居合刀改造 黒鴉の柄巻・目貫変更

此方の改造に関しては「武装商店」様HPで2008年8/31に紹介されています。
武装商店様企画品「黒鴉」は2006年1/16紹介が初登場の小烏丸刀身・鍔無し半太刀拵えとなっています。2006年6/17紹介ではそれまでの細身・小烏丸刀身に代えて幅広小烏丸刀身と鬼喰出鍔に変更がなされた新型が発表されました。2006年11/22紹介で「試作」がとれた企画品となりました。刀身は幅広樋入りの小烏丸刀身で金具は黒一色、鞘金具は装飾無し輪金具2つが装着されています。鞘塗は黒凸塗、鍔は普通の喰出鍔です。


改造をお願いした「黒鴉」は、右側の下緒が臙脂色、目貫が剣巻龍になった物です(画像は「武装商店」様HPより)。
当家では原則、居合刀の柄は革巻としております。知識が乏しかった折は店頭で気に入った物を購入した時はそのまま持ち帰っていたのですが、店主様から色々と教示を得ながら居合刀の特注や改造を受け付けてもらえることを知り、柄巻と目貫の変更という初歩的な改造をお願いしました。これが当家における〝初めての改造〟でした。比較写真はありませんが「武装商店」様HP掲載の通常商品の姿と、以下の写真を見比べていただければと存じます。

 

全体が黒尽くめの洒落た素敵な一振りです。
刀身は二本樋の入った幅広の小烏丸です。この黒鴉を購入した時には小烏丸刀身にある意味〝憧れ〟があったので、とても感動したことを覚えています。

また、刀といえば通常イメージするような鍔が装着されているものという固定観念を持っていましたが、この「喰出鍔」という存在を認識したのも黒鴉との出逢いによるものでした。喰出鍔によって、スマートさが際だった感じになっています。

改造した柄周辺です。黒牛本革の柄巻にしてもらいました。
「黒鴉」の名称に因もうと考えたのですが、丁度良い目貫がありませんでしたので、剣巻龍を選択してスタイリッシュの中にも力強さを内包することを意識しました。

鞘に胴輪が入っているだけで印象が変わります。


綿の柄糸を革巻きに変更することで、高めの美術刀一振り程度の費用はかかってしまいますが、雰囲気が全く異なります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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