先に極小仏「風神」の木目が美しい様をご覧いただきました。
残念ながら7月に入ってしまいましたので、極小仏は値上がりしてしまいましたね。
今回、お話しする極小仏「雷神」は、値上げされてから迎えにいったものではありません。
極小仏「風神」「雷神」は一緒に「河越御所」へと連れ帰って来たのですよ。
極小仏「風神」の購入オーディションが終了した直後から極小仏「雷神」の購入オーディションが始まりました。
画像の右上に、風神たちが未だ居残っています。
極小仏「風神」10体から1体を選ぶのは難儀でしたが、木目のある像の選び方が判ったので、極小仏「雷神」10体から1体を選ぶことはとてもスムーズでした。
着目点は、踏ん張りが利いている左足の「脹ら脛」でしたよ。
絞り込んだ2体とも、脹ら脛がパンパンに張っています。
2体のうち、どちらに決めたのかを覚えては居ませんが、脹ら脛の張りの強かった方でしたよ、多分、
ほらっ、木造なのに〝活きている感〟が強いんです。
凄いんですよ。
前を向いてもらいました。
まるで、此方側に迫ってくるかの様です。
この勢いのまま、「河越御所」に連れて帰りました。
改めて「河越御所」に連れ帰った極小仏「雷神」の様子を観ていきますね。
桐箱には、こうしたラベルが貼付されています。
箱積みすると、こうした目印は必要になります。
桐箱の蓋を開けると、説明書きがあり
その下には極小仏「雷神」が居りますの。
「雷神」には、箱から出てもらいました。
今にも雷(いかづち)を発しそうなので、止めてもらいました。
筋肉の張り具合、像が内包する緊迫感があふれ出ています。
凄凄く小さいのにですよ、
360度、グルッとまわってもらいました。
山城国蓮華王院(三十三間堂)モデルですから本物の造形が素晴らしいのですが、本物の特徴を小さいながらも見事に再現しているのです。
恐るべき極小仏っ!
貌を正面から観ています。
画像は必要に応じて拡大していますが、現物はもっと小さいのですよ。
実際は手のひらサイズですからね。
前方から観た、「雷神」の正面の様子です。
筋肉の隆起が、溜息が出る程に見事です。
雷を発する連太鼓には金色が施されています。
角角度や位置が、微妙に調整できます。
この画像は、全く連太鼓の位置・角度調整をしていない状態です。
頭上から観ています。
偶然の産物、木の妖精からのプレゼントですね。
膝頭だけでなく、腕・腹なども各所に木目が綺麗に出ていて素敵なアクセントになっています。
しかも、炎髪の尖っているところに木目/節目?が出ているという〝御褒美〟チックな個性です。
額・胸・雲の台座にも木目が現れています。
木目の様子を考慮すると、全く同じ像にはならないことでしょう。
福良が陽が張っているということで偶々連れ帰った「雷神」ですが、じっくりと観察すると楽しさ&喜びが込み上げてきます。
よく観る、三十三間堂(蓮華王院本堂)モデル・雷神の姿。
実際は、もっと下から見上げるべきでしょうが。
現実にはこうした腹部にはならんのでしょうが、緻密に⑤彫り上げられていますよね。
流石、本物準拠です。
でも、実際はこの画像(デスクトップのパソコンで見るサイズ)よりも小っさいですからね。
ちょいと横から見ています。
荒ぶる「雷神」の形相、躍動感+緊迫感漲る肢体が強調されまています。
横から見て、口が大きく開いていると〝激しさ〟た〝険しさ〟が際立ちます。
光の当たり具合にもよるのでしょうが、まるで活きているかの如きお姿です。
雲の題材、細かく丁寧に彫られています。
機械彫りだそうですが、それで凄い仕上がり具合ですよね。
雲にも木目/節目?が出ていて、彩色をせずとも雲の躍動感に個性が備わっています。
背中には薄らと木目が現れています。
そして、ご覧くださいな。
この左足の「脹ら」を。。
10体の「雷神」を見せていただいたうち、最もパンパンだった脹ら脛です。
目線を下ろして、腰布ですよ。
縦に流れる布の襞・皺。
横に走る木目。
購入オーデの際には極論すれば「脹ら脛」しか観ていませんでしたからね。
雲にも、それ(木目)が共通していますね。
一木造か?
右斜め後方から、観ています。
プリッとした左足の「脹ら脛」。
コレが、このコ(雷神)の特化した魅力です。
雲の複雑且つ丁寧な彫りりに、木目の現れ具合が素晴らしく融合しています。
光が明るく当たっている画像です。
下半身(両足)の様子から、今にも前方に飛び出しそうな状態です。
極小仏「雷神」の姿は本物準拠ですから、本物「雷神」を造った湛慶(82歳)の表現力は超絶卓越していますね。
そのうち、連太鼓の向き・角度を調整しながら画像を撮りたいと存じておりますよ。
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