「風神 Premium」

前の更新は極小仏「風神」のお話でした。
木目が美しく、まるで造像が成って彩色する前の状態の如しでした。
極小仏「風神」のできたてホヤホヤ感も素敵ですが、「風神Premium」も負けていませんよ。

卓越した彩色技法と自然が生み出した天然木目の最強コラボレーションですよ。
「風神・雷神Premium」は封事・雷神一対のセットで、交換ポイントは「13,000pt.」です。

先ずは「風神Premium」の姿を観ていきましょう。

蓮華王院(㉝限度)の本物より、色の塗り分けがはっきりしています。
少将、赤味が強調されています。
彩色が施されていますが、しっかりと木目が存在を主張しています。
見事ですね。

360度、グルッとまわってもらいます。

本物をこうしてまわすことはできませんし、特に背面などを観察することは不可能です。
でもねっ、本物準拠で製作されていますので、多角的な視点から風神の姿を楽しむことができます。

玉眼でないことは残念ですが、とても鋭い眼光を放っています。
ポリストーン製のTanaCOCORO「風神」は、蓮華王院(三十三間堂)の本物を相当意識した、経年状態を感じさせる彩色が施されています。
ポリストーン「風神」も素敵なのですが、木造「風神Premium」は彩色が施された上で下地の木目が絶妙に主張してきているので、同じ姿形なのですが、並べると違い、即ち〝個性〟を楽しむことができます。
試しに、TanaCOCORO「風神」と「風神Premium」を並べてみてくださいよ。
「うお~ぉっ」って、驚嘆の声があがりますよ(笑)。

「風神Premium」の姿が、余りにも魅惑的なので、微妙な角度違いの画像をご覧いただきますね・

貌で〝違う画像〟であることが、お解りいただけることでしょう。

「風神Premium」の風神部分は、ほぼ同じなのですが

台座込みの画像だと、また印象が変わるのです。
この様に遊んでいると、キリがありません(笑)。

風袋を担いでいる姿をグローズ・アップします。

如何ですぅ?
汚しも含めて白く塗られている風袋、よく観ると木目が見えますよね。
「風神・雷神Premium」をポイント交換する際、いつもお世話になっているスタッフ様から
  「お見分け、されますか?」
と、素敵なご提案をいただいたのですが、個性的な木目によってオーディションの大苦戦が予想できたため、
  「お持ちいただいたコ(風神・雷神)を、連れて帰ります。」
と答えました。
イイんです。
違う木目の「風神・雷神Premium」が欲しくなったら、またポイントをためて迎えに行きますからね。

極小仏「風神」にも共通していますが、右手で風袋を鷲掴みにし、食い込んでいる様子が見事に表現されています。
断言出来かねますが、木目の流れからして一木造なのでしょうか?
そうしたことも考えながら「風神Premium」の姿を観ていると、楽しさが止まりません。

左手で風袋の吹き出し口を握っている様子も画像に入れてみました。
風袋にも軽やかな躍動感が備わっていますよ。
原型となった本物(蓮華王院モデル)を造像した湛慶(もしくは湛慶の工房)が物凄いのですが、それを縮小して斯様に美しく再現される株式会社MORITA様/イSム様、有り難うございます。
連れ帰った仏像たちをこの様に、心底楽しんでおります。
これからも日本各地で注目されている仏像たちを製品化してくださいねっ(笑)。

「風神Premium」の左手側から観ています。

「風神Premium」の左手側から観ています。
貌と右手の鷲掴みにピントが合ってしまいましたが、左手の握り/左前腕部の筋の入り方は力強さが伝わってきます。
細腕ですがね。
逆に細腕だからこそ、リアルさが強調されているのでしょう。
右手で鷲掴みされている風袋、木目が目立っています。

左手側にまわって観ています。

風袋だけでなく、腰布の木目が顕かです。
意外と身体はポッチャリですね。
小っちゃい像ってポッチャリしていると、表情が厳めしくても愛らしさが買っちゃいますね。

後方②まわりこんで観ます。

うお~っ!
風袋に施された汚れ彩色が・・・風の流れになっているっ!
偶然の賜物でしょうが、こういうのが嬉しいのですよ。

左腕に出ている強めの木目も素敵です。

〝雲の流れ〟に視点を逢わせています。

風袋と腕の木目から、一木造の可能性は大ですな。
腰回りだけポッチャリしているのは、愛らしさの演出なのでしょう。

視点を下ろして観ています。

腰布に縦の木目が出ています。
これが横に出ている木目だと、また印象はガラッと変わるのでしょうね。
次に「風神・雷神Premium」を交換しに行く時は、腰布の木目にも注目せねばなりませんな。

脹ら脛は思った程、張っていませんでした。

ちょいと左側にまわって観ています。

左の臀部に、年輪の中心部「髄」(ずい)が見えます。
削られる’(彫られる)木材が、如何様に配置されるかで木目の出方が変わります。
この「風神Premium」は、古紙布の襞と木目が偶々でしょうが、見事なまでに連動しています。
これって「運命」ですよね。
見比べることをせず、倉庫から出していただいた「風神・雷神Premium」を連れ帰って良かったですよ。

この画像だと、右足の脹ら脛が張っている様に見えます。
あらっ、アキレス腱がリアルに表現されています。

おやっ?
左足の脹ら脛にヒビ割れか?
でも、イイのです。
これもアクセント、即ち個性ですからね。

 

最後に、正面の下方から見上げています。

カッコいいですよね。
近いうちにTanaCOCORO「風神」と並べて比較してみますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当サイト内のすべてのコンテンツについて、その全部または一部を許可なく複製・転載・商業利用することを禁じます。

All contents copyright (C)2020-2024 KAWAGOE Imperial Palace Entertainment Institute / allrights reserved