かつては〝杉の香り〟が漂っていました。

 歴史エンターテイメント部門「高野杉製『風』団扇」を掲載しました。

前回の更新から、ちょっと間が開いてしまいました。もっと更新したい所存ではあります。さて、今回は2011(平成23)年7月20日~9月25日まで開催された「空海と密教美術」展の売店で販売されていた、高野杉製「風」団扇のお話です。購入当初は心地良い杉の香りが扇ぐごとに広がっていたのですが、段々薄くなり、最終的に匂いは無くなりました。また変形や欠損といった経年劣化が目に見えるようになっています。雅ではありませんが、木工用ボンドを活用して、今後も修理を重ねながら使用していきます。東寺や金剛峯寺の売店で〝いつも販売している〟と嬉しい一品ですね。再販を期待しています。

2020年08月24日