像 精密現存復元仕様・廃盤)」を掲載しました。

2009(平成21)年に開催された〝伝説〟の「国宝阿修羅展」。
 東京国立博物館(3/31~6/ 7)…94万6172人を動員
 九州国立博物館(7/14〜9/27)…71万 138人を動員
阿修羅像の出張展覧会動員人数の合計は、165万6310人だったそうです。
両展示終了後、帰山記念として興福寺仮金堂で開催された「興福寺国宝特別公開2009 お堂でみる阿修羅」(10/17〜11/23)では25万6千人(詳細な人数にたどり着くことができませんでした)を集客し、東京・九州・奈良の特別展で総計191万2千人を動員したとのこと。博物館展示において空前絶後の記録を樹立しました。
東京・初日の朝、早めに到着したにも関わらず既に長蛇の列ができており、海洋堂「阿修羅」(3000円)が入口手前で売切というアナウンスがあり、前方に並んでいた方々が係員に詰め寄り、結果的に〝ひとり2体まで〟ということで〝その週の販売予定在庫を放出する〟ということになりました。引いたところで見ていたら、目の前でこの様な展開がありました。
紹介するM-ARTS阿修羅はこれ以前に発売されていたのですが、残念ながら売店には並んでいませんでした(〝大人の事情〟だそうです)。阿修羅展以前にも結構売れ行きが良かったとのことですが、阿修羅展をきっかけに注文が殺到したそうです。善哉善哉。

2020年05月23日

ぜ~んぶ両刃にしてしまいました。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 全部諸刃の小烏丸刀身」を掲載しました。

美術刀の小烏丸刀身は、削り出しで鋒両刃(きっさきもろば)の形状に整えていくのだそうです。個体差は生じるそうですが、逆に考えれば両刃の長さは変えられるということになります。ただ、厳密な長さの指定を受けるのは難しいということでしたので、「全部を両刃にできますか?」と問い合わせたところ、〝やったことが無いし面白い〟ということで受けていただきました。

2020年05月22日

予想外の、ほぼ本歌用拵え。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 山鳥毛一文字」を掲載しました。

「武装商店」様HP2009年3.9・3.11の両日にわたって紹介された鍛人(かぬち)製の三尺半太刀に衝撃を受け、鍛人製三尺刀身の特注を問い合わせたところ部材終了で不可ということでした。しばらく経ってから諸々相談にのっていただき、既製品の山鳥毛をベースに〝スーパー山鳥毛〟の制作をお願いすることにしました。
此方からの具体的な依頼は①柄巻は革で、②銀地の鎺に表が愛染明王の「ウン」・裏が毘沙門天の「ベイ」を入れる、③金虎の目貫、④合口拵にする。ぐらいで、他はすべて職人さんにお任せです。手の込んだ特注でしたので時間はかかっていますが、至極の美しき仕上がりになりました。

2020年05月21日

プロトタイプのメリット。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 日光助真」を掲載しました。

問屋企画品の開発で制作された試作品(プロトタイプ)のお話です。
今回の一振りは徳川家康の指料(さしりょう:愛刀のこと)で、家康没後に下野国日光東照宮に納められたことから「日光助真」と呼ばれる、「鎌倉一文字」を興した助真(すけざね)による太刀を擦(す)り上げた打刀(うちがたな)をイメージしたものです。
サイズ・刃文・柄巻は本歌(ほんか:本物)とは異なりますが、それ以外は本歌を意識して造られています。試作品だからこそ省略された点もありますが、試作品だからこそ本歌に準拠したパーツが組み込まれている逸品です。改造ポイントは鎺に三葉葵と梵字を入れたところです。

2020年05月20日

ひとりだけ、何も持っていません。

 仏像エンターテイメイント部門「迷企羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「迷企羅」(めいきら/めきら)、国指定名では「因達羅」(いんだら)とされる、イSム迷企羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約162㎝、干支では「酉」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は黄色で、真言は「オン メキラ ソワカ」です。

2020年05月19日

鞘に文字入れ?

