美術刀特注 薩摩柄 茶色合皮柄巻 へし切長谷部

「武装商店」様HPで、2010(平成22)年7/25更新で初紹介された「茶色の合皮」を導入した特注美術刀のお話です。
問屋さんで美術刀用の黒と茶色の合皮柄巻を実検していたのを、武装商店様が発注されたのだそうです。以前、黒合皮を使用した「黒銀切返鞘・小太刀」を紹介しましたが、その特注をお願いした頃に特注依頼をしたのだと思います(詳細は失念してしまいました)。

美術刀で、よく見る外見です。

 

抜き身と鞘の様子です。
あまり特徴が見出せない画像になっています。

 

柄成りの様子です。
薩摩柄ですので、柄下地はプラスチック鮫皮ではなく「合皮シート」です。
茶色の合皮シートにしていただきました。「茶色」とはいっても赤味がかっていますので、見る角度や光の当たり具合で赤く見えます。
薩摩柄ですので、目貫は無い仕様となっています。
柄巻の合皮も茶色にしていただきました。表面の加工は異なりますが、柄下地の合皮シートと色合いが調和しています。

 

薩摩柄ですので、柄頭の金具は丸型の物一択になります。
美術刀用の柄巻合皮は、この様に〝薄め〟です。

 

柄下地と柄巻の色合い、表面加工は似ていますが、拡大すると、この様に異なっているのが判ります。

 

目釘が打たれている鍔元近辺です。

 

柄成りの表側(左の画像)、裏側(右の画像)です。
鍔元が太く、柄頭の辺りは細く絞られています。
同じ様な色の組み合わせですが、微妙に違っているのでカッコ良い柄になっています。

 

捻って交差させていますが、凸部分の出っ張りはこの様な感じ(低め)です。
美術刀用の柄巻合皮は〝薄め〟であることがこの画像からもお判りいただけるでしょう。

 

この特注の時には美術刀用「斧題目」鍔がありませんでしたので、形状のイメージが似ている、小振りの「木瓜桜図」を装着しています。
薩摩柄は長く太いので大きな鍔が似合うのですが、小振りの鍔でも似合っています。

 

次は、鞘の様子を見てみましょう。

金のベタ塗りではなく、金の下地に金ラメを散らしています。
一手間を掛けていただき、美しき仕上がりになっています。

 

黒と金の切返し部分です。
良い感じのバランスです。切返しの角度で、だいぶ鞘の表情が変わってしまいますからね。

 

鞘には鍬型鐺金具を装着しています。
現在は、指定しないとキャップ形式の金具が付いてきてしまいます。
このゴツい鍬型金具を装着することで、格好良さが倍増します。

 

美術刀用の「長谷部国重」刃文でしょうか?
どの刃文でお願いしたのか失念してしまいました。

 

この一振は箱の中に入れて保管していましたが、何と残念なことに柄巻合皮の表面がべたついてしまい、柄を握る度に不快な感触がします。
時間の心に余裕ができた時、柄の巻き替えをしようと考えています。

 

 

 

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