大和国で遊んできたお話ですよ。
3度目くらいと記憶していますが、「天理市立黒塚古墳展示館」を訪れました。
入館無料なんですよ。
黒塚古墳は1961(昭和36)年、公園整備に伴う測量・調査が開始され、2・3次調査を経た1997(平成9)~1998(平成10)年の4次調査において三角縁神獣鏡が出土し、注目されましたね。
黒塚古墳は2001(平成13)年1月29日に国史跡に指定され、翌2002(平成14)年10月12日に「天理市立黒塚古墳展示館」が開館されました。
玄関前には三角縁神獣鏡を掲げたモニュメントが据えられていますが
元々は、三角縁神獣鏡が数枚並んでいた様ですよ。
初めて訪問した時から、既にこの状態でした。
もぎ取られない様に工夫された金具でレプリカ三角縁神獣鏡が1枚、佇んでいますよ。
復元された竪穴式石室レプリカの手前に
金色の三角縁神獣鏡レプリカが配されています。
鈕(ちゅう)に赤い紐が通されていますが、これが伸びるんですよ。
当然、盗難防止の措置です。
引っ繰り返すと鏡面仕様です。
こちらが「おもて」ですからね。
側縁が三角形になっているので「三角縁神獣鏡」と呼ばれているのですよ。
長らく訪れた人びとを楽しませてきた銅鏡レプリカですからね。
皆に触られて(弄られて)歪みが生じているのでしょうか?
「黒塚古墳展示館」は入場無料なのでね、この銅鏡レプリカの
原寸大レプリカ
2廻り程縮小化したレプリカ
を販売すればイイのにね。
小さいの5千円くらいなら、イイ感じで売れますよ。
原寸大だと1年に2・3枚ぐらいのペースで売れますよ、多分ね(笑)。
復元された竪穴式石室のレプリカです。
凄い迫力ですよ。
三角縁神獣鏡レプリカの出土状況が見事に再現されています。
鏡の重なり方、並び方・・・更に石の積み方が素晴らしいのです。
長方形に凹んでいる所に棺が置かれていたと推測されています。
割竹形木棺(わりたけがたもっかん)だったと考えられていますね。
木棺内から出土した銅鏡(画文帯神獣鏡)も忠実に再現されています。
石の積み方も容赦ありません。
実際に黒塚古墳で発掘された石室の状態を、忠実に再現しています。
展示館の2階から、石室レプリカを観ています。
赤く見えているのが
棺の中央部:水銀朱
それ以外 :ベンガラ朱
で塗られていたところです。
朱色は死者の〝復活を祈念した〟という意味があったと考えられています。
発掘状況を極めて忠実に再現している、物凄い石室の原寸大レプリカなのですよ。
2階には黒塚古墳の縮小模型が展示されています。
黒塚古墳は一般的に前方後円墳と謂われていますが、石野博信氏(兵庫県立考古博物館名誉館長ほか)が「長突円墳」(ちょうとつえんぷん)という用語の使用を提言されています。
大きな円墳に長い突起が付けられた、という認識によるものです。
実際に黒塚古墳のエリアを歩いてみると、そうした認識は納得できるものでした。
ただ後世に手が加えられていますがね・・・。
黒塚古墳展示館の2階は、石室の復元レプリカを取り囲む様に出土鏡レプリカが展示されています。
銅鏡レプリカの銘文も1枚ずつ掲せようとしたのですが・・・挫けてしまいました。
また次の機会があれば(笑)、その時にチャレンジしますね。
では、三角縁神獣鏡レプリカを1枚ずつ観ていきましょう。
1号鏡レプリカ:三角縁銘帯六神四獣鏡
2号鏡レプリカ:三角縁獣帯四神四獣鏡
3号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
4号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
5号鏡レプリカ:三角縁獣帯五神四獣鏡
6号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
7号鏡レプリカ:三角縁獣帯四神四獣鏡
8号鏡レプリカ:三角縁神人龍虎画像鏡
9号鏡レプリカ:三角縁獣帯四神四獣鏡
10号鏡レプリカ:三角縁三神四獣鏡
11号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
12号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
13号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
14号鏡レプリカ:三角縁画文帯六神三獣鏡
15号鏡レプリカ:三角縁獣帯四神四獣鏡
16号鏡レプリカ:三角縁銘帯五神三獣鏡
17号鏡レプリカ:三角縁複波文帯盤龍鏡
18号鏡レプリカ:三角縁銘帯三神五獣鏡
19号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
20号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
21号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
22号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
23号鏡レプリカ:三角縁銘帯三神五獣鏡
24号鏡レプリカ:三角縁唐草文帯四神四獣鏡
25号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
26号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
27号鏡レプリカ:三角縁獣帯四神四獣鏡
28号鏡レプリカ:三角縁獣帯四神四獣鏡
29号鏡レプリカ:三角縁獣帯四神四獣鏡
30号鏡レプリカ:三角縁獣帯四神四獣鏡
31号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
32号鏡レプリカ:三角縁銘帯四神四獣鏡
33号鏡レプリカ:三角縁獣帯四神四獣鏡
33枚の三角縁神獣鏡は、棺の外に並べられていたそうです。
それに対し、棺内で被葬者の頭部近辺に立て掛けられていたのが
この「画文帯神獣鏡」(但し画像はレプリカ)だったのだそうです。
33枚の三角縁神獣鏡にばかり注目が向けられていますが、この直径10㎝超の「画文帯神獣鏡」が黒塚古墳の被葬者(もしくはその後継者)により大事にされていたことを石野博信氏は指摘されています。
三角縁神獣鏡に対する意識を変えねばならないことを実感しましたよ。
さて、展示館の隣に黒塚古墳が位置していますからね。
現地に行かぬ訳にはまいりませぬ。
橋を渡って古墳に入ろうとすると
この様な「禁止」事項が示されていました。
中には「ホントか?」っていう条項もありますけれどね(笑)。
堂々とした円墳ですね。
雨が降っていなければ、もっとじっくりと観察できたのにぃ。
2003(平成15)~2004(平成16)年度の第5次調査の後に整備されました。
こうして安全・快適に墳丘を上っていくことができる様な整備に感謝ですね。
中断から墳丘の頂きへと進みます。
ここに、展示館で観た竪穴式石室レプリカの本物があったことを示す画像が嵌め込まれています。
本物の石室は、ここに埋め戻されているのでしょうかね。
ここにも原寸大レプリカを設置すればイイのに・・・と思っちゃうのですが、そりゃ経費が掛かりますわな。
墳丘を下りると方墳?四角い突起状の盛土?になっています。
なかなかな高低差があります。
円墳と四角い部分の真ん中に立ち、ワイド写真を撮りました。
う~ん、前方後円墳・・・。
方墳?四角い突起状の盛土?の側から、円墳の方を観ています。
方墳でなさそうな感じがします。
あくまでも雰囲気ですがね。
また何時か、晴天の時に観察してみますね。
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