Elfin Knights Project製「独鈷杵」ハイメタル 燻銀Ver.

此方は、Elfin Knights Project様が製造・販売されている錫とアンチモンの合金であるハイメタル「独鈷杵」です。通常商品としては金・金古美・黒染仕上げの3種類があります。今回紹介するのは、特別仕様〝燻銀Ver.〟です。

 

2011年頃、黒染Ver.を従来とは異なる黒染とし、その上で磨きをかけて艶のある燻し銀風とした特別版です。試作品として1本もしくは2本製作されたと記憶しています。
黒染Ver.も入手したのですが、そちらは見当たらないため、今回は燻し銀Ver.のみの紹介となります。

 

全長およそ29㎝、重量はだいだい350g前後ということで、左右・独鈷の部分が通常の独鈷杵よりも長く、ずっしりとした手応えがあります。これは〝漫画・映画「孔雀王」で描写されている長めの独鈷杵が欲しい〟ということで製作されたのだそうです。漫画・映画は視聴したことはありませんが、素晴らしいことと思います。

 

密教法具は、古代インドの神々の武器に起源を求めることができます。
密教法具の使用については真言密教の秘儀とされているため、仏門に入り全ては阿闍梨からの伝授を必要とします。しかしながら一般の方は、密教儀式の道具としてではなく、悟りを求める〝菩提心の象徴〟と意味づけお守り・厄除けのために身に付けたり、自邸で保管することもあります。医療道具としても用いられたといいます。
かつて、そして現在製作されている密教法具は、日本人の高度な技巧により、伝統を護りつつ芸術的な装飾が施されるものとなっており美術的な価値が高く、それに比して外国製法具は安価であるものの粗悪な物が多く見られます。

 

持ち手にあたる部分は「把」(つか)と呼ばれています。
「把」の中央には、大日如来の眼を象徴する「鬼目」(きもく)と呼ばれる突起が4つ刻まれています。

通常は「蓮弁帯(れんべんたい)」という蓮の葉っぱを並べた意匠になっているのですが、此方の独鈷杵は〝葉っぱ〟そのものではなく、図形化した文様を鋳出しています。

 

「柄」の両端には「鈷」(こ)と呼ばれる尖った槍状の刃が装着されています。

中央から見て左側の独鈷の様子です。

 

中央から見て右側の独鈷の様子です。

 

 

 

独鈷杵は極めて硬い金属もしくはダイヤモンドでできている「プルパ」とも呼ばれる武器で、〝力の象徴〟として持つ者の煩悩を打ち砕く法具でもあります。
〝力の象徴〟がこの鋭い独鈷からも伝わってきます。

 

仏教的には身の回りに結界を張る法力を有し、魔物を討伐する武器としてだけでなく、雷を操るという自然界に通じる力をも持っているそうです。

 

独鈷杵を手に、念仏を唱えつつ祈りを捧げると、仏と一体化できるのだといいます。仏門に入っておりませんので、心の平穏と厄除け「守り」として所持しています。

 

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