Elfin Knights Project製 ハイメタル「九頭龍鈴」

「武装商店」様HPで2017(平成29)年3/3「EKPの大物です」で紹介されたElfin Knights Project「九頭龍鈴」(くずりゅうれい)のお話です。

〝九頭龍〟は九つの頭を持つ龍のことで、日本各地に九頭龍の出現伝説があり、また九頭龍大神を祭神として祀る神社もあります。
「Elfin Knights Project」様の九頭龍アイテムは現時点で2種類ありますが、いずれも〝九つの頭を持つ龍〟ではなく、8頭の龍が備え付けられている物になっています。

古代金鍍金(メッキ)を纏った華やかな姿の金剛鈴です。

持ち手の「把」(つか)中央部には大日如来の眼を象徴する「鬼目」(きもく)と呼ばれる突起が4つ備わり、「蓮弁帯」(れんべんたい)」を簡略化した蓮の葉の意匠が施されています。

 

高さが約27㎝。

把の上部には玉の先に独鈷が聳えています。
玉と独鈷を守護するかの様に八頭の龍がこれを囲んでいます。

把の下には撫で肩の鈴身が裾を緩やかに広げ、安定感を保っています。鈴身には、上段に独鈷杵を連続させ、中段には梵字と十字羯磨が交互に施され、下段には三鈷杵が連続して鋳出されています。

 

真上から観た様子です。
鋭い独鈷を中心に、1頭ずつ成形された龍が8頭、規則正しく配置されています。

 

少々角度を変え、把の上部を観てみましょう。
把の上には珠を並べた輪が置かれ、それが8龍の土台を支えています。
塔婆を象った様な飾りの上に宝珠を乗せ、さらにそこから四角錐の太い独鈷が伸びています。

 

龍もそれぞれ牙を剥いた表情、髭・角・背鰭・尾鰭、身体を覆う鱗、脚と爪が繊細に象られており、法力+龍の力が独鈷を伝わって放射されている様な感じがします。

「武装商店」様HPでも触れられていますが、なかなか複雑な組み立て構造の手組みであるため、また金属パーツの組み合わせでもあるので箇所によっては透き間が生じているところも見受けられます。それでも組み合わせたパーツの数を考えれば〝驚異の整形〟となっています。素晴らしい。

 

鈴身を回転させてみました。

左から
 「アール」胎蔵界五佛だと「開敷華王如来」(かいふけおうにょらい)
 「アク」 金剛界五佛だと「不空成就如来」(ふくうじょうじゅにょらい)
 「アル」 薬師三尊だと「日天」(にってん/日光菩薩のこと)
 「アン」 釈迦三尊だと「普賢」(ふけん/普賢菩薩のこと)
を表す梵字が据えられています。

鈴身の内側は、この様になっています。
中央から「舌」(ぜつ)が吊されており、鈴を振ると金属音が生じます。

本格的な金剛鈴だと銅に錫・鉛を加えた合金で、叩くと良い音を発することから「響銅/佐波理」(共に「さはり」)と呼ばれています。
此方の九頭龍鈴はハイメタル製であるため「イイ音は出ません」とされていますが、この容姿で涼しげな金属音を発してくれるので、大満足の金剛鈴として評価しています。但し〝響き〟(音の余韻)はありませんがね。

 

九頭龍シリーズに限らず「Elfin Knights Project」様の法具は素晴らしい造型なので、皆様も注目されてはいかがでしょうか。手にした時の感触は言葉に表現するのが難しいので、是非、御手に取ってみていただきたいです。

 

 

 

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