「御所」(京都御所)の道(烏丸通)を挟んで「護王神社」が鎮座しております。
これまで何度も参拝していたのですが、探訪エンターテイメントで独立した記事とするのは初めてとなります。
諸事情がありましてな、2023(令和5)年秋に参拝した時の画像を使用しています。
「御所」側から、烏丸通の車が途切れたところで「護王神社」正面入口の様子を撮っています。
護王神社
〒602-8011 京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
電話. 075-441-5458
FAX. 075-414-0255
参拝客が入れ替わり立ち代わり、なかなか途切れ無かったので〝消しゴムマジック〟を使っています(笑)。
因みに「蛤門」の方から来たので烏丸下長者通の角っこ、塀の側面に示されている〝和気清麻呂の物語〟を長めながら、鳥居に到達しました。
入口・鳥居の前に立っています。
見上げたところ、
「護王神社」の額の上、屋根が付いていました。
「護王」(皇統を護った)だから、特別扱いなのでしょうかね。
元々は神護寺で和気清麻呂を祀っていた「護王善神社」でしたが、明治天皇が1886(明治19)年に現在地へと遷されたのだそうです。
ココに村上源氏久我家支流・中院(なかのいん)家の邸宅跡だったそうです。
和気清麻呂が法相宗の僧・道鏡の皇位継承を阻止したことで、大隅國(鹿児島県)へ流罪に処されてしまいました。
道鏡は清麻呂を暗殺するために刺客を派遣したのですが、清麻呂が豊前國の宇佐八幡宮に立ち寄ったところ300頭のイノシシが出現し、清麻呂を守護したという伝説があります。
その伝説に因み、護王神社の境内には「狛イノシシ」(狛猪/狛亥)が据えられています。
彼方此方にイノシシ(造形物)が居るのです。
「いのししコレクション 展示中」とありますが、現在(2024年)も奥の方でコレクションが展示されています。
門を潜ろうとすると
売店(授与所)でも頒布している「足腰御守」の超特大サイズが吊されていました。
なかなか斬新な状態です(笑)。
その後方には「護王神社足腰御守護」の超特大サイズの尾札が・・・。
確かに宣伝にはなりますわな。
門を潜り抜け、右手側に手水舎がございます。
勢い良くイノシシが前足立ちで、水を吐き・・・
この時(2023年秋)は、まだ感染対策のため柄杓は無く、センサーで水が出る様になっていました。
手・口を浄めたあと、迂回して
おっちゃん(和気清麻呂)に挨拶です。
文官なのですが、直刀を佩いているので勇ましく見えます。
姿を想像して造像されたものですがね。
和気清麻呂像の後方に「さざれ石」(細石)が祀られています。
〝天皇家を護った〟という歴史事実を顕彰するためのモニュメントですよね。
社の前に「舞殿」が建っています。
幕が張られ、簡易テントが設営されていました。
舞殿の手前には狛イノシシが配置されています。
ちゃんと「阿・吽」になっていましたよ。
この舞殿の仕様は、この日か翌日あたりに舞台で観能もしくは観楽がある(あった)ことを物語っていると推測します。
「護王神社」舞殿にて雅楽や能を愛でるなぞ、何と風流なことでしょう。
やっと社の前に到達しました。
ちょうど参拝客の流れが途切れたところでした。
参拝したことを喜ばれています(笑)。
数えていませんが、「護王神社」の参拝は10度目くらいですよ。
〝勝手知ったる仲〟なのです(笑)。
本体(和気清麻呂)は奥の方に居る(?)のでしょうが、門も善き表情をしています」。
建造物は明治時代のものですが〝風格がある〟のですよ。
流石は「護王」を讃えられてきたことはあるのです。
境内を出る時、門を潜るのですが、門扉には「菊御紋」が据え付けられていました。
天皇家にとっては大切な神社ですからね。
今度は、この門扉が閉まっている様子を画像に収めようと思いまする。
それは扨措き、この門扉の後ろ側に・・・
この様なイノシシの剥製(頭部のみ)があるのをご存知でしょうか?
目(作り物)の様子から、おどろおどろしさ伝わってきます。
頭部だけというのがホラーなのですよ。
この周辺に文字情報がありませんので、献納された物なのかもしれませんが、ここだけ異質な空間になっています。
これは如何なものなのでしょうね。
これで記事が終わると、怪奇現象が発生するかもしれません(笑)のでね。
ほっこりとしていただきましょう。
以前、寄るの「護王神社」を訪れた事に触れた「活動の覚書」でも紹介しました。
お茶目なイノシシのモニュメントです。
センサーが設置されており、近付くと
イノシシの口から水が出てきます。
存在を知らないと、見逃してしまいますのでね。
どうぞ、探してみてくださいな。
正面から観ると、イノシシではなくブタちゃんに見えますね。
まぁ、同じ様な生き物ですからね(笑)。
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