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 鞘に文字入れ」を掲載しました。

「鞘に文字を入れる」発想を持ち合わせていませんでした。「鞘に入れる文字をどうしようか?」と考え、最初は有名な刀の茎(なかご)に刻まれた一文を入れることにしました。二振り目では有名な戦国・近世大名の兜の前立(まえたて)に用いられた仏名(ぶつみょう)を、三振り目では陰陽道(陰陽道)の呪文を入れてもらいました。
安価な美術刀も、鞘への文字入れによって不思議な力を纏うことになりました。入れる文字(文章)を考えることは、新たな楽しみ方でした。

2020年05月18日

武田氏一門に、してやられました。

 歴史エンターテイメント部門「お手軽『武田軍旗』」を掲載しました。

武田神社には何度か足を運んでいますが、2年ほど前に訪れた際、売店(授与所)で視界に入ってきたのが、この「武田軍旗」です。甲斐国内の土産物店であれば、おそらくどこでも取り扱いがあるでしょう。既に数本、大きめの武田軍旗を所有しているので、それまで全く気になりませんでした。でも〝神社の境内+木の台座(文字入り)+武田氏一門の営業〟という見えない力によって購入してしまいました(素敵だったのは「木の台座」でした)。次回、訪れる際もまとめ買いをしようと考えています。

2020年05月17日

よくできている「合口拵」。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 姫鶴一文字(小柄・笄あり)」を掲載しました。

「上杉景勝御手撰三十五腰」(うえすぎかげかつおてえらびさんじゅうごこし/さんじゅうごよう)の一振りとして、上杉家で秘蔵・珍重された「ひめつる一もんし」をモデルにした居合刀の紹介です。上杉家伝来の特徴的な鍔の無い「合口拵」(あいくちこしらえ)を再現した人気の商品で、各問屋さんから発売されているので数種類が流通しています。今回は、その中でも鍔・切羽を備えない本当の合口拵を再現した2種類(部材は同じ)に焦点をしぼりました。絶対にその様なことをしませんが、片手打ち(斬り)をするのに適した握りです。

2020年05月16日

「払子」は煩悩を取り除く法具です。

 仏像エンターテイメイント部門「安底羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「安底羅」(あんてら/あんちら)、国指定名では「伐折羅」(ばさら)とされる、イSム像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約156㎝、干支では「申」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は緑色で、真言は「オン アンチラ ソワカ」です。

2020年05月15日

暫くの間、「おうち博物館」を名乗っています。

 

突然ですが、昨日より暫くの間「おうち博物館」を名乗っています。
昨夕のTV NEWS内でおうち時間を楽しく過ごすための「おうち○○」という特集を放送していました。
当方は、おうち時間でも〝夢の国〟とか〝身体を鍛えるジム〟代わりなど・・・と内容は全く別方向に進んでいるのですが、面白かったので世の中の波に乗っかります。

歴史・仏像・模造刀の3分野エンターテイメント部門が揃いましたからね。

 

2020年05月14日

有職(ゆうそく)を感じさせる小烏丸太刀。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 錦包糸巻太刀拵・小烏丸刀身」を掲載しました。

刀剣の特別展示図録などで、金具まで布・革で包まれている太刀の存在は知っていました。この造形の居合刀(太刀)が発売されるということで注目していました。本歌(ほんか:本物)のコピーではないのですが、良い雰囲気を醸し出している一振りでした。
ただ柄巻が革でなかったので、「慈成」様に柄巻の革への変更を問い合わせました。変更可能の返答をいただいたので、統一感のある色合いになるように「うぐいす」色を指定しました。小烏丸刀身がとても綺麗で、全体像も美しい太刀でした。

