「多聞天」も自然体の両脚で邪鬼を踏んでいます。

 仏像エンターテイメント部門「多聞天(M-ARTS リアル仏像「四天王」 廃盤)」を掲載しました。

M-ARTSのリアル仏像「四天王」の最後、多聞天のお話です。このシリーズの四天王の「活動の覚書」では〝踏まれている邪鬼〟の画像を掲載しているのですが、多聞天に踏まれている邪鬼の表情は、愛らしさを感じるものになっています。他の3体に踏まれている邪鬼は苦痛・苦渋に満ちた顔をしていますからね。定価12万円だったのですが、キャンペーンで半額6万円で販売されていた時がありました。もう廃盤になってしまいましたし、不定期に復刻される現在の四天王は火焔付光背が備わっている物(仏)になっていますからね。東大寺戒壇院の四天王の画像を色々と見ていますが、持物が後世に補われた物というだけでなく、昔(明治時代?)は腕も損なわれている状態であったことを知りました。そう考えると、新薬師寺の十二神将の残存状況は驚異的かつ奇跡的なことなのだと実感します。

2022年02月19日