よく長屋王の〝呪い〟って謂われますが、違うんぢゃないですかねぇ。

 探訪エンターテイメント部門「大和国平城京長屋王邸跡(奈良県)」を掲載しました。

去夏(2022の夏)のお話ですよ。これまで何度も大和国に出向いていましたが、電車の窓から遠目に「アレが長屋王の屋敷跡か・・・」と眺めているだけでした。一度車で行くと、奈良駅からそんなに遠くなく、買い物をすれば駐車場は無料なので、平城宮跡も徒歩圏内(共感されないかも)なので案外楽しめる観光スポットということで、その後も訪れています。今回は最初の訪問時のことです。以前から〝長屋王の祟り/呪い〟と謂われているのを知っていましたが、改めて考えてみると「祟り」は屋敷跡を潰されちゃったからか、と思えるのですが、「呪い」は違うんぢゃないかと。『続日本紀』にも「誣告」(ぶこく)とありますが、それは長屋王没後の話なので、もし〝長屋王の呪い〟があるとすれば藤原不比等の息子・四兄弟になるのではないか?でも藤原房前は長屋王のことを積極的に排除しようとは思っていなかった様ですしね。つまり経営破綻したのは経営母体の責任であって長屋王のせいではないということ。だって訪れてみたら怒っている感じ、しませんでしたもん。

2023年03月22日