大和国大神神社(奈良県) その弐

2022(令和4)年・夏の大和国遠征は、チョットした時間の隙間が生じると機動性を活かして積極的に各所を巡ってみました。
それぞれの場所にかける時間は短かったのですが、交通手段や時間的制約などの問題でいつもは足を運ばない、または曾て訪れた場所を再び(もしくはそれ以上)訪ねるという遊びもできました。そうした観点からすると、とても充実した楽しき遊びができたのです。
同じ場所を何度訪れても〝楽しみながら発見〟がありますのでね。

ということで、〝大和国一宮〟を冠する「大神神社」(おおみわじんじゃ)を訪れたお話です。
いつもは大鳥居の近辺からストーリーは始まるのですが、今回は大鳥居からちょっと離れたところから始めます。

「三輪明神」の文字が彫られた石燈(せきとう)。
雲がありますが、焼けるかの様な晴天でした。
ここ近年は夕方の暗くなりかけたあたりか、暗くなって参拝客が居なくなったあたりの訪問が多かったのですが、スケジュール的なこともありまして午後も夕刻に近い時間帯の参拝となりました。天照大神がまぁまぁ高い位置に居る時間帯の大神神社はレアでした。

「三輪明神」の石燈、大鳥居、そして向こうに見える〝そのものが神であり信仰の対象〟の「三輪山」を1枚に収めた画像です。
これまでと違う画像を撮ることも楽しい〝遊び〟のひとつでござる。

 

大鳥居を正面から観ています。
コレ、15時過ぎに撮った画像です。参道に人も車も写っていない・・・実際には参道を進んで行くと参拝客の姿はそこそこ多い状態でしたし、車の往来もあったのですがね。

大鳥居の内側に「三輪山」がくる様にして撮りました。
ちょいとした角度の違いによって、鳥居も山も表情を変えますからね。

さぁ、大鳥居をくぐり抜けて参道を進んで行きます。
車の流れがピタッと途絶えましたのでね、車道の真ん中に立って見上げました。
よい子は真似をしないでくださいね、危ないから。

大鳥居をくぐって、一応振り返ってみます。
大鳥居の表情も様々なので。
天照大神(太陽)が雲の陰になっていました。それでも暑い!

 

「三輪山」の姿が見えています。
以前、タクシーの運転手さんからお話をうかがった時に「昔はね、キレイな三角の山だったんやけどね。年々、キレイでなくなってる。」という現状を教示いただきました。
偶にしか訪れませんのでね、そこら辺の変化は解りませぬ。
それでも〝神の山〟という認識で訪れているのでね。
形を整えるなんて現実的に叶わんでしょう。

ここ5~6年の間で、大神神社は7~8回ほど訪れています。
そのうちコロナ禍発生前に2回、三輪山に登拝させていただきました。
現在、三輪山の登拝は「大神神社」様公式HPに

 【入山登拝禁止日】
 ○令和4年1月1日~1月10日まで
 ○2月17日
 ○4月9日
 ○4月18日(午前 のみ)
 ○10月24日
 ○11月23日
  ※気象状況、その他の事情により登拝を禁止する場合があります。

としながらも

  新型コロナウイルス感染症の蔓延状況を鑑み、1月21日(金)より「当分の間」三輪山登拝の受付を中止させていただきます。受付再開につきましては決まり次第、当HPでもお知らせいたします。受付再開後、三輪山登拝の前には諸注意事項等のご確認をお願いいたします。

と説明があり、暫くの間は登拝できないことになっています。
登拝受付は大神神社の摂社「狭井神社」(さいじんじゃ)でおこないます。
正規の登拝口は閉鎖されているのでしょう・・・しまったっ、その状態を撮ってくるべきだった。
かつて登拝させていただいた時、明らかに定められた登拝用の参道ではない所から入山してきた族(やから)の姿を見ています。不埒なヤツでした。
祭神「大物主大神」(おおものぬしのおおかみ)が見ていますし、タダでは済まないでしょう。
・・・しまった、登拝中のことを他言することは禁じられています。この話は無かったことにしましょうね。

 

・・・話を変えましょう。

線路(JR西日本・桜井線)を渡り、左手側に伸びていく道の先には「箸墓古墳」(はしはかこふん)が見えます。
早口言葉で難しい「倭迹迹日百襲姫命」(やまととひももそひめのみこと)が葬られていると伝わる、日本で11番目に大きな前方後円墳です。卑弥呼ぢゃないですよ。
因みにJR桜井線は「万葉まほろば線」という素敵な呼称でも知られております。こういいうの〝雅〟(みやび)でよろしいですね。

