
折角未明に武蔵国川越を出立したのに、伊勢湾岸道路の橋の上で渋滞に巻き込まれ、限られた西国遠征・1日の予定が潰れてしまいました。しかも遊びに行くのに台風並みの土砂降りという悪天候に見舞われてしまいました。今回の遠征は準備等々がほぼできない状態での出発でしたから、こうした悪しき状況は致し方無いのかもしれません。予定を再構築し、限られた時間の中で最小限必要な場所をセレクトして、急行しました。室生龍穴神社には立ち寄らず、その奥宮「妙吉祥龍穴」を目指しました。到着時は雨は止み、曇り空でした。車を停めて外に出た瞬間、轟音が響いていたのには驚きました。これまでは「いつもチョロチョロとしか水が流れていない」と皮肉ではないのですが思っていました。この日は激しい降雨だったので「招雨瀑」(しょううばく)の水量が凄まじかったのです。将に〝龍がうねる〟かの如しでしたよ。畏敬の念を持ちながら、とっても楽しむことができました。もう、同じ様な情景を目にすることは無いでしょう(未だ未だ長い生涯があるのに)。あの気難しい大和国室生の龍からの賜物でした。こうして記事にまとめるため画像を見直しているのですが、やはり現場での迫力には敵いませんな。
因みに別件ですが、龍鎮神社(あれが神社かどうかは置いといて)はどうだったのでしょう?訪れようとしましたが、カーナビのデータに残っていなかったので途中で断念しました。降水量から推測するに、〝龍鎮の滝〟に下りることができなかったのではないか?そもそも水量が多過ぎて境内まで行けなかったのではないか?等と考えています。逆に〝水流の激しい龍鎮神社〟の様子を観たかったという気もあるのですが。3月26日(火)の龍鎮神社を訪れた方、おいででしょうか?