先に「河越御所」へ連れ帰った色黒「清浄比丘童子」のお話を致しました。
既に触れた「活動の覚書」においても含みを持たせていた話があります。
これらの話が、ここに繋がるのです。
「清浄比丘童子」の購入オーディションで、色黒「清浄比丘童子」を連れ帰ることに決まりました。
お世話になっているスタッフ様に
「この色黒の子を連れて帰ります」
と伝え、撤収を始めようとしたところ、気付いてしまったのです。

上の画像で黄色い枠で囲ったふつうの「清浄比丘童子」が、とてもとても強い視線で訴えかけてきたのです。
〝もうオーディション終わっちゃうの?・・・連れて帰ってくれないの?・・・〟
ってねっ。
その訴えに気付いてしまいましたのでね、ちょいと見つめていました。
画像ではピントが合っていると見えるのですが、実際の現場では〝明らかに強い目力〟を発揮していたのです。
お世話になっているスタッフ様が撤収しているのを遮り
「この子、凄く目力が強いんです。」
と言ったら、スタッフ様も共感してくださいました。
ちょいと思案し、
「お手数をおかけして申し訳ありません。この子も連れて帰ります。」
となった次第です。
結局、この時の「坊主のCARNIVAL」で6体を並べていただき、3体(空也+清浄比丘童子×2)を連れ帰るという恐ろしい結末となったのです。
連れ帰った、ふつうの「清浄比丘童子」・・・。
目力が委譲に強かったから「ふつう」ではありませんね。
便宜上、ただの「清浄比丘童子」と表現しましょう。
この子の姿がこちらです。

顔色が、先の色黒「清浄比丘童子」と比較して明るくなっています。
一応、360度まわってもらいます。


肌の色が全体的に明るい感じがします。


顔色・表情は、この様な感じです。
色黒「清浄比丘童子」とは、同じロットですからね。
先の色黒「清浄比丘童子」の画像と、顔色を除けば、ほぼ同じです。

下から見上げています。
遠くを見ているかの如きですが、眼の発する力が強いのです。


持ち物は変わらず
左手:経巻
右手:尖り三鈷杵
です。

右後方から観ている画像です。
肌の露出部分が、職人さんの手塗りで経年を表現しています。
これ、どの様な手順・技法なのでしょうかね。
多分、企業秘密なのでしょう。

背中から臀部にかけての画像です。
袈裟の紋様は「四目菱入り三重亀甲繋ぎ文」と「花入り辻飾り五重斜格子文」となっています。
色合いは多生の個体差がある様ですが、それ程の差違を見出すことはできません。
職人さんの技術が高まっている証左ですな。



足下を拡大して観ています。
裳の表面は「四弁と宝珠形による花菱」が、裳の縁には「四弁花入り辻飾り三重斜格子文帯」が施されているそうです。
可能な限りで、こうした細やかな紋様の再現がなされています。
こうした表現には脱帽ですね。素晴らしい。

今回の「清浄比丘童子」、顔だけを転回させた画像です。
顔色が明るいのです・・・と言っても解りませんよね。
ということで、

上段:色黒「清浄比丘童子」
下段:目力が委譲に強い「清浄比丘童子」
と比較できる様に転回画像を上下に並べてみました。
あらっ、画像が小さいので、判り辛いですね。
ちょいと考えます。

はじめは、笑いながら「売れないですよね」と言っていたのですが、そんな「清浄比丘童子」を2体、「河越御所」に連れ帰ることになっていました。
再販を重ねる制多伽童子は別として、矜羯羅童子・烏倶婆誐童子はそれぞれ1体しか連れ帰っていません。
これも何かしらの意味があるのでしょう。
その様に「清浄比丘童子」2体を受け容れております。
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