「株式会社MORITA」様のご厚意により実施できている購入オーディション。
同じ像でも、複数体を並べて比較させていただくという素敵な環境の中、それぞれの個性(違い)を観察して連れ帰る像を決定しています。
とても楽しい遊びで、「株式会社MORITA」様およびスタッフ様には心より感謝申し上げます。
さて、前回の更新ではTanaCOCORO「伐折羅~魄~」の〝その壱〟のお話だった訳ですうが、今回はその続編(その弐)ですよ。

小っさいですがね、サイズとは無関係に〝殺気〟を有しているのは前回更新と同様にございますぞ。
「河越御所」に連れ帰る決め手のひとつとなった、重ねられた下甲の汚し具合です。

複数体並べると、こうした〝個性〟(違い)が際立ちます。
この個体の如く、汚し彩色が強いものもあれば、余り印象に遺らないものもあります。
「河越御所」が迎え入れている像は基本〝個性が強い〟ものを選んでいます。
・・・とは言っても、公式HPに掲載されている画像(デコマス版)と比べればね(笑)。

背景を白くしていますが、三鈷剣の切っ先を突き付けている様子は〝今将に魔物を仕留めん〟とする緊迫感が伝わってきます。
「河越御所」に連れ帰る決め手のひとつとなった、左肩から左手首にかけての〝赤味の強さ〟です。

この〝個性〟も複数並べて観察することで気付くものです。
中国の職人さんが彩色している様子が目に浮かんでくるのですよ。
右手の逆手に義理で三鈷剣を持つ姿、カッコいいのですよ。



余りにもカッコいいので、説明無しで画像をご覧いただきました。
どうです?
TanaCOCORO「伐折羅~魄~」、欲しくなってきたでしょ(笑)。
さて、言葉だけでは難しいでしょうからね。
「河越御所」に2体連れ帰って来たTanaCOCORO「伐折羅~魄~」を並べてみましょう。
左側:TanaCOCORO「伐折羅~魄~」その弐(今回の主役)
右側:TanaCOCORO「伐折羅~魄~」その壱(前回の主役)
2体並んでいる画像は、こうした配置になっています。

ご覧いただいている皆様、2体の相違点をお探しくださいなっ。
先ずは上半身の皮革です。

お判りいただけますでしょうか?

左腕に射された「赤味」、違うのです(笑)。
両方共に、厳密に言えば製造された全ての伐折羅には「赤味」が注されているのです。
偶々、購入オーディションで倉庫から出していただいた個体の中で、「赤味」が強く、その注し方が微妙に違っていました。
これが「個性」なのですよ(笑)。
じゃ次、。
大腿部を防御する下甲が重なっている部分にご注目ください。
白っぽい汚しの彩色具合が、明らかに違っています。

この特徴は前方のみならず

後方にも共通しています。
後方の甲に注された「赤味」(赤茶色)もまた、違いが見えますよね。
白い汚し塗りは、彩色を担当した職人さんの性格(?)が反映されているものでしょう。
丁寧な塗りが為されているものを選んだのです(笑)。
こうした仕上がり具合で、職人さんの手作業の様子を想像しているのですよ。
案外、この推測も楽しいのです。
2体比較の画像は、いろいろと撮ったのですが、比較し易い画像って難しいですね。

左腕の彩色の違いが、お判りいただけるでしょうか?
次は、StandardサイズとTanaCOCOROサイズの計3体を並べた画像です。
意外とレア画像なのですよ。

StandardサイズとTanaCOCOROサイズ、単純に背丈を比較すると大きさの違いは顕著なのです。



カッコいい〝右側から見た伐折羅〟の3体並べ画像です。
一糸乱れぬ統率がとれた画像ですよ。
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