居合刀紹介 上杉謙信太刀 小豆長光(ステンレス箔貼)

此方は、奈良・東大寺前の「鹿屋」様で購入した問屋企画品「上杉謙信太刀 小豆長光」です。他店での取り扱いもありましたが、愛知県関市の「NPSカットラリー商会」様では鍔と太刀緒が異なるものでした。

 

 

さて、この小豆長光、金属の柄下地・鞘に見えるのですが・・・

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金属箔(ステンレス箔)シールを木製の柄・鞘に貼り付けている珍しい拵えでした。ただ修理が困難(不可能)で、とうの昔に生産中止・廃盤となってしまいました。当家の一振りは、浮きはあるもののシールの状態が極めて良い状態ですが、個体によってはシール剥がれやヒビ割れが生じてしまった物もあったようです。

1990年の角川映画『天と地と』の劇中、榎木孝明さん演じる上杉謙信が着用した銀色の甲冑に合わせて佩いていた銀飾り太刀をイメージした一振りであったと推測しています(劇中の鍔は通常の金色太刀鍔でした)。ここにそのシーンの写真を掲載すると、いろいろと難しい問題が生じてしまいますので、皆様各自でご確認ください。

 

「武装商店」様HPで2008年10/5紹介の尻鞘特注の際、此方の鞘を持ち込み、製作を依頼しました。刀身は尻鞘製作に不要でしたので持参しておらず、写真には写っていません。

当家では現在、この上杉謙信太刀は白虎風の尻鞘を装着しています。写真は横向きのものですが、尻鞘の状況を維持するために普段は太刀掛に立てています。

 

鍔は丸型龍の図、刃文は互の目入りの直刃、飾りとして目釘と一体化した菊花図据紋目貫が、そして全体に金色の長覆輪が施されています。刀身はとても綺麗でした。目貫の鍔元寄りのステンレス箔が少々痛んでいます。

ステンレス箔が良い状態で維持できている鞘の状態です。購入して相当の月日が経過していますが、いつも尻鞘で覆われているからかも知れません。
金色の長覆輪を責金物と石突金物でしっかりと固定しています。

足金物の様子です。一の足・二の足の位置が判りやすいように裏側からの写真です。
下段は、実際の佩用を想定した一の足・二の足間の幅を広く取っている武装商店企画品「長覆輪太刀拵 膝丸」です。上段が今回紹介のステンレス箔貼りの小豆長光で、あくまでも飾り物ということで金物の幅はだいぶ狭くなっています。一般的に店頭で手に取ることができたり、通販で取り扱われている太刀は、この小豆長光の様に足金物の幅は狭い物です。佩刀する場合は不安定になってしまい、金物間はもちろんその周辺も擦れて傷だらけになってしまいますので、太刀を選ぶ際には足金物の位置に注目してみては如何でしょうか。

 

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