2020年05月14日

はやく、どこかで見つけて。

 歴史エンターテイメント部門「『親魏倭王』印(筑前国)」を掲載しました。

昨日が銀(ぎん)だったので、本日は金(きん)の話です。すっごく前にネット上で見つけて購入し、十数年も放置していました。その間、市町村の合併などがあり、同梱説明書の甘木市観光協会が「あさくら観光協会」になりました。
中国の歴史書にある文字情報は知られていますが、現物は「漢委奴國王」印と違って見つかっていません。発見どころか土中にさえ存在しないかも知れないのです。彼方(漢委奴國王印)は国宝に指定され、博物館でV.I.P.待遇の人気者で、レプリカもさぞかし売れているでしょう。
卑弥呼に与えられた金印がこの様な外装でなくても、また発見された時に全く異なる姿であっても良いと思います。此方の「親魏倭王」印には、負けずにこれからも製作・販売され続けてもらいたいという期待を込め、紹介させていただきます。

ちなみに歴史エンターテイメント部門の初投稿です。やっと3部門が揃いました。

 

2020年05月13日

ギラギラした、珍しい創作の拵えです。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 上杉謙信太刀 小豆長光(ステンレス箔貼)」を掲載しました。

昨日と対照的な一振りの紹介です。はじめは格好の良い鏡面仕様の拵えと思っていました。ある映画に登場する戦国大名に扮した俳優さんが佩刀していた太刀がモデルの居合刀(太刀)です。しかしながらステンレス箔を貼り付けたものだったので、残念ながら時間の経過によって浮き・歪みが生じてしまいました。個体によってはヒビ割れもあるようです。刀身はとても綺麗な物でした。廃盤になっているので、入手不能な一振りです。

2020年05月12日

漆黒の明智拵。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 NPS企画品 明智拵(黒革柄巻・黒石目鞘)」を掲載しました。

昨日は織田関連でしたので、今日は明智のお話です。数時間前の放送の大河で本歌・明智拵の所有者と伝わる光秀と明智左馬助が登場していましたね。さて此方の一振り、特注ではなく「NPSカットラリー商会」様企画品です。大河ドラマが明智だからの新作ではなく、かなり前の作例ですが、まさに現在でも格好良さでは多くの共感を得ることができそうな拵えだと思います。使っている色彩が黒と燻し銀。黒が一様でないところが素敵です。勝手に〝ダークサイドに墜ちた明智光秀の佩刀〟という設定で飾っています。

2020年05月11日

永楽通宝を埋め込んだ「まけずの鍔」。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 『まけずの鍔』組み込み信長左文字」を掲載しました。

いつもお世話になっている武装商店様・店頭で特注や改造についての相談をしている時、「まけずの鍔」の話になりました。すると武装商店・店主様から「本物の永楽通宝を埋め込んで新しく鍔造りましょうか?」という素晴らしい投げ掛けを頂戴し、仕事柄持っていた本物の永楽通宝200枚程のうち、文字が明確なものを20枚をセレクトし提供、本歌(ほんか:本物のこと)に準拠した「まけずの鍔」を新造してもらいました。他の改造ポイントも素敵な一振りになりました。

2020年05月10日

「世界にひとつだけ」を真似るはずが・・・。

 仏像エンターテイメイント部門「孔雀明王(イSムStandard・特別彩色)」を掲載しました。

5.1に掲載した奈良県正暦寺をモデルにしたイSム孔雀明王像関連ストーリーです。
商品開発で制作された原型木像が、特別に彩色を施して販売され、その像をイSム表参道店様で拝見させていただきました。購入は諦めざるを得なかったのですが、その優美高妙な造形に心を奪われてしまいました。その印象を引き摺りながら月日が経過し「極彩色仕様」の特別注文をするに至りました。しかし長らく憧れていた孔雀明王でしたが、単なるコピーで終わらせる訳にはいかず、違った色合いの姿にしていただきました。

2020年05月09日

Coolな仕上がりの美術刀です。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 色替え前田慶次郎拵(大車輪鍔)」を掲載しました。

