「イSム」ブランドが発足する前から「株式会社MORITA」様に出入りしていますが、全ての商品を購入している訳ではありません。
タイミングってありますからね。
それでいて限定版・特別版は購入しているんです。
ですから同じ造形の色違いは所有していますが、通常版は購入していないってことはよくあります。
「天燈鬼」「竜燈鬼」も購入していなかったんです。
或る時、オークションで「リアル仏像 天燈鬼・竜燈鬼」を発見しました。
〝すのうち買おう〟って思っていて、気付いたら何年も経っていて、それでいて「イSム」ブランドのTanaCOCOROシリーズで引き続き販売しているから、って油断していたのですよ。
リアル仏像版とイSム版は、同じ/極めて似ているのですが、ロットが異なりますので〝違い〟すなわち「個性」を見出すことができるかもしれませんのでね。
運良く、リアル仏像版「天燈鬼・竜燈鬼」を入手することができました。
イSム版は天燈鬼・竜燈鬼が個別に箱入りとなっていますが、リアル仏像版は天燈鬼・竜燈鬼が1つの箱にまとめて入っていました。
以前、2体を並べたお話はしました。
あれからも結構、経ちましたね。
今回は個別に「天燈鬼」を観察していきます。
こちらがリアル仏像版「天燈鬼」の全体像ですよ。
360度、まわってもらいました。
細かい転回画像です。
手抜きなんてしていませんよ。
少しずつ動かして、しっかりと360度まわしていますよ。
邪鬼はいつも、四天王に踏みにじられていますがね。
運慶の3男・康弁が1215(建保3)年、こうして燈籠を担がせて仏たち(仏像たち)の周りを明るくする姿に造りあげました。
実際に、明かりを灯せる造りにはなっていないと思います。
燈籠は、この様になっており
造像当初は、白色でも塗られていたのでしょうかね。
複数の居たが横に嵌め込まれていて、天燈鬼の頭の横は本物だと居たが歪んでいます。
そうした再現はありません。
天燈鬼の顔、こんなんです。
本物は玉眼ですよ。
緑・白・黒い縁取り・金・黒と多色を使って玉眼ぽく表現しています。
本物に準拠して筋肉の凹凸が見事に表現されています。
彩色によって経年褪色と木目の表現がなされています。
口の中まで、細やかに表現されていますね。
頭部後方にまわってみます。
前から観ても明かでしたが、角が生えています。
頭髪がくるくると巻毛になっていますね、それも全てではなく程好い感じで。
不動明王の巻毛を意識したのでしょうか?
本物を意識して木目が表現されています。
肩布(かたぬの/けんぷ)にも木目表現が見えています。
頭髪と肩布の区分がありませんね。
本物も、こうなのでしょう。
天燈鬼の胸から腹にかけての様子です。
各所の筋肉がパンパンに張っています。
木目も鮮やかに表現されています。
本物だと所々木材だからこその傷みが見えますが、リアル仏像版「天燈鬼」は痛み具合の再現はありません。
〝本物のコピーを造っているのではない〟ということですね。
肩布は前方の中央部ではなく、右胸筋に結び目を位置付けています。
下方に伸ばした右腕、
バランスをとるために拳を握って腕を伸ばしていますね。
宝石付きの腕釧を付けています。
洒落た邪鬼めっ(笑)。
燈籠を抱える左腕は
画像は小さいですけれどね、ムッキムキの筋骨隆々とした腕です。
こちらも宝石付きの腕釧を装備していますね。
燈籠は左肩にも乗っかっていますよ。
邪鬼の身体、しっかりと木目が見えています。
型に木目を表現する溝が掘られているのでしょうね。
それにしても、この木目表現は、どうやって形成しているのでしょうか?
企業秘密でしょうかね?
天燈鬼は褌を(ふんどし)を締めたあと、獣皮(じゅうひ)の腰布を捲いています。
木目の表現が目立つので、どの様な獣皮なのかは判りませんね。
獣布は2~3枚程重なっているという状態を表現していますね。
本物だとパーツが損傷しているのでしょうか?
損傷していると目される部分は黒っぽい彩色で表現しているのでしょうかね。
まぁ、獣皮の重なり具合と形状によって、躍動感が表現されています。
後ろ側にまわると
腰の折り返し部分が褌(ふんどし)だといいます。
前方に比べると、獣皮の動きが複雑ではありませんね。
それでも獣皮の重なりがあるのは見て取れますね。
褌がチラ見えしています。
膝下の様子です。
右の臑に見える黒い塗り、修繕で使われた接着剤の如き溶剤を表現している様です。
まぁね、完全なコピーを造っているのではないということですが、それでも本物に見える特徴は可能な限り表現しようとされていますよね。
本物の画像と見比べると、見事なまでに足の形状と特徴を再現されています。
後ろにまわって脹ら脛(ふくらはぎ)の様子を観ています。
凄いですよっ。
本物の脹ら脛と〝瓜二つ〟です(笑)。
力強さって、この様に表現するんですね。
とても素晴らしく表現されていたので
ちょいと角度を変えて観ると、更に力強くなりました(笑)。
大和国興福寺モデルの康弁作・天燈鬼を見事なまでに再現されたインテリア仏像でした。
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