2023(令和5)年12月20日(水)に発売されたTanaCOCORO「孔雀明王」。
購入オーディションで2体、「河越御所」に連れ帰ってきましたが、うち1体のお話を既にいます。
「河越御所」には「孔雀明王」Standardの篁千礼氏特別彩色版が居ますので、脇侍ということでTanaCOCORO「孔雀明王」を2体購入していたのですよ。
今回はTanaCOCORO「孔雀明王」の〝その弐〟です。

1体だけだと全く気になりませんが、複数を見比べると微妙な彩色の違いがあります。
気にしてしまうとキリがありませんが、それでも〝オトナの遊び〟という範疇で個性・個体差を楽しむのです。
360度、回します。

TanaCOCOROサイズということで小さいのですが、細かいところまでよくできていますよ。
宝冠は大日如来と同様に金属製ですね。


金属製の冠、存在感があると共に、孔雀明王の風格をも醸し出していますね。
お顔を注視しますね。

瞳の周り、赤く縁取りがなされています。
瞳を丁寧に描くと、表情の総合的なバランスが締まりますよね。
髭が細いですが描かれており、これまた威厳が備わっていることを表しています。
TanaCOCORO「孔雀明王」の1体目でも感じましたが、健康的に〝日焼けした〟顔色ですね(笑)。

左の前腕(第一の腕)では「吉祥果」(きっしょうか/きちじょうか)という霊力を有する果実を、後腕(第二の腕)は孔雀の羽を持っています。

右の前腕(第一の腕)では「蓮華」を、後腕(第二の腕)では法具「輪宝」を手にしています。

健康的な小麦色の肌に、金色の瓔珞が映えています。
肉厚な結跏趺坐で、安定感があります。
明王を載せて居る「孔雀」を観ていきましょう。


キョトンとした顔(眼も)ですが、蛇や蠍といった毒物を喰らいます。
そこから人間の害悪を乗り覗く利益があると考えられています。

見落とされがちですが、鶏としての孔雀の描写がかなり細かいのです。
ふくよかなラインが見事です。

後方、下から見上げています。
羽の開き具合が派手ではありませんが、鳥の躍動感を表していますね。

足が細いのですが、金属の芯が入っているのではないかと思われます。
足底から伸びる金属棒が、台座に差し込む形式となっていますのでね。
明王と孔雀の体重を支えるための工夫ですね。

本物準拠なのですが、この細い足で踏ん張っている姿が麗しいのですよ。
羽の形状は控えめな印象ですが、孔雀の躍動感を見事に表現しています。
この前(とはいっても弥生)、大和国正暦寺を参詣してきましたのでね

いただいてきた札とパシャリ。
あらっ、孔雀明王が増幅しました・・・

んなぁ訳はありません。
右側がTanaCOCORO「孔雀明王」その壱
左側が今回のTanaCOCORO「孔雀明王」その弐です。
「孔雀明王」が2体並んでいる画像では、右が〝その壱〟、左が〝その弐〟ですよ。
2体並べてみると

右側の〝その壱〟の顔が焦げ茶に近い黒っ歩さになっていますね。
「孔雀明王」を三尊形式で並べることを想定していたので、そうした個性に着目しました。

〝その壱〟は掌(てのひら)が肌色ということで〝日焼けしている〟イメージが強いですね。

〝その弐〟も日焼けはしていますが(笑)、〝その壱〟には及びませんね(笑)。
イイんですよ、個性が際立っていて楽しいのです。
ちょいと暗めの画像ですが

2体の違いは・・・判り辛いですね。
それはそうと、早く「孔雀明王」Standardが再販されることを強く望みます。
このTanaCOCORO「孔雀明王」で「孔雀明王」Standardを挟みたいんですよ。
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