こうして話題にしていますが、そして近くを通ったこともありますが、
 箸墓古墳には一度も行っていない
のです。縁(えにし)があれば、そのうち訪れるでしょうな。

 

方向転換して大神神社の方向に進みます。

「大和国一の宮 三輪明神 大神神社」という標識。
コロナ禍の影響により、一部分が見えん様になっています。
〝一宮(一の宮)〟とは令制(りょうせい)の国(旧国)における最も社格の高い神社のことを指します。

年末に訪れた時もそうでしたが、参道はずっ~と工事中。
現在(2022夏)は車道が整備されている途中でした。

 

「大神神社」の碑。

大和国一之宮 三輪明神 大神神社
 〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422

「大神神社」の碑から、二の鳥居を望んでいます。

二の鳥居に近付いていきます。
この時間帯の大神神社+二の鳥居の姿は当方にとってはレアです。

二の鳥居に掲げられた社額、注目してみました。
語ることは無いのですがね。

二の鳥居をくぐって参道を進んでいきます。

 

手水舎の水は龍(ドラゴン)ではなく、「蛇」にございます。
暑いのに、勢いよう水を吐き出していますよ。
表情を観ると、なかなか生々しい「蛇」なのです。

 

短めの階段を上り、いよいよ拝殿です。
ここで注連縄が懸けられています。
近年は暗くなってから訪れていましたので、明るい状態での注連縄も新鮮です。

 

注連縄+拝殿の様子です。
こちら「神殿」ではありませんよ、「拝殿」です。
気になる方は、「大神神社」様の公式HPをご覧くださいな。

参拝客がなかなかおいででしたのでね、参拝の流れが途切れるのを待って拝殿の様子を収めました。

写っていない(写していない)のですが、ず~っと拝殿前に立っている方が居ました。この方(知らないひと)、ず~っと拝殿に向かって話しているのです。
初めは拝殿の軒先に居る神職か巫女に話しかけているのかと思ったのですが、この方が下がってから拝殿を撮ろうとしていたので見ていたところ、その間、神職・巫女の姿は一切ありませんでした。そこそこハード・スケジュールでの遠征をしていたので疲弊していて見えなかったのか?とも思いましたが・・・、誰も居ない拝殿に向かって大きな声で話しかけていました。見方によっては大物主大神に絡んでいるかの様・・・。

何かの本で読んだことがあります。
 普通のひと(一般人)が神もしくは仏と接触(姿を見る?言葉を交わす?)すると
  ① 常人には無い〝不可思議な力〟が備わる
  ② 精神異常をきたす
のどちらかだそうです。
〝パワースポット巡り〟って世間の皆様は期待するのでしょうが、結構〝危ない〟行動なのですよ。
「神・仏と話した」という人を複数見たことがあります。社会復帰?していますが期間限定とはいえ、心の状態と行動が破綻していました。痛ましいことです。
健全・健康であるためには〝パワーをもらおう〟などという行為はしないことです。ホント危ないので、気を付けましょうね。

 

拝殿前の境内に、大物主大神の化身「白蛇」が棲むと伝わる神木「巳の神杉」(みのかみすぎ)があり、柵で囲われて、これまた信仰の対象となっています。
この時も熱心に手を合わせておられる方がおいででした。原則、撮影禁止です。

その反対側(拝殿向かって左手側)にも木が生えておりまして、コチラは撮影禁止などという制限はありませんので、何の気なしに撮っていました。

現場では、特段気にしていませんでした。だって何も感じない体質なので。

 

帰還してから画像整理をしていると・・・

判ります?
蛇?龍?が巻き付いている様に見えますの。

そういえば、同行者が今回の大和国遠征のほぼ直前、武蔵国の〝ドラゴンが居る寺〟に行ってきたという話をしていました。遠征中もその話をしています。
「誘えよっ!」と言い、そのうち一緒に行くことにしましたよ。何時のことになるか不明ですがね。
〝パワーをもらおう〟としなくても、不思議なことに気付かされるのですよ。

 

暑かったのでね、休憩所で大規模な水分補給をして時間を考慮しながら〝次に向かうところ〟を考えます。ここでの休憩が予想よりも長くなってしまい、このあと訪れた場所にかける時間が中途半端な状態になってしまいました。

「さぁ、次、行ってみよう!」と元気よく人・車のいない参道を大鳥居に向けて進んでいた時の様子です。さて、次は何処を訪れたのでしょうかね。

 

 

 

 

 

 

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