既存商品の鞘塗りパターンを脳内で変換し、特注した美術刀のお話です。
美術刀特注で部品の指定はまず大丈夫なのですが、鞘塗の色の仕上がり具合は全く予測ができないものです。単色指定であってもその時によって色合いは変わってしまいますし、手間のかかる鞘塗だと、イメージと異なる仕上がりになってしまうものです。そうした場合は、その出来上がりに「味わい」を感じるようにすれば、少々イメージと違っていて受容することができます。此方の特注は、理論上の色組み合わせを見事、職人さんが具現化してくださった大成功例です。

2020年05月08日

表情が生々しい。

 仏像エンターテイメイント部門「珊底羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「珊底羅」(さんてら/さんちら)、国指定名では「安底羅」(あんちら)とされる、イSム珊底羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約163㎝、干支では「午」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は煙色で、真言は「オン サンチラ ソワカ」です。

2020年05月07日

「錦」の柄下地。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 錦柄下地・前田慶次郎拵(大車輪鍔)」を掲載しました。

以前から存在していた美術刀の「錦柄下地」(にしきつかしたじ)ですが、作例を見ても特に気にはなりませんでした。ところが、興味あるデザインで他の方の特注紹介を拝見した時、この「錦柄下地」に対する認識が一変しました。居合刀については他の方の特注例をそのまま真似することはありませんが、手軽な美術刀特注は「ちょい変」(ちょっとだけ変更)はアリだと考えています。

2020年05月06日

鬼気迫る表情で、矢の具合を見ています。

 仏像エンターテイメイント部門「頞儞羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「頞儞羅」(あにら)、国指定名では「頞你羅」(あにら)とされる、イSム頞儞羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約154㎝、干支では「未」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は赤色で、真言は「オン アニラ ソワカ」です。

2020年05月05日

表が金・裏が銀。一振りで二つの楽しみ。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 切返鞘・表裏金銀黒散塗」を掲載しました。

鞘塗の「切返」と「黒散らし」を合わせると素敵になることはわかっていました。色の組み合わせで可能性は広がっていきます。しかしながら、デザインが同じで金と銀の色違いを一振りずつ依頼するというのは費用面から躊躇していました。すると本歌(ほんか:本物)でも表裏で色を替えている例が存在するという助言をいただいたので、この特注を依頼しました。こうした「大人の遊び」もございます。

2020年05月04日

ひとりだけ国宝ではありません。

 仏像エンターテイメイント部門「波夷羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「波夷羅」(はいら)、国指定名では「宮毘羅」(くびら)とされる、イSム波夷羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作でしたが、1854(安政元)年の大地震により倒れ破砕し、1931(昭和6)年に群馬県出身の彫刻家・細谷而楽(じらく:本名は三郎)氏によって補作されました。
像高約160㎝、干支では「辰」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は赤色で、真言は「オン ハイラ ソワカ」です

2020年05月03日

唯でさえ威風堂々。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 鵜の首半太刀」を掲載しました。

「武装商店」様HP上になかなか素敵な居合刀が立て続けに数振り紹介された中で、少々悩んでこの一振りに決めました。決め手は重装型の鞘と真鍮「鵜の首刀身」でした。困った時には〝二度と同じ様な作品に出逢うことは無い〟という設定のもと、仮に逃した場合、後悔の念の大きさで判断をするようにしています。
目貫は表裏共に大三鈷杵(だいさんこしょ)、鎺(はばき)には表に宝生如来(ほうしょうにょらい)の「タラーク」・裏に軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)の「ウン」を入れました。枕元に立てて置かずとも安眠できる一振りとなりました。

