制多伽童子(限定100体復刻 イSムTanaCOCORO 5th. Ver. )

2024(令和6)年9月17日(木)のTanaCOCORO「恵喜童子」発売に合わせ、TanaCOCORO「制多伽童子」が限定100体復刻されました。
新ロットということで、迎えに行って来ました。
購入オーディションの様子は、先の更新をご参照ください。

株式会社MORITA様本社で対面した時の第一印象は〝落ち着いた暗めの塗装〟でした。
「河越御所」は再販される度にTanaCOCORO「制多伽童子」を追い掛けていますからね、今回で5版目ですよ。
並べて見れば、多少の差違に気付きます(未だ、並べて比較はしていませんがね)。

お顔が調っていて、凜々しいですね。
経年褪色の表現が、どんどん巧妙になっていますよ。

 

コ割りを細かくして、

360度、回ってもらいましたよ。
手元で回転させている雰囲気を味わっていただければと存じます。

 

五髻(ごけい)を結った頭部を観ていきますね。

斜め上から。

正面から。

瞳の向きから。

正面からちょいズレた斜めから。

左後方、斜めから・

後ろの正面から・

小っさいですがね、五髻の転回画像です。
顔の横から表側だけですがね。

 

次は、目力を確認します。

本物は玉眼ですが、TanaCOCORO「制多伽童子」は黒い虹彩の周りを朱色で囲い、さらに黒色で縁取りをしています。
瞳を大きくすることで、飾れる愛らしさが備わっています。
本物は瞳が小さく、白目の割合が多いので〝厳しい目〟になっています。
本物と同じ目にすると、飾って楽しむことができないですよ。
だって、本物の目つきはワルいですからね。

こちらの画像だと、円らな瞳がよく見えていますね。
丁寧に瞳が描かれていますよ。
〝目の表現〟で、顔の表情が定まってしまいますからね。

耳旅が長いっ。
目の間、鼻筋のところに疣?が見えますが、本物準拠ですよ。

上半身を正面から観ています。

肌の色合いは4版に似ています。
若干、汚しが強い印象です。
だって購入オーディションの際、黒っぽく見える童子を選びましたからね。
どの童子も、汚しが強いと感じました。
これ即ち、経年褪色の表現力が向上したに違いありませんぞ。

 

尖り三鈷杵、小指を立てて握っています。
こういうところが童子らしさでしょうかね。

小さいので気付きにくいのですが、尖り三鈷杵は厳ついのですよ。
使い方としては間違っていますが、刺さりますよ。

 

右手で「宝棒」を握り、右肩にかけていますね。

TanaCOCORO「制多伽童子」、両腕の汚しが絶妙ですよね。
本物は、もっと黒くなっています。
あまり黒くし過ぎると、飾るのにねぇ・・・。
そうしたディフォルメの案配が、ホント絶妙なのですよ。
流石、インテリア仏像といったところです。

正面から「宝棒」を以ている様子を観ています。
「宝棒」の〝木の表現〟は個体差、個性がある様です。
単純な画像で見比べただけですが、④版の「宝棒」の塗りが強めでしたからね。
初版と比較すると、「宝棒」が太く逞しく見えます。

仮説1)初版は全体的に身体が大きいので、「宝棒」が細く見える。
仮説2)2版~5版は身体が縮小されているので、「宝棒」が太く見える。

別の機会で顕彰してみますね。

肩帛(けんぱく)を懸けている様子です。
同じ様に塗っているのでしょうが、やはりロットによって色味に違いが生じています。
イイんですよ、それを楽しむ為にロット違いを購入しているのですからね。

左右の腕にそれぞれ腕釧(わんせん/臂釧:ひせん)を装着し、色が塗り分けられています。

ハイ、お待たせ致しました。
TanaCOCORO「制多伽童子」の最大の魅力〝ぽっちゃりした腹〟ですよ。

 

 

 

