山城国浄瑠璃寺(京都府)その伍

大和国で彼方此方を巡り、15時を過ぎてしまいました。
今年(2025)は未だ浄瑠璃寺に参詣していませんでしたからね。
大和国に宿をとっており、車だと浄瑠璃寺から東大寺まで案外近いのですよね。
この時は、東大寺には立ち寄りませなんだが。

駐車場に車を停めた時、16時をまわっていました。
門前で遊んぢゃうと、本堂参詣の受付に間に合わなくなってしまう為、脇目も振らず参道を進みました。

 

まるで春の陽気に誘われているかの如く、浄瑠璃寺の参道を歩いています。

 

天照大神の位置も、だいぶ低くなっています。
この時間帯の参詣は、初めてかもしれません。

 

この浄瑠璃寺の参道、何度行き来したことでしょう。
何度でも、山門を潜るまでの高揚感は新鮮なのですよ。

 

これまでの参浄瑠璃寺詣は午前中、遅くとも正午を過ぎたあたりでした。
こうして逆光により参道が暗く見えるなんて・・・・。
ホント、急がねばっ。

 

山門に辿り着き、

潜り抜けました。
画像には現れていませんが、爽快な晴天だったのですよ。

 

鐘楼の横を通過し、池が見えてきました。

 

 

パノラマ画像ですがね、左手側が「此岸」、右手側が「彼岸」ですよ。

天照大神が西方浄土へと沈んでいきそうです。

 

本堂へと急がねばならないのは解っているのですが

夕陽を浴びている東方の三重塔に行かねばなりませんでした(笑)。
三重塔を取り巻く自然の色合いは、季節が同じであっても異なる表情を見せてくくれます。

 

池の畔から三重塔を見上げています。

あらっ、雲の形が不思議。
三重塔の朱と、青空の組み合わせが美しゅうございますな。

 

階段の下まで進み

三重塔を見上げています。

 

数歩前に出ただけでも、

情景が変わってしまいますね。
それにしても雲の形が不思議です。

 

石段を上り

三重塔の前に立っています。
扉は開いていませんが、塔内に浄瑠璃浄土の薬師如来が安置されています。

 

夕陽に照らされている三重塔の姿が余りにも美しかったので

 

 

 

 

 

 

 

三重塔をグルッと回って愛でました。
平安京から移築された塔ですよ。
この三重塔は、在りし日の平安京を知っている・・・・いや、平安京の一部だったのです。

 

ホントに拝観受付の時間に間に合わなくなってしまうので

三重塔に別れを告げ(笑)、

 

西方の極楽浄土へと向かいます。

画像では明るく見えていますが、実際は夕刻の佇まいになっているのですよ。

 

 

・・・そうですね、拝観受付を済まさなければならないのに

 

池を挟んで拝観受付の対面に立っています(笑)。

 

池素意の道を急ぎ、

「鎮守跡」の前を素通りし、

 

本堂(金堂9へと向かって行きます。

本堂(金堂)側に立つと、だいぶ暗くなってしまいます。

 

本堂(金堂)の横っちょに辿り着きました。

本堂(金堂)の敗退側に拝観受付があります。
裏側にまわって、此方の入口~堂内に入ります。
急げっ!

 

この向こう側に現存する唯一の「九体阿弥陀」が並んでいます。

 

扉越しですが、この向こう側には大っきな阿弥陀如来が御座しますの。

 

もっと、本堂の外観を愛でたいのですが

早く拝観受付を済ませねばっ!

 

でも、間もなく夕方を迎える浄瑠璃寺本堂(金堂)の様子も捨て難い(笑)。
ここまで来てタイム・アップというのは何としても回避しなければなりませんのでね。
拝観受付を済ませ、堂内で無事に四天王の2体と阿弥陀如来たちと再会しました。
入口付近で床板の張替工事がおこなわれていました。

八体の阿弥陀如来坐像、表情が皆違うんです。
何度拝観しても、ホント興味深いのです。
ゆっくり、そしてじっくりと四天王2人、そして九体阿弥陀との再会を楽しみました。
本堂出口に近い柱に傷がありますが、その傷を観察した際、柱に色が塗られている様な箇所がありました。
何度参詣しても、こうして新しい発見があるので楽しいのです。
売店で、お婆ちゃんともお話しましたよ。
また宝珠の土鈴を購入しました。
いいんです、土産として周囲にあげていますのでね。

受付でお願いした朱印を頂戴し、もうちょっと境内で遊んでいきます。

 

本堂(金堂)前から三重塔を望んでいます。
極楽浄土から浄瑠璃浄土を望んでいるのですよ(笑)。

 

 

夕陽を浴びた三重塔が池に映っています。
光の関係でしょうが、実際の三重塔と〝逆さ三重塔〟の映り方が異なっているのも興味深い。

 

三重塔だけでなく、振り返って

 

本堂(金堂)も愛でましたよ。
堂内の拝観も済ませましたのでね、落ち着いて本堂(金堂)に向き合っています。

 

この扉と板壁の向こう側に阿弥陀如来たちが座っています。
見えないのは、未だ未だ修行の途半ばだからでしょう(笑)。

 

抜ける様な青空だから

明るく見えていますが、実際は暗くなりかけているのですよ。

 

折角なので、三重塔の姿を取りました。
また三重塔に近付いていきたかったのですが、それをすると池の周りをグルグルと巡ることになるので、ここで撤退することにしました。

 

今回は、特に三重塔に力点を置いて楽しみました。
色々と趣向を変えて、また浄瑠璃寺に参詣しますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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