2020年05月02日

「毒を甘露(かんろ)に変える」そうです。

 仏像エンターテイメイント部門「孔雀明王(イSムStandard・廃盤)」を掲載しました。

イSム様HPのコラム「Discover the 孔雀明王」の中で、奈良県正暦寺の御住職が『単に悩みや苦しみを取り除くのではなく、それを取り込み克服することで、ひと回り大きな人間へと生まれ変われるよう導くのが孔雀明王であると説き、「毒を甘露(福徳・智慧)に変える」というお言葉』で孔雀明王を説明されたお話が紹介されております。是非、ご一読ください。
孔雀明王の真言は「オン マユラ キランデイ ソワカ」です。
昨日に続き、現在の混乱が一日も早く終息することを心より深く祈念して。

2020年05月01日

世の安寧を祈願して。

 仏像エンターテイメイント部門「薬師如来(イSムStandard・限定生産)」を掲載しました。

去る4.20、疫病退散を祈願する京都・祇園祭の山鉾巡行の中止が発表されました。祭りのイベントは中止となりましたが、幸いにも神事は八坂神社をはじめとする関係者によって挙行されるとのことです。祇園祭は863(貞観5)年に神泉苑で始まった御霊会(ごりょうえ)を起源に、長い歴史を有しています。八坂神社に祀られている牛頭天王(ごずてんのう)は薬師如来を本地仏(ほんじぶつ:神仏習合の考え方で「本来の姿」の意)とされています。ここで薬師如来について紹介するのも奇縁でしょう。世の騒動が早期終息することを祈念して。

2020年04月30日

居合刀の「四神守護刀」。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀特注 四神守護刀「朱雀」」を掲載しました。

新宿・魂琥李斗(現ガットバスター&コンクリート)様に依頼した特注居合刀です。現在は美術刀・御守刀(短刀)が通常販売されていますが、かつてコンクリート様企画居合刀に「四神守護刀」(玄武・青龍・朱雀・白虎)がありました。その中で最も格好良かった企画品の居合刀「朱雀」も購入したのですが、変則的な模様の堆朱鞘(ついしゅざや)が気に入り、いつもの柄糸を革巻に替えたい衝動にもかられて特注してしまいました。
ところで「ガットバスター&コンクリート」様も「緊急事態宣言」をうけ店頭販売を中止されております。早期の事態収束と、各店舗様の店頭営業早期復活を祈念しております。

2020年04月29日

「怒髮上衝冠」。

 仏像エンターテイメイント部門「伐折羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「伐折羅」(ばさら/ばざら)、国指定名では「迷企羅」(めきら)とされる、イSム伐折羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約162㎝、干支では「戌」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は白色で、真言は「オン バサラ ソワカ」です。
12体のうちで最も世間に周知されている存在でしょう。かつて奈良まほろば館にて同朋舎メディアプランの十二神将がバラ売りしていた際、この伐折羅像だけが圧倒的な売れ行きで在庫バランスが崩壊したという逸話があるほどです。

2020年04月28日

ピンクですが「甘く」(可愛いものでは)ありません。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 「拵短刀/Rose et Noir(仮)」に感化された切返鞘」を掲載しました。

4.25「鮮烈的Rose Red」の続きのお話です。美術刀特注を数多お願いして到達した「ラメ・切返・黒散」といういいとこ取りの一振です。「あのショッキングピンクのラメってできますか?」という軽いノリを受けていただき、また職人さんも「いい色にできた」とご満足されるほど美しい仕上がりになりました。ぱっと見、地味に感じますが、近付いて見ると華やかさがわかります。
黒合皮巻の長めの薩摩柄、禍々(まがまが)しさが溢れる箱乱れ刃文(はこみだれはもん)で〝ピンクの甘さ〟が過ぎぬ様にしました。

2020年04月27日

静的で、彩色保存状況も良好です。

 仏像エンターテイメイント部門「招杜羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「招杜羅」(しょうとら)、国指定名では「珊底羅」(さんちら)とされる、イSム招杜羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約166㎝、干支では「丑」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は青色で、真言は「オン ショトラ ソワカ」です。

