迦楼羅(TanaCOCORO 蓮華王院本堂モデル 限定200体) その弐

2022(令和4)年8月22日(月)に発売されたTanaCOCORO「迦楼羅」のお話、第2弾ですよ。
山城国蓮華王院本堂(三十三間堂)モデルで、200体限定の発売でしたが、「河越御所」には2/200体があるわけです。

TanaCOCORO「迦楼羅」の全体像です。
前回のTanaCOCORO「迦楼羅」の記事でご覧いただいたものは、お顔が正中線よりもちょっとだけ斜め前を向いていましたね。


ところが、今回の TanaCOCORO「迦楼羅」その弐 では、正中線よりもだいぶ斜めを向いている特徴を有する迦楼羅の姿を観察していきます。

着用している鎧の継ぎ目を正中線としましょう。
すると、前回の迦楼羅よりも、左側(迦楼羅から見て)を向いています。



こちらの画像は、TanaCOCORO「迦楼羅」の顔を正面から見ているものです。

身体の正面が斜めを向いていることが、お解りいただけることでしょう。



前回と同様に TanaCOCORO「迦楼羅」その弐 の正中線にピンク色の点線を施してみました。

ほらっ、前回の迦楼羅よりもだいぶ左側を向いていますよ。
だって購入オーディションで気付いてしまったんですもん。
購入オーディションでは、何時もお世話になっているスタッフ様のご厚意で4体から選ばせていただきました。
その中で、顔がほぼまっすくを向いているものを連れ帰ることとしたのです。
それが、前回の記事で採り上げたTanaCOCORO「迦楼羅」でした。

でも、4体を比較すると〝微妙な顔の向き〟に気付いてしまったのです。
スタッフ様にうかがったところ、製作の工程上、顔の向きに微妙な個体差が生じていることを教えていただきました。
そうした背景を知ってしまうと、その〝背景〟を形に遺しておきたいと考えました。
記憶だと、時間が経ったら忘れてしまいますもん。



瞳が黒く、虹彩が金色に塗られています。

頭髪は頭頂にたくし上げられていますが、顳顬(こめかみ)部分の頭髪が炎髪の如く逆立っています。
おでこの突起は何でしょうね?
ここの頭髪は団子の様になっていますね。
肌と嘴の境界が曖昧ですね。
異形ですが、余り不気味さが感じられません。



少々角度を変えて、顔の表情を観ています。

嘴が肌から自然に出ていて、やんわりと黒っぽく塗られています。
鼻唇溝(びしんこう:ほうれい線)も波打つ様に、装飾っぽく表現されています。
嘴が、笛に接していますね。
音色が聞こえてきそうです。

 

両手で笛を持っていますが、演奏している状態を描写しているのでしょう。
指で支えている程度ですね。
・・・嘴で笛は吹けるんかいっ?



音が出ているか否かは別にして

笛を吹いている状態を表現していますよね。
そのうち、三十三間堂に居る本物はどうなのか?観察してみますね。



横から、羽の具合を観察してみました。

鎧を着用している為、縦方面に平面的な羽の形状となっています。
背中から羽が生えていて然るべきなのでしょうが、鎧の袖から腕と共に羽が出ています。



真後ろ、見下ろしてみると

肩から、というよりも腕の後ろから羽が出ています。
羽の出方が、鎧の袖口からちょいと下がっていますよね。
羽の生えている場所が不自然なものになっていると判断せざるを得ませんが、

 

肩・背中の位置に目線を合わせると、鱗状の肌の盛り上がりを表現する曲線の存在によってバランスがとれちゃっています。



それは反対側から観ても同様で、

衣が掛かっていることも相俟って違和感を消しています。



今一度、肩の高さから背中の状態を観ています。

腰元が引き締まっていますので、鎧を着用した細い身体のラインと対象ではないものの左右に広がった羽の調和がとれています。
この造形を調えた慶派仏師の炯眼は素晴らしいのです。

三十三間堂で、本物の迦楼羅の後ろ姿を観察することができませんからね。
こうして「イSム」様の如く本物に準拠した、それでいて格好良く〝魅せる〟ディフォルメが施されている仏像フィギュア(インテリア仏像)から色々と考え、そして学ぶことができます。
直ぐぢゃないですけれどね、文化・美術系の書籍で本物の「迦楼羅」について学んでいきますよ。

 

TanaCOCOROサイズと小さいですけれどね、「イSム」様の造形は本物に敬意を払った表現をされています。
ですから、様々な角度から観て楽しむことができます。
そして、こうして見上げてみると威風堂々たる姿もまた楽しむことができます。

・・・因みに、TanaCOCORO「迦楼羅」の話は、未だ続くのですよ(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当サイト内のすべてのコンテンツについて、その全部または一部を許可なく複製・転載・商業利用することを禁じます。

All contents copyright (C)2020-2026 KAWAGOE Imperial Palace Entertainment Institute / allrights reserved