
流石は〝密教彫刻の典型〟と称される河内国観心寺モデル「如意輪観音」です。この容姿であればサイズ云々ではなく密教仏の持つ独特の法力が備わっている様です。紀伊国高野山金剛三昧院モデルのTanaCOCORO「愛染明王」は憤怒の表情で、その表情に見合った激しい法力を備えていましたが、河内国観心寺モデルのTanaCOCORO「如意輪観音」は穏やかに流れる大河の如き法力を有している様でした。まぁ、密教仏は何体も並べると、それだけで立体曼荼羅になってしまいますからね。自動的に?自発的に共鳴しちゃうのかもしれませんね。「河越御所」には如意輪観音Standardが3種居ますが、それぞれに脇侍を据えようという考えはありません。三尊形式にするものではないと、現在のところは思っておりますので・・・。