もう、言葉による説明は不要ですよね。
〝魅力〟って、そういうものなのですよ。
この腹を観ているだけで、笑顔になってしまいます。
TanaCOCORO「制多伽童子」、凄い力を内包しているのですよ。

 

下半身を観ていきます。

2版以降、微妙な濃淡の差違が見受けられるのですが、概ね同じ色味となっています。
ここの表現は、とても綺麗なものになっていますね。

 

後ろに回って観ます。

ポッチャリしているのに、S字形のカーブを描いているので、案外スマートなシルエットになっています。
愛らしくも凜々しい童子の魅力は、こうした要素の組み合わせで発揮されているのですね。

 

 

厚めの腰布、身体の揺らぎに合わせて流れる柔らかな裳の様子。
これ、ポリストーンですよ。
素敵な着衣の表現も、イスム様インテリア仏像の魅力のひとつですね。

軽やかに流れる様な裳の動き・・・だけじゃないのです。

丁寧に模様が彫り込まれ、そして彩色が施されています。
いやはや、手間暇が掛かっていますよ。

 

足首周辺の汚し、同じ方針で塗られていることでしょう。
同じ様に塗っているのに、ロットで違いがあります。
個体差かもしれませんがね。
新しいロットの足元を、かつてのロットと見比べると〝力が入っています〟よ。

台座(岩座)も目立ちませんが、ロットによって若干の差違が見受けられます。
あまり、ココに注目することは無いでしょうがね。

 

 

 

TanaCOCORO「制多伽童子」5版の姿を獲っていると、「制多伽童子」初版が入ってきました。

やはり、サイズが違いますねぇ。

単に小さくなった、というだけではありませんね。
目立つのは「小顔」(笑)。
「小顔」になったことで、愛らしさと共に〝カッコいい〟ことも併せ持っていますね。
5版、調っていますよ。

 

背中合わせで、見比べています。

身長は違うのに、身体の量感は同じですね。
不思議なものです。
5版の「小顔」、初版と比べると〝やり過ぎ〟な感が否めません(笑)。

 

後ろ姿で並べています。
 右:TanaCOCORO「制多伽童子」初版
 左:TanaCOCORO「制多伽童子」5版

同じ造形ですが、サイズ違いから
 初版:兄ちゃん
 5版:仲のいい弟
って感じですね。

各所の色味が、こうして見比べると違いますよね。
ねえ、楽しいでしょ。

 

初版/5版を並べて、遊んでいます。

 

「小顔」の5版のバランスで、初版の背丈に合わせるとイイのにぃ。
TanaCOCORO「制多伽童子」6版に期待しましょうね。

 

TanaCOCORO「制多伽童子」5版と

TanaCOCORO「矜羯羅童子」初版を並べてみました。
こりゃぁ、身長差が大き過ぎますねぇ。

TanaCOCORO「制多伽童子」5版を前に出します。
ピントも合っていますね。
だって、制多伽童子が主役だもの。

 

こっちは、TanaCOCORO「制多伽童子」5版と

TanaCOCORO「矜羯羅童子」2版と並べています。
身長差は、変わりませんね。

制多伽童子が主役ですからね、前に出してピントを合わせています。

 

今回、連れ帰って来た3童子を並べています。

TanaCOCORO「制多伽童子」5版の小ささが際立っています。
「小顔」と共に全体のバランスが調っていますのでね、他の童子と背丈を合わせるサイズアップをしましょうよ。

大きさばかりだと、つまらない話になりますからね。

後ろ姿で並べ、着裳の模様を比較しています。
制多伽童子の小ささは、裳のサイズにも影響を及ぼしていましたね。

でも、童子たちのファッションを比較すると、これまた新たな遊び/楽しみになりますね。

 

斜めにして3童子を並べました。

おぉ、なかなかイイ感じ(笑)。

 

 

最後に、TanaCOCORO「制多伽童子」5版を下から見上げてみました。
汚しが強いだけでなく、照りがありますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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