2020年04月26日

鮮烈的Rose Red(ローズ・レッド)。

 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 「拵短刀/Rose et Noir(仮)」の揃え・小烏丸刀身」を掲載しました。

自分の感性・発想には無かった色使いに触れ、「模倣→応用」させた特注紹介のお話です。かつては美術刀特注はおおよそ一箇月でした。しかし刀剣アニメ?人気により納期不確定となってしまい、美術刀特注という遊びを中断してしまい現在に至ります。現時点での納期は各店舗にお問い合わせください。
居合刀特注との違いは時間・費用ともに「気軽にできる」ところです。パーツは限られていますが、その組み合わせを考えるのが楽しいところです。ただ、此方で紹介している例は結構古いものなので、同様の特注ができないということも多いでしょうから、参考にしていただければ幸いに存じます。

2020年04月25日

三鈷杵を持っています。

 仏像エンターテイメイント部門「毘羯羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「毘羯羅」(びきゃら/びから)、国指定名も「毘羯羅」とされる、イSム毘羯羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約160㎝、干支では「子」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は赤色で、真言は「オン ビカラ ソワカ」です。
「三鈷杵」とは古代インドの神々が持つ武器「金剛杵」(こんごうしょ)が起源で、杵(きね)の形をした中央の握りの両端に鈷(こ)と呼ばれる爪(突起)が三股のものを指します。鋭い鈷により悟りを妨げる煩悩を打ち砕き仏の智慧の徳を表す法具です。

2020年04月24日

感慨深い改造。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 信長左文字・蛭巻鞘」を掲載しました。

先に紹介致しました改造3振の出来映えがとても気に入ったことから、既に所有していた他店購入品(信長左文字・蛭巻鞘/のぶながさもんじ・ひるまきさや)の持ち込み改造をお願いしました(2008年)。他店購入品の改造は現在、もしかすると受けてもらえないかも知れません。この改造では赤鮫に墨入れをする「谷汚し」(たによごし)の技術を用いてもらいました。この技法は「武装商店」様HPでは既に2005年11.18に紹介されています。また、この改造には数奇な縁が絡んでいたので、完成品を受け取り、非常に感激しました。

2020年04月23日

十二神将のリーダー。

 仏像エンターテイメイント部門「宮毘羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「宮毘羅」(くびら)、国指定名だと「招杜羅」(しょうとら)とされる、イSム宮毘羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高約164㎝、干支では「亥」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は黄色で、真言は「オン クビラ ソワカ」です。
宮毘羅は水神、釈迦が『無量寿経』『法華経』を説いたとされるインドの霊鷲山(りょうじゅせん)の鬼神(神霊の意)、そして薬師如来十二神将の筆頭だそうです。
日本では神仏習合の思想のうち、平安時代に浸透した仏教側の視点「本地垂迹」(ほんじすいじゃく)では、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)と習合して「金毘羅」(こんぴら)として海上の守護神としても信仰されています

2020年04月22日

柄下地にフェイクファー

 模造刀エンターテイメント部門「柄下地フェイクファー・半太刀拵」を掲載しました。

居合刀の改造は、依頼してから納品されるまで最短で2箇月、長ければ数箇月を要します。また持ち込みの改造は好まれません。購入した店で改造をお願いするか、はじめから特別注文(特注:部品と組み合わせ等を指定)をしてしまった方が良いと思います。
一般的に居合刀の柄下地は鮫皮(エイ:鱏・鱝の皮/鮫の皮の場合もある)ですが、他の材質も用いられています。
太刀鞘を守る「尻鞘」(しざや)の作成を依頼した際、材料としてフェイクファーを探しているうち、色々な模様の物の存在を知りました。通常だと鮫皮が見える菱形からフェイクファーの模様が見えると洒落ていると考え相談してみたのですが、職方が嫌がる(やったことがない)ということで廃案となりました。
でも思い付いたら気になってしまい、自分で改造するに至ったのです。

