2024年06月02日 江戸時代中期の大工たちの心意気が現在の金堂(大仏殿)を造り上げました。

何度も参詣しているのですが、大和国東大寺を探訪エンターテイメント部門で記事にするのは今回が初めてとなります。南大門と金堂(大仏殿)を対象としたお話です。南大門は鎌倉時代の建造物で、金堂(大仏殿)は元禄~宝永期つまり江戸中期の建造物です。建物の構造と装飾から、江戸中期の大工たちが南大門の建築技法を参考にしつつ、瓦も含めて重たい屋根を支える工夫・技巧を凝らして金堂(大仏殿)を建てたことが推測できます。屋根が撓んで「明治の大修理」では鉄骨が導入されたりしましたが、貴男方(あなたがた:江戸中期の大工たち)の心意気がこもった仕事は現存最大の木造建築物として賞賛を受けています。貴男方(あなたがた:江戸中期の大工たち)への讃美は永久(とこしえ)に続いていくことでしょう