大和国龍鎮神社(奈良県)

これまで大和国室生を訪れると、室生龍穴神社/妙吉祥龍穴(奥宮)は必ず参拝していました。室生寺は偶にしか参詣しませんがね。
今回の探訪では、室生ダム沿いに鎮座する「龍鎮神社」を参拝することを計画していました。

龍鎮神社は、室生赤目青山国定公園のうち深谷龍鎮渓谷に鎮座しています。
駐車場はありませんので、室生ダム管理所の駐車場に車を停め、徒歩で向かうのが良いとされています。
周回道路は細いので、場所によっては車の交差が極めて困難というところもあります。
観光客が行動しやすい季節ですと、路上駐車があれば忽ち渋滞となってしまいそうな細道ですので、諸事考慮しながら参拝すべきでしょう。

龍鎮神社への参道の目印は朱色の欄干を有する「龍鎮橋」です。

 

「龍鎮橋」の道幅はこんな感じです。

通常サイズの普通車でも交差は難しい幅です。
対向車が来たら、譲り合いの気持ちを大切にしましょう。

 

橋を渡りきると、左手側に

参道入口である表示がいろいろとありますので、直ぐに判りますよ。

 

では、参道を進んでいきましょう。

岩で舗装されている箇所が幾つかありますが、基本は手前の様な道と心得ましょう。
左手側が川・岩場、右手側が切り立った崖になっています。

 

はじめは緩やかな下り道です。

 

 

 

 

小石を積み重ねています。
何時の時代のひとが為したことかは判りませんがね。

 

ここら辺りから緩やかな登りの道になります。
石を敷き詰めた舗装のところもあります。
参道の全てではありませんので、足下に注意しながら進みましょう。

 

 

右手側はほとんど岸壁です。

 

悠久の昔から幾度となく岸壁が割れ

 

崩落した大きな岩が、川場のあちらこちらに転がっています。
自然が形成した景観ですからね、畏怖する気持ちが生じてきます。

 

大きな岩盤が川場にあります。
如何様にして、こうした状態になったのでしょうかね。

 

参道左手側の岸壁には、この様に樹木が自生しています。
この景観がかなりの時間を経て形成されたことが判ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしても渓谷の方に目が向きますが、切り立った岸壁は場所によって様々な表情を見せています。
今にも崩れてくるのではないかという恐怖を感じるところもあります。

 

眼下に拝殿・鳥居が見えてきました。
ここが「龍鎮神社」です。
それぞれが、案外小さかったです。

 

 

 

「龍鎮神社」を眼下に確認しましたが、左手側の岸壁は険しいのです。

 

 

 

鳥居を通過して、奥の方へ向かってみます。

 

「龍鎮神社」の境内を示す奥側の御幣が下げられた注連縄です。
細いですがね。

 

この先は立入禁止の様です。
ここで引き返してしまったので、この先の様子は判りません。
次回、参拝する機会があれば確認してみます。

 

この場で振り返ると

「龍鎮神社」入口と祠の鳥居が見えます。

 

「龍鎮神社」の中心に迫っていきます。

 

左手側に金属の手摺りがありますのでね、足下に留意しながら進むと宜しいでしょう。

龍鎮神社
 奈良県宇陀市榛原荷阪
 (郵便番号/電話番号 無し)

 

参道の緩やかな道と比べると、急勾配なので手摺りを利用しましょうね。

 

この石段を降っていると右手側に

何とも美麗なエメラルドグリーンが見えます。
時間帯、日の高さによって色合いに多生の違いが生じる様ですが、午前中の晴れ(ちょいと曇り)で、この色合いでした。

 

拝殿の横には禁止事項が示されていました。
第一に「神域」であることを、自覚しましょうね。

 

拝殿の前に立っています。
この中に入り、対面の祠を拝します。

対面には

「龍鎮神社」メインの祠が鎮座しています。
この「龍鎮神社」を境外社として管理しているのは室生大野の海神社だと考えられています。
こぢんまりとしていますが、信仰に社殿・祠の大小は関係ありませんからね。
場所的には、古くから精霊崇拝の場であったのではないかと推測します。

 

拝殿に入って祠を臨み、この状態で拝礼することになります。
この時は、心地好い風が吹いてきました。

 

拝殿を出て、縦方向のパノラマ写真(ワイド画像)を撮ってみました。

 

同じ位置から
横方向のパノラマ写真(ワイド画像)を撮ってみました。
この横方向のパノラマ写真(ワイド画像)が「龍鎮神社」の境内とされるものです。

 

「龍鎮の滝」です。
案外とこぢんまりしていました。
上から観ると、言葉を失う程の美しいエメラルドグリーンですが、水面に高さを合わせてみると濃い深緑です。

 

立ち上がって見ると、エメラルドグリーンの水面です。

 

 

ちょいと岩場を降って

祠を見上げています。
季節・水量によっては立っていることが難しくなるのでしょうね。

 

 

だって、こんな感じなのです。
滑りますよ。
下手したら、流されますよ。

 

この落石・窪みが参道側からすると「龍鎮神社」境内の端っこになります。
御幣を下げた細い注連縄が張られていますからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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