活動の覚書(ブログ)

河越御所およびエンターテイメント研究所の活動覚書です。

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上野で「正倉院 THE SHOW」を楽しんできました。

東京・上野での「正倉院 THE SHOW」、行って来ましたよ。
だって、あと数日で終了してしまうところだったんだもん。

でもね、何も事前に調べておりませんで、大和国の 奈良国立博物館の「正倉展」の縮小版程度ぐらいにしか思っていませんでした。
既に2025(令和7)年6月14日(土)~8月24日(日)の間で、大阪歴史博物館で開催されていたのですね。
しかもレプリカのみって。
知っていたら、行かなかったかも・・・。


まぁ、行って来た話をしましょうね。

平日に、仕事を休んで出向いたのに・・・人がいっぱいでした。
チケット未購入の方々の行列が長かったんですよ。
事前にチケットを購入していたので10分ちょい程で入場できました。
係員の方々が状況を鑑みながら調整していました・・・が、館内は人混みでしたよ。


「写真撮影は可能ですが、フラッシュはたかないでください」
と係員が案内していたので、〝上野の展示は本物の撮影がオッケー〟って思い込んでしまいましたが、忠実なレプリカと映像のコラボレーションでした。

まぁ、コレはコレで面白い。

プロジェクション・マッピングは余り気にせず、どんどこ目当ての品の元へと接近していきました。

「螺鈿紫檀五絃琵琶」のレプリカ。

本物とも対面していますが、このレプリカとも何処かで遭遇しているはず。
ホント、よく造り込まれていますよね。

 

「螺鈿紫檀五絃琵琶」は、本物でもレプリカでも、裏側の螺鈿細工が強烈です。
凄い人混みの中、余り無茶をせぬ程度に接近し、撮影しました。
独占してはなりませんので、瞬間的に撮りましたよ。
ですから素敵な画像を撮ることはできませんでしたね。
一応、撮影はしましたが、それ程執着しないで済ませましたよ。


陳列されたレプリカを、全て撮影した訳ではありません。
人混みは苦手なので、後ほど図録を購入して楽しもうと思っていましたからね。

正倉院の扉を模しており、勅封が解かれた状態の再現です。
そう、こうした状態を目の当たりにすることは楽しいですよね。



次に注目したのは「黄熟香」(おうじゅくこう)のレプリカでした。
「黄熟香」は所謂「蘭麝待」(らんじゃたい)のことです。
「蘭麝待」という表記には〝東大寺〟が埋め込まれているという、茶目っ気たっぷりの香木ですよ。

ガラス・ケースにも入っていない、剥き出しの状態ですが、それはレプリカだから。
でも〝触っちゃいけない〟という注意書きはなされていました。
鼻が詰まっていることもありましたが、香りはしませんでしたね。
だってレプリカだもん。
周囲には「黄熟香」の成分を再現した展示がありました。
人混みで、そろそろギブ・アップしそうになっていたのでスルーですよ。


レプリカとは謂っても、こんなに近くから

視点を変えて「黄熟香」を愛でる機会はありませんからね。

節目や木肌の様子が、間接的ではありますが充分に堪能できましたよ。
次、「黄熟香」レプリカと遊ぶことができるのは何時のことでしょうかね。



次はね、「金銀鈿荘唐大刀」(きんぎんでんかざりからたち)ですよ。
勿論、忠実なレプリカです。

この唐大刀(からたち)にも凄い人集り・・・。
無茶せぬ様に留意しながら、タイミングを見計らって移動しました。


柄の鮫皮は、本物準拠で経年褪色の再現が見事です。
透かし彫りの金具も、鏤められた宝石も素晴らしいですよね。

拵え(外観)だけでなく、綺麗な刀身も展示されていました。
直刀の名作ですよね。
レプリカの販売をすればイイのにぃ。


鋒は諸刃になっていますね。

そりゃぁね、刺突用でんがな。
小烏丸刀身の先達ですよ。

他のお客さんもおいでですのでね、このくらいで撤収です。


最後に心を鷲掴みにされたのが、このトンネルでした。

「河越御所」の廊下、これを真似したい(笑)。
裏側からライトで照らさなければ同じ様にはならないか・・・・。


とっても綺麗だったのですよ。

天井の様子です。


このトンネル、画像には写っていませんが、大変混雑しておりましたの。

 

天井と壁の様子です。
この模様が鏤められたトンネル、無人の状態で撮影したかったんですよ。

売店で、誘導のお姉さんに「図録はどちらにありますか?」って聞いたら、「今回の図録は無いのです。」だって。
正倉院御物(しょうそういんごもつ)の図録が欲しいのであれば、大和国の奈良国立博物館の売店で正規の「正倉院展」図録を購入するか、古書店でバック・ナンバーを捜索すればよいのでね。
キリがありませんがね。。

2025年11月01日
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