創作でも充分に楽しい。

 模造刀エンターテイメント部門「居合刀紹介 武田信玄太刀 来国長」を掲載しました。

現存する武田晴信(信玄)の佩刀(はいとう)であった「来国長」(らいくになが)とは拵えが異なります。武田っぽいのは「武田菱」が鞘に施されているくらいでしょう。美術刀の同名商品の方がもっと外見を似せて造られています。
歴史上の人物名を冠した居合刀・美術刀のほとんどは創作なので、細かいことを気にせずに楽しめば良いのです。
今回紹介するのは伝存する文化財とは全くの別物ですが、革の平巻き(柄・渡巻)、鞘に責金物(せめかなもの)・胴輪(どうわ)・芝引(しばひき)・雨覆(あまおおい)・石突金物(いしづきかなもの)と金具のフル装備、それでいて刀身が綺麗ときています。現在、通常の居合刀・太刀拵でここまで手間が掛けた物は無いでしょう。

2020年05月27日