四天王(仏像ワールド リアル彩色仕上げ 篁千礼氏彩色 限定版)

もうネット上に関連情報が無くなってしまいましたが2015(平成27)年2月5日(木)、彩色師・篁千礼氏によって
 現存する姿をリアルに再現した四天王
と銘打って、限定版の四天王が発売されました。

                                   (「仏像ワールド」様公式HPより)


この〝現存する姿をリアルに再現した〟篁千礼氏によるリアル彩色仕上げの四天王を、現在は廃盤になってしまったM-ARTS・リアル仏像「四天王」と比較した画像がありましたのでね、ご覧いただきましょうか。

 

前列:仏像ワールド「四天王」 リアル彩色仕上げ 篁千礼氏彩色 限定版
後列:M-ARTS・リアル仏像「四天王」

「限定版」だったのですが、限定数は記憶にありません。
だって、入手しましたからね。
若かりし頃、無茶して購入しました。
15万円ほどだったと思います。

4体何れも胡粉(ごふん)を用いた、篁千礼氏による彩色です。
表面が、ふんわりした印象でした。
イメージでは黄色っぽいと思っていましたが、こうして以前撮影した画像を見ると、余り黄色っという感じではありませんね。



改めて、撮影してみました。

ちょっと〝くすんぢゃった〟かな?
と思ったのですが、以前の画像と比較すると・・・変わっていない(笑)。
大和国東大寺戒壇院モデルですが、現存の色合いを再現しているのだそうです。
本物の画像と、それぞれ比較してみてください。
因みに、東大寺公式HPの画像を確認すると・・・酷似していましたよ。



横一列に並べて、斜め左から

観ると、こんな感じです。



同じく斜め右から観ると

こんな感じです。
汚れ具合の塗りが、本物っぽさを際立てていますね。
あぁ~、限定数10~15セットだったような気がします。

ってことは、「河越御所」意外に9~14セットが存在し、何処かのご家庭で愛でられているのでしょう。



では「増長天」のお姿から。

M-ARTS・リアル仏像「四天王」とも、この後に発売されたTanaCOCORO「四天王」とも彩色が異なりますね。



ちょいと近寄ってみると

睨まれちゃいました・・・。
目力(めぢから)が強いんです。



もっと近寄ってみました。
怖じ気づくなんてこと、ありませんからね。

胡粉(ごふん)が塗られると、こうした表面の仕上がりになっています。
ポリストーンの仏像で胡粉は、この四天王のみだった・・・と思います。
「増長天」はね、顔を細目にディフォルメされているので、本物の丸顔を基準にすると違和感を持ってしまいますが仕様です。



ぎゃ次、「広目天」です。

静か~に、こっちを睨んでいます。
開眼供養とか、していませんのにねぇ。

 

本物よりも、かなり頬がシュッとしています。
鎧の色合い、象像されてから時間の経過を感じさせるものですね。
素晴らしいっ!

 

胡粉が塗られているので、こうした肌・鎧の質感となっています。
塑像な感じが強調されていますね。



ほんぢゃ次、「多聞天」です。

細身に見えますが、身体のラインは本物とほぼ同じです。
お顔がシャープなのでね、細身という印象が強うございます。

 

近寄ってみますと・・・ちょいと、彼方を見ている様です。
鎧の彩色、千年の時の流れを感じさせますね。

 

鋭い目付きをしています。
胡粉が塗られているので、肌の質感が生々しいですね。



最後は「持国天」です。

剣は後世の補作だから・・・ってところまで、判る様に彩色されています。
篁千礼氏の
彩色技術が凄いっ!

 

近寄ると

 

やはり、睨まれるう・・・。

敵ぢゃないのにぃ・・・、味方ぢゃん。



現在では、なかなか胡粉塗って聞かないですよね。
在りし日の、素敵な冒険によって世に出た「四天王」に出逢えて良かった!

何故、この胡粉塗りの「四天王」を採り上げたのかと云いますと、

普段は、リアル仏像「大日如来」旧Standardを囲んでいたからなのです。
ねっ、しっくりとくるでしょ(笑)。
この組み合わせ、ピッタリなのですよ。

 

見上げると、とても勇ましく感じるのです。
実際に勇猛果敢なのですよ、この「四天王」はね。



それでは、胡粉塗の「四天王」を1体ずつ観察していきましょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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