
来る2024(令和6)年12月11日(水)、TanaCOCOROサイズ「伐折羅」(興福寺東金堂モデル)が発売されます。なので今回は、ほぼ10年前に発売され、現在は終売品となっているイSム「伐折羅」Standardのお話です。長らく飾っていたため埃塗れとなっていましたので、埃を払い綺麗にしましたよ。でも、観察するとかなり〝殺伐とした気〟を発する像であることに気付きました。「河越御所」においては問題ありませんが、一般のご家庭だと〝怖い像〟と感じられることでしょう。興福寺東金堂「伐折羅」の本物は、現在(2024年)、五重塔が修理中ということで隣接する東金堂も参詣はできなくなっています。ちょいと興福寺東金堂の歴史を振り返ってみましょうか。
726(神亀3)年 7月 東金堂、建立。
1017(寛仁元)年 6月22日 東金堂、焼失。
1031(長元4)年 10月20日 東金堂、再建。
1046(永承元)年 12月24日 東金堂、焼失。
1185(元暦2)年 7月頃 東金堂、再建。
1356(文和5)年 2月17日 東金堂、焼失。
1368(応安元)年 6月 1日 東金堂、上棟。この数年内で再建。
1415(応永22)年 6月26日 東金堂、再建。
と、現在の東金堂は室町時代前期に建てられたものです。恐らく東金堂の仏像たちは、国宝感等で拝観できることでしょう。公式HPでTanaCOCORO「伐折羅」の画像/動画を拝見しましたが、サイズは小さいながらも像の仕上がり具合はStandardサイズと全く見劣りしない〝覇気を纏った〟造形ですよ。是非、ご予約・ご購入くださいな。「河越御所」は株式会社MORITA様の中の人ではありませんが、売れ行きが良好ですと再販のみならず、関連物贈たちの製作・発売にも繋がっていきますのでね。