












河越御所およびエンターテイメント研究所の活動覚書です。
探究三分野の更新記録はもちろん、その他関連することがらや雑多なものごとに関する情報を気ままに書き記していきます。
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上野の東京国立博物館において2018(平成30)年10月2日(火) ~ 12月9日(日)の会期で特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」が開催されました。残念ながら現地に赴くこと罷り成りませんで、更に会場限定発売の大報恩寺「准胝観音菩薩立像」フィギュアを購入することができませんでした。年末に山城国大報恩寺(千本釈迦堂)を参詣しましたが、ここでは販売しておらず、会期をずらした九州国立博物館の同特別展に飛ぼうと本気で考えたものです。非現実的なプランだったので実行しませんでしたが、ず~っと心残りでした。どれだけの年月が経過したかは記憶していませんが、強く念じていたことで〝引き寄せ〟に成功しましたぞ。この准胝観音菩薩フィギュアは、何年か前に撮影していたのですが、今回こうして記事にまとめたところ、准胝観音菩薩フィギュアの斜め右前からアプローチすると、全ての画像で「こっちを見ている」ことが判明しました。「河越御所」は怪奇現象には慣れているのですが、これは気持ちワル~いんです。現在、この准胝観音菩薩フィギュアは封印中です。
「弥勒菩薩」Limited2025の受注期間は、2025(令和7)年6月12日(木)~6月25日(水)と案外短かかったです。彩色師・篁千礼氏の素晴らしい感性と技巧によって鮮やかに彩られた「弥勒菩薩」ですが、本物の造像当初は全身金箔が貼られていたそうです。上半身だけですが、今回の篁千礼氏による金泥の重ね塗りは、広隆寺「弥勒菩薩」の往時の姿を彷彿されまてくれますね。金泥の重ね塗り、金色のベタ塗りと違って表情が豊かなのですよ。下半身に纏っている裳(も)も赤系の「しんしゃ」と緑系の「白緑」(びゃくろく)のコントラストが美しいのです。裳に描かれた「生命の花」が持つメッセージは・・・「イSム」様公式HPをご覧ください。正式な呼び方を存じませぬが、仮に「透かし塗り」とした彩色方法。ここ数年のLimitedシリーズで篁千礼氏が採用している極めて美しく司馬らしい惚れ惚れとする彩色技法です。是非、本編で「透かし塗り」に魅了されてくださいな。