高野山に長く滞在することにしたので、慌てて彼方此方を巡ることから解放されました。
まずは「大門」に赴き、結界を体感しました。
勿論、秋の装いも楽しみましたよ。
まぁ、紅葉の綺麗なこと。
武蔵国の平野では、なかなか秋の到来を感じることがありませんからね。
心地好き晴天にございましたよ。
朝夕は冷えましたが、日中は動くと汗ばむ程でした。
「秋」であることを実感しています。
では、「大門」の外側にまわってみますね。
〝秋の高野山〟を楽しむことは、なかなか難しいことですのでね、しかも雲一つ無い晴天のもとの「大門」を愛でることができたのは嬉しい限りです。
「高野山」の文字が掲げられています。
上部に細やかな彩色を施した飾りが据えられていました。
普段だと気付きませんでしたね。
「大門」を正面にみて左手側。朱色の鳥居があります。
この参道の先には「嶽辯財天社」が鎮座しているとのこと。
前回(2024年末)、「登ろうか・・・」と思ったのですが、夕刻のことで、更に歩き疲れていたこともあり断念していました。
時間と体力に余裕がある時にチャレンジしようとして、ほぼ1年が経過してしまいました(笑)。
今回は条件をクリアしていますのでね、「嶽辯財天社」に向かいますよ。
2・3・4本目の鳥居です。
5本目の鳥居です。
6・7本目の鳥居です。
8本目の鳥居です。
9本目の鳥居です。
舗装されていない、昔ながらの山道です。
緩やかな上りが続くので、なかなか体力を消耗してしまいます。
電柱が立てられていますね。
場所によっては、この様に上の視界が開けるのですが
殆どが、こうした山道です。
「熊に遭遇したら、どうしよ・・・」と思いながらも、歩みを進めていきます。
平らに見えていますが、緩やかな上り道になっています。
ここは、緩やかな下り道になっています。
10本目の鳥居です。
ここが「大門口女人堂後」(だいもんぐちにょにんどうあと)だそうです。
〝登ること〟に気を取られていて、この周辺を観察することを失念していました。
残念っ。
また登り続けていきます。
両側が藪だと、野生獣との遭遇を警戒してしまいますが
明るくなると、安心感が増します。
木で段がつくられ整備されていますが、歩き易さとは別問題でした。
木の足場も無くなり、紅梅も急になっていきます。
また、両側が藪に覆われているとこを、登っていきます。
登り道が〝くの字〟になっています。
左側が登ってきた道、右側がこれから登っていく道です。
かなり体力を消耗する登り道でしたね。
また、木の段が造られていました。
木の段が無いと道の形状から登り辛いですからね。
この坂を登ったところに
休憩所がありました。
ここが、大凡の中間点です。
当然、休憩なぞせずに「嶽辯財天社」へと向かって行きます。
上り坂が続きます。
上り坂が続いています。
この登り坂の先には
「地蔵尊」の前に到達しました。
この「地蔵尊」を過ぎると
日が射して明るい、平らな道になります。
緩やかな上り道になってきました。
緩やかな上り道が、かなり長く続いています。
電線が張っていますな。
未だ未だ、緩やかな上り坂です。
紅梅が急になってきました。
急な登り坂が続きます。
青空なので登り続けることができますが、曇天や暗かったら心が折れますね。
11・12本目の鳥居です。
ここが「弁天嶽」(べんてんだけ)の頂上です。
「嶽辯財天社」は高野七弁天のひとつで、空海が高野山を開創するにあたり勧請したと伝わっているのだそうですよ。
『紀伊国名所図会』(きいのくにめいしょずえ)によると、空海が如意宝珠を峰に埋め、宝瓶を安置して天女を勧請したとあるそうな。
到着した安堵感もあったのでしょうが、とても心地良いの。
〝よう、お参りですね〟
って言われている感じ。
小さな社ですがね
凜とした感じでしたよ。
鳥居を潜ると
赤い前掛けを着けた、阿吽の狛犬。
蔭になっていて、表情が判り辛い画像になってしまいました。
社の様子です。
案内板に「嶽辯財天社」は、天狗「妙音坊」が守護していると記されていました。
あらっ、天狗って・・・。
「嶽辯財天社」に到達するまで、何となしに〝護られている〟感がありました。
ゴールに到着したら、それは「妙音坊」なのかは判別できませんが、天狗たちの加護であることを知りましたよ。
あまり意識はしていませなんだが、かなり前に山城国鞍馬~貴船までを歩いた時から天狗との関わりが生じた様で、山を歩くと天狗たちが護ってくれるらしいのです。
いやはや、何とも有り難いこと。
控え目に柏手を打ち、参拝を感謝しました。
あまり弁財天との縁を感じていませんがね。
廻り込んで、「嶽辯財天社」の全体を観ています。
社の後方、木が折れていました。
何ということでしょう!
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