2021.12.19 鳩槃荼は「不気味さ」を感じさせる表情をしています。

2021.12.19 鳩槃荼は「不気味さ」を感じさせる表情をしています。
 仏像エンターテイメント部門「鳩槃荼(イSム「掌」 イSム10周年特別商品 限定200セット)」を掲載しました。

八部衆のうち、一度見たら忘れられない〝異形の極み〟である「鳩槃荼」(くばんだ)のお話です。2021(令和3)年5月、「10th ANNIVERSARY CAMPAIGN」と銘打たれて発売された興福寺モデル〝天竜八部衆〟の最後となります。イSム沙羯羅の〝ぶちゃいく〟が想像外でしたが、イSム鳩槃荼は本物よりも〝目に宿る狂気〟が強過ぎて、小さい子どもたちにトラウマを植え付けそうなくらいです。・・・それにしても八部衆のセット販売は仏像フィギュア(インテリア仏像)界における快挙ですね。限定200セットということですが、未だ在庫はあるそうですよ。ロジスティックセンターに迎えにいった時、既に残り100セットは切っているとのことでしたので、残り少ないのではないでしょうか?。社長さんにうかがった際、(当面の)「再販は考えていない」とのことでしたので、経済的に余力があり興味をお持ちの方々は是非迎えにいってください。売り切れると想像以上の高値が付きますよ(多分)。さて、東京国立博物館・学芸企画部企画課課長の丸山士郎(まるやましろう)氏が興福寺の八部衆は「一瞬あるいは一時的に人の顔に表れる表情」「憂いや切なさといった負の感情」が表現されており、対する十大弟子は「志、自信、落ち着き、充実、優しさ、達観といった人が過ごした時間や経験などを滲み出ていた」「『正』の表情」で、「青年から老年までの人生の大部分」が表現されているというご指摘をなされています。表情を始めとする造形を観察していくと、ホント奥深いですね。