阿修羅(イスム「掌」 アンティークゴールド旧版 300体限定)

2021(令和3)年に発売された興福寺モデルの〝天竜八部衆〟の紹介で、「七部衆セット」を選択したため、既に迎えていたTanaCOCOROサイズ阿修羅と組み合わせた画像を撮って載せました。今回は〝金色に輝く阿修羅〟のお話をしましょう。

アンティークゴールドの「掌」阿修羅は、2015(平成27)年9月に300体限定で発売されました。単純な金のベタ塗りではなく、装飾具と着衣の裾には明るめの金色を配して、金色の塗り分けがなされています。ですから凹凸や光の当たり具合によって、〝金色の表情〟が場所によって豊かに変化をみせてくれます。

ブロンズ風阿修羅のところでもお断りしていますが、詳細についてはStandardサイズや特別版などで触れています(これからも触れていきます)ので、純粋に造形を楽しんでいきまする。

 

 

全体像、その一。
暗めで、落ち着いた印象の全体像です。
阿修羅像を置いているところが黒いので、この黒が反射して金色の裳に濃淡が生じています。偶然の産物です。

 

全体像、その二。
とても明るめで、金色に輝いている様な印象の全体像です。
2枚とも、全て同じ阿修羅像の画像なのです。

 

360度まわると、こんな感じです。

後ろ姿の全体像。
阿修羅像を置いているところが黒いので、この黒が反射して裳が暗くなり宝相華が際立っています。これも偶然の産物です。

 

 

顔の正面はこんな感じ。

ブロンズ風とは異なって瞳が入っており、凜々しい表情はしっかりと再現されています。

 

 

正面の斜め上から、頭髪・髷を観ています。丁寧かつ細やかな毛彫りは溜め息が出る程に美しいです。

 

 

斜め前から観ても、

 

 

いつもと違う角度から観ても、頭髪の表現は、とても細やか。

 

 

正面の顔と、右側の顔の両方を見ています。

 

 

はい、右側の顔の表情です。
アンティークゴールということで、光の当たり具合・反射によって変化に富んだ金色が姿を魅せてくれます。
眉の顰め方と瞳、更に下唇を噛んでいることで嶮しい表情が判ります。

 

 

では次、正面の顔と、左側の顔の両方を見ています。

 

 

左側の顔のアップです。光の反射で、顔の表情がとても明確になっています。
眉を顰めた、渋い表情です。顔色から、妙にリアルな表情・眼差しです。
こっち、視んなっ!!

 

 

正面の顔からすると後頭部の様子です。
頭髪の流れが、見事に細やかに表現されています。

 

 

ちょいと視点を下ろして、肩の天衣に注目します。
前方は肩の上で損なわれてしまった様です。
単純にのっぺりとしている訳ではなく、襞と撓みが表現されています。
アンティークゴールドなので、均一の金色ではなく場所によって、更に光の具合によって違う表情を魅せてくれています。アンティークゴールド、素晴らしいっ。

 

 

身体の正中線から、合掌する両手がズレています。これは本物に準拠しています。
上半身、六臂の広がり具合はこんな感じです。この角度は何れも本物に準拠しています。

 

 

これまた、ちょいと視点を下ろしていきます。
細身の阿修羅も、ちょっとだけ腹まわりがポチャっとしています。
各腕の角度とも相俟って、このちょっとした腹まわりのポッチャリが奥行きを感じさせ、立体的なバランスを構成しています。

 

 

背中を這う条帛の襞と模様も細やかに再現されております。

 

 

左横側から見てもポチャっとした感じがあります。アンティークゴールドだからこその質感(肉感)も伴っていますね。
全体的に細身なので、この僅かな膨よかさが際立って異形ながらも〝人間らしさ〟を感じさせるのです。
裳の折り返しも丁寧に再現されています。

 

 

右脇腹をまわっている条帛にも模様が施されています。
裳の折り返しの折り重なり具合も丁寧に再現されています。

 

 

ポッチャリ感はありながらも、引き締まった感じも併せ持っているので腰に括れができている様に見えます。
腰・臀部と、少々張りを魅せているので上半身と下半身の調和が整えられています。
それにしても、宝相華の彫り込みが超絶・細かいです。

 

 

全体をアンティークゴールドで彩られた、裳の様子です。
細かく彫り込まれている宝相華が黒く、そして渋く、主張しています。
やはり前の方から〝風が吹いている〟のでしょうかね?裳が脛にくっついていますよ。

 

 

裳の後ろ側にまわっていました。
前からの風によって左右ともにたなびいていますね。
裳の襞、動きがある中でも宝相華がしっかりと再現されています。

 

 

左右、横から見てみました。
裳は、前の方が足にくっついて、後ろ側の裾が緩やかですが後方にたなびいています。

 

 

最後に、足元の様子です。
足には板金剛を履いており、洲浜座の上に立っております。

 

 

足の指が〝長い〟のも、本物準拠の表現です。

 

 

板金剛の後ろ姿。
以前、もちもち金剛杵ペンケースを製作・販売された「フェリシモ おてらぶ」様のお話をしましたが、しっかりとした構造の「阿修羅・板金剛」(仮)というサンダルの発売、考えていただけませんかね?今年はもう寒くなっていきますのでね、季節的には来年にどうでしょうか?

 

 

 

アンティークゴールドな阿修羅の、カッコいい後ろ姿で締めましょうかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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