線實のVIP会員限定ガレージセール(2025年3月13日~3月20日)で確保した「十一面観音~蓮華~」新版と、既に購入済の「十一面観音~蓮華~」旧版を並べて比較してみるというお話です。
「十一面観音~蓮華~」旧版:2013(平成25)年7月に発売
「十一面観音~蓮華~」新版:2022(令和4)年2月に発売
9年の開きがありますね。
人気が高くて直ぐに再販される仏像もあれば、何年経っても再販されない仏像がおります。
そう考えれば「十一面観音~蓮華~」は待望の再販と云うことができますね。.

「十一面観音~蓮華~」2体を並べた画像は原則、
左:新版
右:旧版
となっています。
単純に、微妙な色合いの違いが判りますね。
台座の幅が大きいので、2体を並べても距離が生じてしまいます。
なので、画像を切り貼りして距離を狭めました。

水瓶に差された十一面観音~蓮華~の形状が違いますね。
まぁ、ココは余り気にするところではありませんね。
旧版・新版共に木目表現が細部にわたって丁寧になされています。
蓮華光背を外した状態で、並べています。

一見、新旧2体の違いが判り辛いのですが、色合いは微妙に違うのです。
明るい画像で観察すると

1)頭髪の色合い
2)身体の茶色/黒色の色合い
3)台座の色
が異なっているのが判ります。
右側から横の姿を観察しています。

水瓶に差された蓮華の形状は不問です。
同一角度ではありませんが、旧版の方が若干太めか?
左から横の姿を観察しています。

同一角度ではありませんが、やはり旧版の方がふくよかか?
後方からの比較です。

頭髪の色合い、旧版(右)は暗い青色、新版(左)は明るい青色です。
並べないと、判りませんな(笑)。
あと旧版の右腕が、若干新版よりも長いか?
頭髪の色合い、

左(新版)が淡く、右(旧版)が濃いっ。

やはり左(新版)が淡く、右(旧版)が濃。
ガレージセールで確保しなければ、この遊びは出来ませんでした。
今度は向きを変えて、お顔の比較ですよ。

右(旧版)の眼、黒い瞳の周りに頭髪と同じ青色を縁取っています。
でも暗い色ですので、眼が黒く見えています。

左(新版)の眼、黒い瞳の周りに頭髪と同じ青色を縁取っています。
淡く明るい色なので、青っぽい眼をしている様に見えます。
身体の色合いは「檀像」(だんぞう)をイメージしているため〝ロット違い 〟だけでなく個体差も生じています。
比較というよりも、個性を楽しむってな感じで遊んでいます。


先の大和国室生寺モデル「十一面観音立像」の鍼灸版比較の如く、明かな彩色の違いを見出すことは困難ですが、大和国法華寺モデル「十一面観音~蓮華~」の新旧比較は趣の違いを楽しむことができました。
足元の高さから見上げています。

優しい姿ですから圧迫感はありませんが、迫力はありますよね。
VIP限定ガレージセールのお陰で〝オトナの遊び〟を満喫することができました。
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