2020年04月21日

まずは真達羅大将から。

 仏像エンターテイメイント部門「真達羅大将(イSム「掌」)」を掲載しました。

イSム十二神将のうち新薬師寺では「真達羅」(しんだら)、国指定名も「真達羅」(しんだら)とされる、イSム真達羅像の紹介です。
奈良・天平期の制作で国宝に指定されています。像高は約163㎝、十二支では「寅」が割り当てられています(新薬師寺の説)。
身体の色は黄色で、真言は「オン シンダラ ソワカ」です。

2020年04月20日

居合刀の簡単な改造3。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 禍鶴重装型(太刀鍔)の柄巻・目貫変更」を掲載しました。

武装商店様企画品「禍鶴」(まがつる)の重装型・太刀鍔Ver.を簡単改造したお話です。
以前一緒に改造を依頼した「黒鴉」・「八咫烏」は、牛本革(表)による柄巻変更でした。本革・表は艶があり美しいのですが、手汗で滑りやすくなる難点があります。
今回の「禍鶴」は牛合皮(裏:バックスキン)での柄巻変更です。表面がしっとりしているので手に馴染み、手汗でも滑りにくくなっています。
革柄巻には表・裏がありますが、改造に要した費用は以前紹介した2振とほぼ同額でした(2008年当時)。
「重装型」とは、鞘に金具が幾つも装備されていることを意味しています。重いのですが格好が良いのです。またこちらが装備している太刀鍔も黒・燻し銀によるハイセンスな物になっています。

2020年04月19日

十二神将、勢揃い。

 仏像エンターテイメント部門「十二神将(イSム「掌」)」を掲載しました。

4.16掲載の新薬師寺売店で販売されている豪勝十二神将を踏まえ、今回はイSム十二神将を紹介致します。イSム様にとって初の胡粉彩色を採用した、本物の塑土の質感を再現している素晴らしい造形です。金箔・彩色の残痕再現のみならず、経年による変色や汚れ具合まで彩色によって緻密な再現がなされています。この群像を見ていると、奈良の本物に逢いに行きたくなります。 

2020年04月18日

居合刀の簡単改造です。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 八咫烏の柄巻・目貫変更」を掲載しました。

4.15掲載の武装商店様企画品「黒鴉」(くろがらす)と一緒に改造を依頼した「八咫烏」(やたがらす)のお話です。
柄糸を革巻に、目貫を好みの物に変更しました。革巻変更はしっかりとした美術刀1振ほど、目貫は物によって価格が変わります。改造費は1振について合計1万5千円くらいでした(2007~08年時点です)。店頭に並んでいる商品も、こうして手を加えることで唯一の一振へと変身します。
ところで、お世話になっている武装商店様が本日(4.17)より、東京都の休業要請をうけて店頭販売の自粛を開始されました。幸いにも通販業務は継続されるということです。
武装商店様HPは過去ログや特注の仕方・特注例紹介が充実しているので、「おうち時間」を充実させるのにお奨めです。

2020年04月17日

新薬師寺の売店で。

 仏像エンターテイメント部門「新薬師寺十二神将(京都・豪勝)」を掲載しました。

奈良県高畑町の新薬師寺売店で販売されている、京都の人形老舗「豪勝」作の十二神将像についてまとめました。12体でひと揃えですが、ご自分の生年干支の像を購入される例が多いそうです。簡単ではありますが、考察を加えてみましたので御参照ください。 

2020年04月16日

覚書、始めました。

河越御所Homepageを公開するにあたり覚書(ブログ)を始めることにしました。
探究内容に関することはもとより、日頃見聞をした事柄なども言及・掲載していきたいと存じております。
未だ支度中の箇所もありますが、今後ともどうぞ、よろしくお願い申し上げます。


 仏像エンターテイメイント部門「ウルトラ十二神将」を掲載しました。

 

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 黒鴉の柄巻・目貫変更」を掲載しました。

2020年04月15日