2021.6.9 本多忠勝と並び称された「立花宗茂」の指料をイメージしましたよっ。

2021.6.9 本多忠勝と並び称された「立花宗茂」の指料をイメージしましたよっ。
 模造刀エンターテイメント部門「美術刀特注 『金熨斗刻青漆』大刀」を掲載しました。

1997(平成9)年に上野の東京国立博物館で開催された特別展図録『日本のかたな 鉄のわざと武のこころ』を入手し、居合刀・美術刀の特注案を考えています。歴史上著名な人物に所縁のある太刀・打刀等をもとに、本物に似せるか、それともアレンジを加えて創作してもらうか・・・。こうした思案をしている時はとても楽しいです。今回は、多才な文化人としての顔も持つ立花宗茂(たちばなむねしげ)の指料をイメージした美術刀特注のお話です。美術刀で印籠刻の鞘が可能になった際、これを再現しようと考えました。
柄頭・鍔・返角・鐺金具や鞘に小柄・笄櫃は本歌どおりにはなりませんでしたが、色合い等を工夫して〝似せました〟。居合刀だと製作期間は長くなってしまいますが、美術刀だと色の組み合わせ(鞘の加工も込みで)なので一箇月超もあれば仕上がってきます。あとは自分でアレンジ改造をすれば、独自性の強い一振りに大変身です。