プロトタイプのメリット。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀改造 日光助真」を掲載しました。

問屋企画品の開発で制作された試作品(プロトタイプ)のお話です。
今回の一振りは徳川家康の指料(さしりょう:愛刀のこと)で、家康没後に下野国日光東照宮に納められたことから「日光助真」と呼ばれる、「鎌倉一文字」を興した助真(すけざね)による太刀を擦(す)り上げた打刀(うちがたな)をイメージしたものです。
サイズ・刃文・柄巻は本歌(ほんか:本物)とは異なりますが、それ以外は本歌を意識して造られています。試作品だからこそ省略された点もありますが、試作品だからこそ本歌に準拠したパーツが組み込まれている逸品です。改造ポイントは鎺に三葉葵と梵字を入れたところです。

2020年05月20日