特別企画㊵ 高野山金剛三昧院モデルのTanaCOCORO「愛染明王」、初版と2版のパワー比較

偶々、最近「イSム」様のTanaCOCORO「愛染明王」の初版と2版の記事をまとめました。
「河越御所」に連れ帰ってから
  初版:2年程、箱に入れたまま
  2版:4箇月程、箱に入れたまま
封じた状態になっていました。

「そのうち、記事にしようか・・・」
と思っていたのですが2版が発売され、しかも予約の時点で完売という盛況振りでしたので、封を解いて記事にしてみました。

初版/2版という様に、ロットが違うと印象・雰囲気も変わってきます。
初版/2版をそれぞれ個別に観察すると〝違い〟が明確でした。

と、いうことでね。
高野山金剛三昧院モデルのTanaCOCORO「愛染明王」、初版/2版の比較というお話ですよ。

TanaCOCORO「愛染明王」初版との運命的な遭遇は、2020(令和4)年のことでした。
何時もの如く、株式会社MORITA様本社にうかがい、スタッフ様のご厚意により3体で購入オーディションが開催されました。
具体的には仏像エンターテイメント部門(その壱)の「特別企画⑩ 愛染明王(イSム『掌』 高野山金剛三昧モデル 200体限定 廃盤)購入のオーディション」をご参照くださいな。

初版オーディションの決め手となったのは〝目力の強さ〟も然る事ながら、
 「白毫」(びゃくごう)?
でした(笑)。
画像に残っていますので、ご覧いただきますね。

便宜上3体並べたうち、真ん中の愛染明王の獅子冠・五鈷鉤(ごここう)の先から、薄らと白い糸の様なモノが上に向かって伸びているのが、お解りいただけることでしょう。

株式会社MORITA様本社の応接スペースで、エアコンの風? 自然の風?によるものかは不明ですが、白い家の様なモノが斜めに揺らいでいます。

〝動く〟ということは、現実的な物質であることの証拠ですからね。
幻などではありません。

クローズ・アップした画像がありますので、ご覧ください。

案外と長く、しっかりと自立しているのです。
こりゃぁ、不可思議な事態ですよ。
でも「怪奇現象」とは捉えず、「瑞祥」と判断したのです。

この「白毫」の如き現象を目の当たりにさせ、「河越御所」に連れ帰る様に仕向けたのでしょう。
ね~えっ、この愛染明王は〝不思議な力〟を持っているのですよ(笑)。

こうした経験? 記憶がありましたので、2年振りに箱から取り出した時、「白毫」を確認してみましたよ。
でも、残念なことに「白毫」は跡形も無くなっていました。
無くなっていたということで、やはり「瑞祥」だったのでしょう(笑)。

 

でもねっ、TanaCOCORO「愛染明王」初版の目力(めぢから)の強さは凄かったのです。

愛染明王・初版の記事からの抜粋です。

獅子冠を被った頭部と、第一の手に注目した画像です。
右手で持つ蓮華が、透かし彫りの装飾の後ろになっているのが初版の特徴です。
愛染明王のお顔、威圧感が伝わってきますよね。

正面の、結跏趺坐(けっかふざ)に目線を合わせ、そこから見上げています。
〝見上げる〟ことで、像の威圧感を強める演出となるからです。

 

 

では次、2024(令和6)年に復刻再販されたTanaCOCORO「愛染明王」2版の様子です。
2版は、スタッフ様のご厚意により5体での購入オーディションでした。
〝目力の強さ最優先〟という設定での購入オーディションだったのですが、何れも甲乙付け難い仕上がりでした。
その仲でも感覚的に〝強力〟と判断したモノを連れ帰りました。
それがコチラで~す。

右手の蓮華が、透かし彫り装飾の前(厳密には上)になっているのが2版の特徴です。
獅子冠と愛染明王の目力が、どちらとも強いのがお解りいただけることでしょう。

斜め右下から見上げた画像ですが、獅子冠・愛染明王の目力が強力であることが伝わることでしょう。

勿論、正面のちょい下から見上げる演出をした画像も、ご覧いただきますよ。

 

 

初版/2版、それぞれ別個にご覧いただいた訳ですが、この2体を並べて比較していきますね。

先ず、ただ並べただけの画像です。

ここからの画像は原則、
  右:2020(令和4)年発売の初版
  左:2024(令和6)年発売の2版
です。
〝第一の手〟の右手に握られている蓮華の状態で初版/2版の区別をしてください。
色合いは個性なので、余り気になさらないでくださいね。

では次、2体とも左斜め側から観ています。

 

今度は反対側、右斜め側から観ています。

初版/2版共に目力が強いことを、ご理解・ご経巻いただけることでしょう。

 

では、趣向を変えまして

初版を前に出しています。
後ろに居る2版、目力の強さを主張していますね。

2版を前に出しています。
やはり2版の目力の強さが際立っていますね。

 

こちらの画像では、もしかするとちょっとだけ
 右:初版の方が大きい
 左:2版の方が小さい
かもしれない・・・と感じました。
単純に個体差レベルかもしれませんがね。

 

 

初版/2版を並べた様子をご覧いただきましたが、

・2版の方が目力強め
・初版の顔は、経年褪色の表現がバランス良く仕上がっている
・2版の顔は、経年褪色と赤味の対比を楽しむことができる
ということが相違点ですね。

〝目力の強さ〟についてですが、初版もかなり強いのですよ。
2版は白目が強調される仕上がりになっていることに起因しているのでしょう。

個別に観察していると〝感覚的な違い〟としか言い様がありませんでしたが、こうして並べて比較すると具体的な違いが判りました。

ちょっとした違いですが、〝個性を愛でる〟という遊び方のお話でした。
TanaCOCORO「愛染明王」の3版って、何をきっかけに実現されるのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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