特別企画㉝ イSム様表参道店にてイSムStandard「吉祥天 2024Limited」に逢ってきました。

先の更新
 仏頭(イSムTanaCOCORO 1st.Ver. 廃盤)その弐
は、イSム様表参道店で開催されたガレージセールで購入したTanaCOCORO「仏頭」旧版の観察でした。

距離的に、なかなかうかがうことが難しいイSム様表参道店で、廃盤となってしまった仏頭・旧版に出逢え、そして連れ帰ることができたことで舞い上がってしまい、早々に撤収してしまいました。
もっと、ゆっくりと表参道店の空間・雰囲気を満喫すれば良かったのですが、心にゆとりがありませなんだ。

ということで、機会を改めてイSム様表参道店を再び訪れてきましたよ。
目当ては〝15体限定 受注生産〟という
  イSムStandard「吉祥天 2024Limited」
に逢う為でした。

X(旧Twitter)で画像が公開されていますが、ガレージセールの際には(ガレージセールに集中していたので)チラ見した程度で鮮明な記憶としては残っていませんでした。
後悔の念が、表参道へと誘ってくれたのです(笑)。

でもねっ、記憶って薄れちゃうので画像に遺しましたよ。

地下1階・階段を降りた正面に「吉祥天 2024Limited」の麗しきお姿が御座しました。
離れた距離から観ても、格段の美麗さがひしひしと伝わってくるのです。

 

ちょいと寄ってみましょう。

華やか且つ鮮やかな彩色で輝いているのは事実ですが、次元の異なる輝き、すなわち神々しさを纏っておられますよ。

 

正面・下から見上げています。

武張った男性の天部だと強めの圧力を発するのですが、此方は女性の天部にございますのでね。
眩しさにも似た、流麗な威圧感がありますよね。
〝力でねじ伏せる〟というものではなく、〝もう敵わんわぁ〟という気にさせる圧ですよ。

相も変わらず造形の素晴らしさ、それに彩色で命を吹き込むアーティスト篁千礼氏。
仏造フィギュアなんて陳腐な範疇には収まりようの無い、究極の芸術作品ですよ。

 

顔を中心に観ています。

透き通る様な白い肌に、淡い桃色が注されていますね。
まるで生きているかの如しです。

鳳凰を掲げた宝冠、Standardサイズだと流石に迫力がありますね。

うわぁっ!左の掌にのっている宝珠の主張も凄いものです。
将に如意宝珠っ。

 

右手周辺を観ていきます。

ピンク色が白い肌に生気を宿していますね。
実際に何枚もの衣を重ね着しているかの様です。
色・模様と滑らかな曲線が、衣の柔らかさを物語っていますね。

 

横にまわり込んでみますね。

落ち着いた色合いの下地に、花模様が散らされています。
花模様が織り込まれた衣に見えますが、篁千礼氏の彩色で柔らかな布に見えているのですよ。
篁千礼氏の卓越した彩色技術の賜物ですが、人間が生み出す芸術性とは斯くも素晴らしく感動するものなのですね。
 金色から辰砂?
 辰砂から金色?
どちらの表現が適格なのかは判断し兼ねますが、金色の光から出現している超常現象を目の当たりにしているかの様です。

 

視点をちょいと上げていきます。

朱色といいますが、天然辰砂だそうです。
濃い紅(くれない)に見えています。
この上にパール粉を散らしているのだそうです。
得もいわれぬ程の煌めきは〝パール粉の輝き〟だったのですね。

袖の金色・辰砂のグラデーションもまたお見事な彩色にございます。
見惚れてしまい、溜息を吐くことさえ忘れてしまいます。

花模様が散らされている袖、起毛状の生地の様に見えています。
こうして画像として観ているだけでも、吉祥天2024Limitedが纏っている衣が〝此の世の物〟ではないことが伝わってきます(笑)。

 

左手側にまわって観ます。

何枚もの衣を重ね着していますよ。
皺・襞も衣の自然な動きで生じたものと見て取れます。
帯を締めて腰が括れ、皺ができているところなど、実際に衣を重着しているかの様です。
これ、ポリストーン製の造形なのですよっ。
異なる材質の布、厚み、模様なども篁千礼氏の彩色によって軽やかにたなびいている様に見えます。
篁千礼氏の彩色とは「単に色を塗ることに非ず」。
仏の形に生命を宿し、着衣/着用する甲冑にさえも躍動感を備えさせています。
〝芸術家の凄味〟ですよね。
感動の気持ちが込み上げてきましたよ。

 

背中の様子です。

用いられている色は、そんなに多くなさそうに感じます。
でも・・・美しい。
単純ですが「美しい」という表現こそ、この吉祥天2024Limitedの姿を説明するに最適な語でしょう。

 

正面からの姿も麗しゅうございますが、

後ろ姿もまた麗しゅうございますな。

 

 

〝15体限定 受注生産〟ですからね、先日購入手続きを済ませてまいりましたよ。
〝オトナ一箇月の努力〟の大部分が、手元から離れていきました・・・。
この美麗さでは致し方ありますまいて・・・。

葉月の下旬に出来上がってくるということでした。
これから二箇月、楽しみながらお待ちしていますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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