また仕事を休んで摂津国大坂に行って来ました。
大阪歴史博物館における
特別企画展「河内源氏と壺井八幡宮」
を拝観するためですよ。
スケジュールの都合で、公共交通機関(新幹線・電車)を利用しての移動でした。
地下鉄で大阪歴史博物館の前(「谷町四丁目」駅)に到着、まぁまぁな人混みでした。
入口で拝観手続きを済ませ、エレベーターで10階に進みます。
そこからエスカレーターで下りていきます。
その途中の話は、また別の機会で。
6階の特別展示室において
特別企画展「河内源氏と壺井八幡宮」
が開催されています。
人の姿は見えませんが、入れ替わりが激しかったですよ。
順路後半は古文書・古記録が中心でしたので、拝観者の足は速まりましたね。
今回、摂津国大坂まで出向いたのは源義家佩刀「天光丸」に逢う為でした。
写真では見たことがありましたが、現物を目にすることはありませんでした。
「天光丸」が出展された機会はあった様ですが、地理的な問題/当方の認識等で叶いませんでした。
ですから、この先に「天光丸」が居ると思った時、気持ちが高ぶりましたよ。
興味深い出品は多々ありましたが、今回のお話は源義家佩刀「天光丸」に絞っています。
拝観者の流れに配慮しながら、「天光丸」の前に辿り着きました。
重要文化財「黒韋威胴丸」(くろかわおどしどうまる)と重要美術品「天光丸」が並べられていました。
先程から通称「天光丸」を使っていますが、正式名称は
「太刀 銘安綱(号 天光丸)」
なのですよ。
以後も「天光丸」で進めていきますがね。
平安時代生まれということで、当時の人びとの身体の大きさに合わせたサイズです。
「天光丸」は刃長76.8㎝です。
解説書きには
「
重要美術品
太刀 銘安綱(号 天光丸)
Tachi sword Inscribed Yasutsuna(Tenko-maru)
平安時代 壺井八幡宮蔵
安綱は日本刀草創期を代表する刀工のひとりで、
伯耆国(現在の鳥取県西部)を拠点とした。本作は
『河内名所図会』の壺井八幡宮の項に「天光丸太
刀」として紹介され、同じ鉄で制作した「鬼切丸」
という名の太刀と同鉄で作られた雌雄の太刀で
あるとされる。
」
とありました。
「天光丸」がライトの光を反射しています。
鎺(はばき)のすぐ上に、光が当たっていました。
偶々ですよ。
生ぶ茎(うぶなかご)という作方当初のままの状態で、茎(なかご)の先端(茎尻:なかごじり)部分が先栗尻(さきくりじり)という形状でした。
目釘孔(めくぎあな)は、2つ空けられています。
目釘孔の上棟寄りのところに「安綱」と銘が切られています。
肉眼での確認は見辛く、当然スマホ搭載カメラでは撮れていませんでした。
刀身に〝汚れ〟の様なものが見えています。
スマートフォン搭載カメラでの撮影ですので、単なる汚れみたいに見えてしまいますが、これは「地肌」(じはだ)の様子です。
よっく観察すると木目みたいな模様が見えるのですよ。
鎺(はばき)には表側(こちら)には桐紋が彫られていました。
この画像では、桐紋の姿を捉えてはいませんがね。
裏側には二引両紋が彫られているそうですよ。
反り 2.5 cmだそうです。
綺麗な刀身ですがね、度々研がれてしまったため〝痩せちゃった〟ようです。
刀身を観察すると、木目の如き板目肌(いためはだ)が主体ですね。
場所によって平行に木目が走る柾目(まさめ)が混じっています。
刃部は、比較的キレイでしたね。
ちょっと鎺近くがガチャガチャしていましたが。
鎬造(しのぎづくり)といいまして、頑丈な刀身を維持しながら側面を削ぎ落とすことで軽量化を図っています。
居合刀だと、この部分に樋(ひ)という溝を彫り込んで刀身の軽量化を実現しています。
本物「天光丸」とは初対面でしたからね、
グルグルと周回しながら
初めて遭う「天光丸」の姿を愛でましたよ。
凄く、楽しかったんです。
反対側(裏側)に回り込んで
「天光丸」を愛でています。
言うほどではありませんが、ガラスと「天光丸」の距離があり、接近しての観察にも限界がありました。
スマホ搭載カメラではね、細やかなところまで撮影はできませんでしたよ。
高性能カメラを購入するか?
「天光丸」から離れると
源義家の所要と伝わる「丸木弓」が居ましたよ。
騎射が物を言う時代でしたからね。
弓の取り扱いは大事なことでしたの。
ちょいと離れたところに「八幡太郎義家公御矢根」(おんやね)がありましたぞ。
「
源義家所要とされる矢根。【弓箭図式】に、壺井八
幡宮蔵の「八幡太郎義家朝臣古鏃」が丸木弓と合
わせて記録されているほか、【河内名所図会】には
義家が清原武則と弓勢を比べた際、鎧三領を射貫
いたとの伝承を持つ箭根が紹介されている。
」
いやぁ~、大阪まで出向き、源義家との親睦が深まった感じ(笑)。
とっても有意義な時間を過ごすことができましたよ。
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