篁千礼氏が胡粉(ごふん)を用いて彩色された、塑像の雰囲気を纏った広目天です。

東大寺戒壇院(戒壇堂)モデルの四天王のうち、「広目天」は武器を手にしている訳でもなく、大きく口を開けて咆哮している訳でもなく、それでいて強力な圧迫感を発する像です。一見、激怒している表情ではありませんが、こういうパターンが最も危ないの(笑)。広目天が着用している鎧の獅噛(しかみ)、「増長天」と同じく獅子(ライオン)なのだそうです。「増長天」の獅噛は牙・歯を剥き出して〝動〟を表現していて、この「広目天」の獅噛は牙・歯を欠いていることで〝静〟を表現しているのだそうです。「株式会社MORITA」様のインテリア仏像(仏像フィギュア)を観察することで、また新たな学びを得ることができました。仏像や仏教教義を学ぶ上で、インテリア仏像(仏像フィギュア)は素敵な教材となっていますよ。

2026年02月18日