2023(令和4)年の夏、紀伊国高野山奥之院「燈籠堂」内で、「弘法大師御尊像」と出逢いました。
2024(令和5)年の夏、「弘法大師御尊像」が2025(令和7)年の春から価格改定されることを知りました。
両度共、「弘法大師御尊像」を連れ帰る準備ができておりませんでした、
しかし2025(令和7)年の春という時間制限がありますので、2024(令和6)年末にスケジュール調整をして、高野山登拝をしてきたのです。
「弘法大師御尊像」は、奥之院・金剛峯寺で頒布していることは知っていましたので、是非とも奥之院で迎えようと考えていたのです。

・・・が、燈籠堂は2025(令和7)年夏まで改修工事中ということでした。
燈籠堂が閉鎖中でしたの・・・。
計画を変更せねばなりませなんだ。
なので、金剛峯寺の新別殿に見本が陳列されているのを確認し、売店で問い合わせたところ、「弘法大師御尊像」は売店で取り扱っていないという返答でした。
金剛峯寺の拝観受付で「付かぬ事をお伺いしますが・・・」と声掛けをしたところ、奥の方から恰幅の良い関係者が出てこられ、閉まっていた窓口を開け、対応してくださいました。
とてもご丁寧な説明を頂戴しましたよ。
「お車でおいでですか?」
と問われたので、
「徒歩で来ました」(公共交通機関を利用して、という意味)
と応えました。
声にはなっていませんでしたが「あら、それじゃ大きな荷物になってしまいますね」というお心の内が伝わってきました。
恐らく、公共交通機関を利用してでも徒歩で「弘法大師御尊像」を連れ帰るという修行が発動したのでしょう(笑)。
宿でも、移動中でも「弘法大師御尊像」は地に着けませんでしたよ。
当然です。
そうして「弘法大師御尊像」を「河越御所」に迎えたのです。

「黒厨子 金剛峯寺」のスタンプが押されています。
厨子には2種類、
「黒厨子」
「金厨子」
がありまして思案した結果、「黒厨子」を選択しました。
「弘法大師御尊像」の頒布は、奥之院燈籠堂か金剛峯寺でおこなわれている様なので、「金剛峯寺」とあるということは、「奥之院」もしくは「燈籠堂」という掲示もあるのでしょうか?
頒布価格は、現在参萬圓でした。
2025(令和7)年の春(卯月)からは伍萬圓になってしまいます。
燈籠堂改修工事が終了するのは2025(令和7)年の夏予定ですからね。
確認することは放棄しました。
金剛峯寺・受付で説明を受けた通り、丈夫な段ボールの外箱に護られていたのがこちら。

蓋を開けますと・・・

各種説明書が同梱されています。
更に「開眼之証」まで・・・。

「開眼の証」があるということは、それくらい大切にするようにという訓戒なのでしょう。
さて、いよいよ本体に参りましょう。

上が「弘法大師御尊像」下が黒い厨子です。
覆いから中身を取り出しますと、

斯様になりまする。
「弘法大師御尊像」を厨子に納めた状態です。
ちょいと、扉を開けた様にしています。
厨子の扉を開いていきます。

厨子の扉を大きく開いております。

高野山で何度か見本を観察しましたのでね。
確かに悩みましたが、厨子の内側が金色というのは判っておりましたので、調和のとれた黒厨子を選択しました。
素敵です。
「弘法大師御尊像」を迎えたことで、「河越御所」は紀伊国高野山とガッチリ繋がりましたぞ。
大変喜ばしい事にございますよ。
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