以前、TanaCOCORO「恵喜童子」の記事を公開しましたが、今回のTanaCOCORO「恵喜童子」は
虹彩の金色が最も大きく見えた恵喜童子
です。
購入オーディションの時、〝瞳に特徴〟のある2体を選びました。
ほらっ
〝虹彩の金色が最も大きく見え〟ているでしょ?
この鋭過ぎる目力(めぢから)、童子のものではありませんよね。
だから購入オーディションでTanaCOCORO「恵喜童子」を2体、連れ帰って来たのです。
州浜座の正面から見ると、恵喜童子が明後日の方向を見ることになりますので、
恵喜童子の身体の正面を見る様に、立たせています。
案外お腹ポッチャリなので、身体のラインが畝っていますね。
金色の鉢だけの兜は、蓮華文や唐草文が彫り込まれています。
眉毛のあがり具合、眉間の皺・・・目力(めどから)が強いのですが、それを際立たせる演出もまた強烈です。
鼻筋も凄い(笑)。
真横から観ても
光の当たり具合で目立っていますが、鼻筋が突き出ていますね。
反対側から見ても、
当たり前ですが、鼻筋が突き出ています。
しかも、かなりの福耳っ!
要略(ようらく)、何処かの時代で剥落しちゃったんでしょうかね?
後頭部の頭髪、汚れの再現彩色でしょうかね?
これは個体差が顕著なのですよ。
そのまま視線を下ろすと
背中は意外と綺麗(笑)。
かなり身体を捻っていますよ。
左腰の括れ、後ろから観てもポッチャリ感が伝わりますね。
前の方を見てもらいました。
本物の恵喜童子童子って、もっと黒ずんでいる感じですが、赤身が強いですからね。
TanaCOCORO「恵喜童子」の顔は、あまり汚していないですよね。
汚し過ぎると〝可愛らしさ〟が損なわ・・・いや、この表情は可愛くありません。
腕に強い汚しが施されていて、時間の経過が表現されていますね。
恵喜童子が左手に持っているのは「摩尼宝珠」(まにほうじゅ)です。
福徳の智恵を表現しているのだそうですよ。
スライムみたいな形状ではなく、金色の鉢に白い蓋が被せられている様です。
金色の宝珠は、花の萼(がく)の様な台座に乗せられています。
掌(てのひら)に遺る赤身、経年の煤(すす)を表現した黒い汚し。
〝彩色で時間の移ろい〟を表現する「イSム」インテリア仏像の真骨頂でございますよ。
右手に携える尖り三叉戟。
いったん刺さったら、これ抜けませんがな。
勿論、深く刺されば・・・、刺さるんでしょうな。
上半身を観ています。
ポッチャリお腹、険しい表情とは裏腹に笑えます。
胸筋が・・・ちょっと残念(笑)。
でもねっ、残念な胸筋とポッチャリお腹が奏でる曲線が
下半身に纏っている裳の流れと、見事に連動しているんですよ。
麗しいカーブを描いているんどす。
脚の向きを参考に、恵喜童子の身体の正中線をイメージして観ています。
身体に捻りが入っているのが判りますよね。
胸筋の下のポニョン感、そしてポッチャリお腹が〝童子らしさ〟を際立たせています。
表情が写っていないからこそ、この愛らしさを発見することができました(笑)。
角度を変えて、お腹から下半身の様子を観ています。
こうして見ると恵喜童子、纏っている布の種類が実に豊富かつ動きに変化がありますね。
つまり、複雑な造形であるってことですよ。
それでいて布の柔らかさと軽やかさが損なわれていない。
その上、色のくすみや剥がれ具合まで表現されている。
造像に携わった仏師たち、そしてその様子を見事に再現された「イSム」様工房の職人の皆様。
ホンに有り難うございます。
感謝・感激モノにございますよ。
後方に回って観ます。
朱色の裳には・・・各種文様が施されているそうですよ、
肉眼では判別できません(笑)。
凄いのは、裳の所々に彩色の剥がれ具合が表現されていることですよ。
ここでも〝彩色で時間の移ろい〟が表現されています。
恵喜童子の足元の様子です。
裸足でいることで〝童子感〟が強調されているのですよ。
実に巧いですよね。
〝彩色で時間の移ろい〟を堪能してくださいな。
ねっ、凄いですよね。
〝彩色で時間の移ろい〟・・・何と素晴らしいことでしょう。
最期に、TanaCOCORO「恵喜童子」を前後から観た画像です。
直立、真っ直ぐ立っている訳ではないのですよ。
でも、全く自然な印象を感じさせてくれています。
真似すると窮屈な姿勢なのにね(笑)。
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